カテゴリー別アーカイブ: 手芸

型紙トレースはウエイドにおまかせ下さい!

GWも終わり、過ごしやすい季節になってきましたね。
いかがお過ごしでしょうか?

今回は初めてお仕事をさせていただきました、
コスプレチャンネル no.3』(シムサムメディア発行、東京カレンダー発売)をご紹介したいと思います。
『コスプレチャンネル no.3』(シムサム・メディア)表紙と型紙
近年ますます広がりをみせるオタク文化の、一角を担う“コスプレ”。
コスプレ衣装もクオリティ、衣装の再現性の高さなど目を見張るものばかりです。

ですが、「コスプレしてみたいけど服作りはよくわからない…」「敷居が高そう…」という方も少なくはないと思います。
そんな方に是非手にとっていただきたいのが、今回ご紹介する『コスプレチャンネル』。

もともと「ちょいコス」をキーワードに、アニメや漫画のコスプレに限らずハロウィンなどのイベントにあわせた仮装も紹介されていましたが、このたびアニメや漫画・ゲームなどのキャラクターのコスプレをパワーアップした雑誌へとリニューアルされました!

リニューアルにともない、新たに衣装作成用の実物大型紙が付録としてつくことになり、ウエイドではこの型紙のトレース・レイアウトを担当させていただきました!
記念すべき最初の衣装は、中国の大人気WEB小説・漫画をアニメ化した『霊剣山 星屑たちの宴』の主人公・王陸!
『コスプレチャンネル no.3』(シムサム・メディア)作り方と型紙

『コスプレチャンネル』で型紙を掲載するのは初めてとのことで、色の使い方や配置、説明用語など、長年培ってきたウエイド手芸制作部の型紙作成のノウハウを活かして、使いやすく・わかりやすい型紙になるよう、ご提案・作成させていただきました!

さらに、手芸型紙の多くは仕上がりの形のみですが、今回の型紙は縫い代部分も表記しております。
ふだん裁縫などをする機会がないと、縫い代ってどのくらい必要なんだろう…?と迷うこともあるかと思います。
この型紙を使えば、アラ!便利!縫い代まで!このまま型に沿って切れば大丈夫ですよー!
また、型紙のパーツごとそれぞれにアウター・インナー表記がちゃんとされていたり、どこと縫い合わせるのか、どういう状態にするのか、などの簡単な説明も書かれているのでわかりやすいかと思います。
『コスプレチャンネル no.3』(シムサム・メディア)型紙アップ

直線部分が多くて縫いやすいだけでなく、本誌に詳しく解説もされていますし、基本的なポイントなどものっているので、初心者の方も気軽に衣装づくりにチャレンジしていただけます。

また、今回の型紙は羽織のような形ですので、この型紙を元に和風衣装へのアレンジも可能です。
一度だけでなく、何度も活用してほしい!
長年愛される型紙となってくれれば嬉しいです。

そしてそしてこの型紙、なんとアニメ制作会社監修のオフィシャル型紙なんです!
さらに!この型紙より制作した衣装を、作品主人公王陸を演じてらっしゃる声優代永翼さんが着てくださっております!
表紙、巻頭グラビアページにてその勇姿を堪能できますよ♪
公認の型紙に加え、声優さんがその衣装を実際に着ている…なかなか見かけない新たな試みかと思います。
是非お手にとって実際にその目で確かめてみてくださいね!

…そういえば、幼いころ親につくってもらった魔女の衣装を着たことをふと思い出しましたが、
あれはコスプレになるのだろうか…?

つくってあそべる ウエイドブログ!(『ローズウィンドウ/中山 真季(著)』『濱直史の立体切り/絵濱 直史 (著)』/河出書房新社)

突然ですが、今回のブログは久々にクラフト回です。
「つくってあそぼ」的な回にしたいと思います!

では早速、今回の業務実績で紹介したい本は
ローズウィンドウ:色にときめく紙のステンドグラス中山 真季(著)』と『濱直史の立体切り絵/濱 直史 (著)』です。
どちらも切り絵で作る魅力的な立体作品を多数収録していています。
どちらも河出書房新社より発売中です。

ウエイドではパターン見本の作製とDTPを担当いたしました。

何を隠そう、付録として作品の材料も付いているので、これは作らないわけにはいかないのです。

まずはローズウィンドウ。
聞き慣れない方もいるかもしれませんが、もとはもともと教会の美しく飾った円形のステンドグラス「薔薇窓」をさす言葉で、今回作るのはそれを紙細工で表現した作品になります。
光の色彩を楽しむ作品ですね。
『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』表紙と付録

それでは僭越ながら制作過程をば…!

●まず紙に枠の線を引いて切ります。
『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』枠に合わせカット
ここはカンタンですね。(のりしろは忘れずに…)

●次は紙を作品に合わせて折ります。
『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』折る
今回は16等分です。

●パターンに合わせてトレースです。
『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』型紙『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』型紙を写す
この型紙は先生の手書きデータをスキャンしてイラストレーターで作製した枠にはめ込んでいます。
なんだ、ただ貼付けただけか…
と思うことなかれ。デジタルトレースしなかったのにはちゃんとした理由があるのです。
詳しくは完成写真の後で!

●切ります。
『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』切る『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』開く
そして開きます。
今回は難易度A(初級編)なのでそれほど細かくないですが、高難度の作品に挑むには鋭いカッターがあると良いと思います。

●最後は重ねて枠に張ります。
『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』貼る
デキタ!! うわっ、すごいやワクワクさ~ん☆

『ローズウィンドウ/中山 真季(著)/河出書房新社』完成!

ぷちステンドグラスです。どことなく厳かな雰囲気がただよっているじゃありませんか。
作ってよかったですよ。
そして、繊細な重なりやズレが色彩の変化となり、作品に深みを出しているのがお判り頂けるでしょうか。
デジタルトレースの過程で、気を利かせたつもりで、「ピッタリ重なるようにしておきました!」とやってしまうと、この重なりを計算して描かれた先生の設計が台無しになってしまいかねないのです。
そこで先生の原画を最大限活かしつつ、外形は正確に、色も鮮やかにと工夫の結果、今回の作業行程が決まったのです。
原画を正確に枠内に貼り付けるためにも、手順を工夫しております。

今度は立体切り絵です。
切り絵に折り紙の要素をプラス。
平面の切り絵にはない存在感と、繊細な切り絵がマッチして新しい魅力がありますね。
繊細な切り絵アートは近年静かなブームとなっているようです。

こちらは社内で作りたい人が続出、かっさらわれてしまったので作り方は割愛、…無念。
『濱直史の立体切り絵/濱 直史 (著)/河出書房新社』表紙

この本の特徴は、24枚もの色付き型紙がとじ込まれていて、ページを切り取ればそのまま立体切り絵を作れることです。
表裏が矛盾なく、美しく仕上がるように、何度も修正を加えた型紙たちです。
表裏の色の違いや、折り線の入れ方にも工夫がこらされていて、切り終わって、折って立体に仕上がっていく時には何ともいえない感動が味わえます。

スタッフが作った完成品(入門編)はこんな感じです。
『濱直史の立体切り絵/濱 直史 (著)/河出書房新社』作例
かわいらしいですねぇ~
表紙のツルの高級感とはまた違った魅力です。
こちらも色々なレベルがあるので入門編から上級者向けまで長く楽しめそうですよ。

つくってあそぼ」が終了して久しいですが、幼少期に培われたワクワクさんマインドはまだ失われていないはず。
せっかく春ですし、何か新しい趣味を模索中という方、どちらもオススメです!

ちなみに僕は細かい作業が出来るようにチューンナップされたゴロリの指先が好きです。

マイナビ手芸書三部作・絶賛公開中!

どーも!どーもどーも!ウエイドスタッフ、イラストレーター関です。
最近、クライアント様から「セキさんのセキってどういう字ですか?」と聞かれる事が多いような気がします。
なるほど、この広い日本、「瀬木」と書くセキさんもいらっしゃるわけで…
そこで漢字でどう書くか説明する必要があるのです。
紙に書いて見せられれば簡単なのですが、そうもいかない状況ってありますでしょ?たとえば電話口とか、口頭でお答えせねばなりますまい。
「関東のカンでセキです」と応えると、「セキの漢字を聞いてるのにカンで応えられても…」と思われるんじゃないかと心配になってしまったり…
「大関琴欧州のゼキでセキです」だとピンと来ないし…
「関根のセキ」だとなんだか悔しいし…「関所のセキ」だと味気ないし…
と、さんざっぱら悩んだあげく、たどり着いた答えがコレ!
「関サバのセキです」
これなら大丈夫なはず!なにより美味しいし!
関サバの旬は過ぎてしまいましたが、年齢的に今が旬の関が満を持してお送りいたしますよー!

今回、ご紹介いたします本はこちら!
マイナビ手芸書三部作
はじめての大人かわいいアクセサリー
これ1冊できちんとわかる 棒針編みの基本BOOK
素朴でかわいいこぎん刺し
の、手芸本3本立てでございます!
ウエイド手芸制作部大活躍!
この3冊、何を隠そうすべてマイナビ出版様からのご依頼なんですね!
ありがたい話じゃありませんか!一ツ橋方面にペコリ!

さてさて、肝心の内容はと申しますと…

——————全ての伝説はここから始まった——————
我々ウエイドとマイナビさまの出逢いの1冊でございます。
『素朴でかわいいこぎん刺し』(米山知歩著、マイナビ出版)
素朴でかわいいこぎん刺し』では図案と作り方図と型紙、一部DTPも。
一番手ですが3冊のなかで一番時間と労力をかけたんじゃないでしょうか(汗
しかし!校了した時の達成感もひとしおでした。

——————作品が可愛いので可愛らしさを意識しつつ、わかりやすく!——————
『はじめての大人かわいいアクセサリー』(マイナビ出版)
はじめての大人かわいいアクセサリー』では配置図とプラバンの型紙とDTPを。
作業者曰く、特に実際のパーツの比率を守りながら図として美しく見せるには並々ならぬ苦労があったそうです。

——————読んでる人がじっくり見てしまうようでは図版として二流
                       作業担当者談———————
『これ1冊できちんとわかる 棒針編みの基本BOOK』(鎌田恵美子著、マイナビ出版)
これ1冊できちんとわかる 棒針編みの基本BOOK』では編み方の基礎のカットを。
特に今回は写真の合間に入り、なおかつ写真では伝わりづらいポイントをわかりやすくするための図版イラストでしたので、読者がストレスなく読み進められるよう努めました。

マイナビ手芸書三部作
テッテレー♪

3冊ともスケジュールが重なっていたんですが、そこは我らが手芸制作部!
豊富な人員によってお互いをカバーし、無事作業を進められたわけですね!
弊社スタッフはほぼ全員が作画トレースできますので、多少スケジュールの厳しいものや、点数の多いものでもマンパワーでもってこなせてしまったりする辺り、普段目に見えない部分ではありますが、そういったところも株式会社ウエイドの強みではあるかと思います。
おっと、だからといっていつもいつも無理めスケジュールな方は…お察し下さいね!ご利用は計画的にっ。
ともかく困ったらまずウエイドさんにご相談を!
電話番号
東京03-6304-2154(月〜金10:00〜19:00 土日祝はお休みです)で
ございます!
今すぐCall me! Call again!でございます!
よろしくお願いいたしまーす!

もふもふ手触り「動物ぽんぽん」

みなさん、“ポンポン”をご存知でしょうか?
毛糸をぐるぐる巻いて紐でくくり、束になった部分をきると…
ぽんぽん写真
このような毛玉状の玉飾りになります。
ビニールテープでつくられたポンポンを運動会の応援などでみかけたことが
あるのではないでしょうか?

今回は、毛糸でつくったポンポンをベースにして、
かわいらしい動物たちをつくることのできる
動物ぽんぽん』(誠文堂新光社様発行)のご紹介です。
著者は第一回ハンドメイド大賞にて大賞およびアクセサリー賞を受賞されたtrikotriさん。
『動物ぽんぽん』(trikotri著、誠文堂新光社)表紙

先日朝の情報番組で取り上げられたり、
またAmazonのブックランキングでなんと手芸部門全体での1位を獲得するなど
女性を中心に人気を集めています。

ポンポンをつくる際に重宝するのが
クロバーより発売されているポンポンメーカーという器具です。
厚紙を使ってつくることもできますが、より密集したポンポンをつくることができます。

この本はこのポンポンメーカーを使うことを前提としているのですが、この本のように複数の糸を使って模様を作るための図が載っている本はまだ数える程しかなく、統一された表現も確立されていません。
著者様の手描きの作り方図から印刷用のカラー図版を制作するにあたり、どんな図にすればわかりやすいだろう?と、著者様やデザイナー様のご要望を伺いながら試行錯誤を重ねました。
『動物ぽんぽん』(trikotri著、誠文堂新光社)本文とポンポンメーカー

毛糸がたくさん巻かれている様子を表現しつつも、
見づらくならないように線と塗りが自然に馴染む設定にしたり、
手づくりの作品ということで、図版もかたいものにならないよう、
毛糸を巻く位置の目安の線をかっちりした線にせずラフに仕上げるなど、あちこち工夫をこらしてあります。

掲載されている動物たちを眺めているだけでもほっこりした気持ちになりますが、
きっと自分でもつくってみたい!となると思います。
見た目だけでなく、もふもふ・もこもことした手触りにも、とても癒されます。

…実は、私もコッソリと制作を進めていたりします。
現在ベースまで出来ている段階ですが、無事に完成できるといいなあ…

ぜひ、みなさんもこの『動物ぽんぽん』で楽しいぽんぽんライフを!

実績紹介『花飾りで毎日を彩る つまみ細工の小物づくり』(藤川しおり著、大泉書店)

 先日ウエイドに素敵な贈り物が届きました。
 ジャーン!こちらです。
つまみ細工のハットピン(作:藤川しおり)
 この可愛らしいハットピンを送ってくださったのは、つまみ細工作家の藤川しおり様。パリで開催されたジャパンエキスポへの出展経験もあり、銀座で教室も開いておられる、現在大活躍中のアーティストの方です。

 さてさて、どうしてそんな方がウエイドに作品を送ってくださったのかというと、実は藤川様の初となる書籍の制作に、ウエイドが携わらせていただいたからです。
 それがこの本、大泉書店様より刊行の『花飾りで毎日を彩る つまみ細工の小物づくり』です。
『花飾りで毎日を彩る つまみ細工の小物づくり』(藤川しおり著、大泉書店)表紙『花飾りで毎日を彩る つまみ細工の小物づくり』(藤川しおり著、大泉書店)作品

 つまみ細工とは、江戸時代に生まれた装飾品を作る技法で、小さな絹布を折りたたんで形を作っていくものです。本書はそのつまみ細工の作り方を解説した本となっております。今回ウエイドでは、つまみ細工の完成図の制作とDTPを行いました。
『花飾りで毎日を彩る つまみ細工の小物づくり』(藤川しおり著、大泉書店)作り方1『花飾りで毎日を彩る つまみ細工の小物づくり』(藤川しおり著、大泉書店)作り方1
 完成図は実物写真からトレースしたのですが、もちろんただ単に写真をなぞったわけではありません。今回特に気をつけたのは次の点です。

  • つまみ細工は単純な形の繰り返しでできているので、各パーツが均等、対称になるよう整理しつつ描く
  • 花の形や技法、素材の違いをわかりやすく描き分ける
  •  おかげで写真よりもずっと具体的に完成時の形がイメージできるようになったと思います。

     さて、私は今回初めてつまみ細工という伝統技法があることを知ったのですが、手のひらサイズの花飾りから、豪華絢爛なかんざしまであって、意外な奥深さに驚きました。本書で紹介されている作品は、桜や椿、水仙などなど、様々な種類の花がモチーフとなっており、一年を通して楽しめる本となっております。皆様もこの本でつまみ細工の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

     『花飾りで毎日を彩る つまみ細工の小物づくり』は全国の書店にて好評発売中。そして藤川様のつまみ細工教室も、4月スタートクラスが現在募集中です!

    実績紹介:『プレゼント‐復刻版‐』(イースト・プレス)

    プレゼントを贈るとき、どんなものを贈ったらいいんだろう、
    どんなものが喜んでもらえるかな、といろんなことを考えたりしますよね。

    今回ご紹介するのは、そんなときに是非読んで欲しい一冊、
    イースト・プレス様発行『プレゼント‐復刻版‐』です。
    『プレゼント』(横尾香央留著、イーストプレス)表紙
    著者は手芸家の横尾香央留さん。
    ジャケットのほつれやセーターの虫くい穴を、
    刺繍やかぎ針編みなどでかわいく、時に遊び心をこめた
    お直しをされることで有名です。
    ほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)での連載(「お直しとか」)も好評でした。

    初版は惜しくも絶版となってしまいましたが、
    このたび、8点の新作を加え7年ぶりに復刊されることとなり、
    初版本の編み図を担当したご縁で、追加された作品の編み図のお手伝いを致しました。

    以前つくった編み図は7年も前…ですが、同じテイストになるように、
    気をつけて制作致しました。
    『プレゼント‐復刻版‐』新作編み図

    復刊記念にあたり開催された展示会にも、
    制作担当者が足を運ばせていただきました。
    横尾香央留のプレゼント展
    7年前に編み図を制作した作品の実物を目にして感激しつつ、当時のことを色々と思い出したようです。

    著者の横尾さんとお話をさせていただいた際、
    展示物として飾ってあった、本にも掲載の名刺入れから、
    ヒョイっと名刺を取り出して下さったのが印象的だったとか。

    横尾香央留さんの名刺入れ
    横尾香央留さんの名刺入れ:掲載写真
    横尾香央留さんの名刺入れ:実物・名刺入り
    横尾香央留さんの名刺入れ:本物、名刺入り!

    実用的なプレゼントって、使っているときに贈ってくれた相手のことを思い出すので
    もらうと嬉しいですよね。
    そんな名刺入れのつくりかたももちろん掲載されています。

    誰かにプレゼントをしたいとき、プレゼントに迷ったとき、
    読んでみてはいかがでしょうか?

    気難しいけれど、優しい妖精です 『クロスステッチで楽しむ 北欧の妖精トムテ』(ネコ・パブリッシング)

    今回はネコ・パブリッシング様より発売中の『クロスステッチで楽しむ 北欧の妖精トムテ』についてご紹介します。
    『クロスステッチで楽しむ 北欧の妖精トムテ』表紙
    本書は、スウェーデン人デザイナー、ジェリー・ローペ(1919-2005)が1960年代に発表したデザインシリーズ「トムテ」から、ユーモアある愛らしいデザインを、クロスステッチで表現した図案集です。
    クロスステッチが好きな方、北欧好きの方にもオススメ。

    そもそもこの”トムテ”とは、北欧の民間伝承に登場する小さな妖精で、日本でいうところの座敷童などが該当すると考えてもよいのかもしれません。
    気難しいけれど、優しい妖精なんだとか。
    北欧の一部地域ではサンタクロースの原型とする説もあって、家々に幸福をもたらします。
    近年では、現地の人によってその姿が映像に撮られるなど、去年の某年末オカルト特番でも盛り上がりましたね!

    …すみません。脱線しました。

    ウエイドでは、ブックデザイン・レイアウトから図案トレース・テクニックイラストまで含めて、一冊まるごと担当させていただきました。
    図案はピクセルアートさながら、一見昔の初代スーパーマリオみたいです。マスが細かいので、トレース作業でも正確さが求められます。
    どこかで1マスずれが生じてしまうと、後で修正したりチェックし直すのに大変な手間がかかってしまうのです。緊張です。
    『クロスステッチで楽しむ 北欧の妖精トムテ』本文
    実際に縫い進めていくと、あったか可愛らしいトムテのクロスステッチのできあがりです。

    ちなみに、巻末のうれしい特別付録・トムテの刺繍ワッペンにご注目。
    『クロスステッチで楽しむ 北欧の妖精トムテ』ワッペン
    ちょっと目線を変えていただいて、台紙を見ていただくと、刺繍に合わせた可愛らしい背景イラストが特色インクで印刷されていますが、
    この布風テクスチャーが施されたもとの特色画像データを、入校時に印刷用グレースケールデータに置き換えるのにはちょっとした、でもデザイナー熟練の小技が潜んでいます。
    そんな製作側の立場で見てみると、ワッペンを飾る縁の下の力持ち的存在の台紙も素敵に見えてきませんか?

    その他、オーナメントの作り方なども掲載されているので、クリスマスの飾り付けを手作りで…、なんていうのもなかなか素敵。
    北欧の冬は長いですが、文化雑多な日本では、うかうかしている間にすぐにお正月です。
    お買い求めの際は、お早めに書店まで。