カテゴリー別アーカイブ: 地図

専門家の視点で世界の建築を紹介

今回ご紹介する本は東京大学出版会発刊の『世界建築史ノート』(編者:中川 武)です。
世界13地域の建築物を専門家が見所や歴史的価値をご紹介する本です。

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イラストレーターの原田が章扉の地図の図版を制作しました。

原田がこだわった点は「歴史的な建築物は地形に沿った造りになっていることが多いので精密な地図が必要」というお客様の要望に応えて、
海や川、山や丘など地形の状態が一目でわかりやすいように色を繊細に表現したところです。

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細かな地図が必要な実用書にはウエイドが最適な地図でお応えしますので、どうぞご相談ください!

”シラス”について

ご紹介する本は『マグマ生まれのシラス』(監修者:野口大輔、発行:一般社団法人 農山漁村文化協会)。

編集・校正はウエイドの茶柱探検隊でも連載している松岡伸吾さまです!
本の内容は火山噴火から生まれたシラスが以前は厄介払いされていましたが、現在は住まいの壁材から内視鏡、自動運転技術の窓ガラスへと幅広く、有効活用されていることについて書かれています。

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ウエイドは図版、地図、間取り図と幅広い分野で携わりました。

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地図はQ-GISを用いた地図の制作本の著者でもある原田が担当しました。
シラス台地は色分けされているので見やすいです。

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イチ押しはカルデラがどのようにしてできたのか説明した工程図です。マグマや灰に模様をいれた色で分けているのでわかりやすいです。どのようにカルデラの真ん中が凹になるのかに対して疑問でしたが、理解できました!

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原田は科学も得意なので内容をきちんと理解して、科学的な図の作成もできます。

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間取り図のトレースは有名な建築雑誌でも実績があり、ウエイドの得意分野で、正確に見やすく作成できます。

今回は図の内容が多岐に渡っていたましたが、ウエイドはお客様のご要望にしっかりとお応えできました。専門性のある地図、科学、建築分野の図版を見やすく作成でき、ひとまとめにしてウエイドはお仕事を引き受けられます、是非ご相談ください。

法王庁の抜け穴

今回ご紹介する本は光文社さま発刊の『法王庁の抜け穴』(著者:ジッド、訳者:三ツ堀広一郎)です。

フランスの小説家のジッドが19世紀末のローマを舞台に幽閉されたローマ法王を巡って起きた事件について書いた古典小説です。

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イラストレーターの原田が地図の図版を制作しました。

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原田がこだわった点は昔の地図は現在と違って測量が曖昧なので、昔と現在の地図を比較しながら距離、道の歪みなどを調整したところです。
地図があることで当時の雰囲気が味わえて、より興味も増しますよね。

地図が必要な小説本にはウエイドがこだわりの地図でお応えしますので、どうぞご相談ください!

鎌倉殿の13人と3冊

今回は1/9(日)からはじまったNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を観るにあたり、ぜひ!合わせて読んでいただきたい3冊を紹介します。

1冊目はコチラ!
執権 北条義時(知的生きかた文庫、三笠書房刊)』

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まずは、主人公である北条義時の生涯を押さえておきたいですよね!
北条義時が生まれた家系、そしてドラマでもキーパーソンとなる源頼朝や姉の北条政子との関係性は、大河ドラマを観る前に知っておいたほうが物語を楽しめること間違いなしです!
“鎌倉殿”源頼朝の死後、将軍となる源頼家をとりまく宿老、(タイトルにもなっている)「鎌倉殿の13人」のメンバーと、義時の生涯のなかでも転換点となる「和田の乱」「将軍実朝の暗殺」「承久の乱」といったキーワードも覚えておきたいところです。

⬆︎ウエイドでは、この本に出てくる図版の制作をさせていただきました。

つぎに、読んでおきたい2冊目はコチラ!
キーパーソンと時代の流れで一気にわかる 鎌倉・室町時代(だからわかるシリーズ、朝日新聞出版刊)」

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こちらは北条義時とその周辺の人物だけではなく、もう少し範囲を広げて鎌倉・室町時代を知ろう!というものです。
「鎌倉殿の13人」を観た後に北条義時の生涯に連なる時代の流れ、鎌倉幕府だけではなくその時日本全国(とモンゴル帝国)ではどのような状況だったのかをわかりやすく知ることができます。

歴史に関連する書籍は勉強が苦手な方にとっては、どうしても堅苦しくとっつきにくい印象がありますがそういった方にも手にとりやすいデザインになっているのも魅力です。

⬆︎ウエイドでは、この本で全体のデザインや地図、図版の制作をさせていただきました。

そして最後はコチラ!
面白すぎる! 鎌倉・室町(歴史と人物、中央公論新社刊)』
です。

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この本では、鎌倉・室町時代に起きた15の合戦と、10のキーワードに特化して掘り下げており、それらを踏まえておくと、よりこの時代の人々の動き、考え方、時代のうねりなどを感じ取ることができます。
特に合戦は豊富な地図と図版で解説されているので、ドラマだけではわからない部分(進軍ルートなど)をビジュアルで知ることができます。
今後、北条義時に大きく関わる「承久の乱」はドラマと一緒に読むと面白いのではないでしょうか。

いままでずっと大河ドラマを観てきた方も、「鎌倉殿の13人」からこの時代について興味を持たれた方にもぜひ読んでいただきたい3冊でした。

深海1万メートルの世界

深海1万メートルと聞いて何を想像しますか?
今回、ご紹介する本は講談社さま発刊の『なぞとき 深海1万メートル 暗黒の「超深海」で起こっていること』(蒲生俊敬窪川かおる/著)です。
深海の歴史、地形、生物、鉱物、環境問題などのあらゆることを科学者の視点で初心者にもわかりやすく書かれています。

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ウエイドではイラストレーターの原田が図版とイラストを手がけました。
原田が講談社さまとなんとかお仕事をしたく、今まで作品を何度か見てもらっていたのですが、この度念願叶ってお仕事につながりました!

原田は理系の図版や地図が得意ですが、今回はわかりやすく、吹き出しを使って固すぎず、いい感じの図版に仕上げました。
特に下記の図版のように色分けすることで、周波数が違うことが一目でよりわかりますよね。
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著者のお気に入りは深層の海水の流れの図版です。
たしかに矢印が立体的で対流しているのがイメージ湧きやすいですね。

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ウエイドでは理科や社会などの中高生の教科書関係から自然や科学関連の書籍の図版、イラストだけでなく、デザイン、DTP、装丁まで承ることができます。
科学系の図版やイラストをお探しの方、ぜひお気軽にご相談ください。

受験対策に、家庭学習にも使える小学生向けの学習参考書!

新型コロナによる自粛期間中、全国の小中高生は学校に登校できずに自宅学習を余儀なくされていましたよね。
各家庭での自宅学習も親御さんは大変だった言われています。
そんな中、今回ご紹介する本は文英堂様発刊の『シグマベスト 完全理解 小学社会』と『シグマベスト 完全理解 国語』のシリーズの二冊です。

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こちらの本は小学生の中学入試に対応した本です。本の厚みが3センチもあります!小学生3年生から6年生まで幅広く対応しており、地理、歴史と公民の分野をしっかり押さえており、『小学社会』は豊富な知識が詰まっています。

今回、ウエイドでは図版とイラストを担当しました。
とくに力を入れたのが、地図の作成に長けている原田の地図です。
イラストレーターでもある原田は自身で地図の図版作成本を出版しています。
(『Illustrator+無料アプリでここまでできる! クリエーターのための[超速]地図デザイン術 』)
熟練している原田が今回、小学生でも分かりやすく、見やすい地図に仕上げました。

特にこだわったのは「見やすさ」です。
山の起伏が分かりやすいようにグラデーションを使うことでメリハリをつけ、限られた小さいスペースに山脈や河川の名前の位置をバランスよく配置しています。
全体が整っているので違和感がなく、すっと情報が入ってきます。

QGISで地形を書き出し、Illustratorで着色と文字の配置を効率よくできるので、地図もご予算に応じて対応ができます!

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その他にも建築物、偉人のイラストも手掛けました。
お客様のご要望に応えて偉人によっては鮮明な写真がなく、古い肖像画を基にお客様のご要望に応じて、角度や表情を色々と変えて描きました。
どんな要望も簡潔にポイントを押さえて描くことができるイラストレーターがウエイドでは5名在籍しています。

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地図の図版や建造物や人物のイラストにウエイドでは定評があります。
ご予算に応じた提案もできますので、ぜひお問い合わせください。

ペンギンイラストレーター、森崎の念願のデビュー

長い梅雨もあけて、いよいよ真夏を迎えましたね。私はあまりに暑いと避暑地や寒冷地に行きたいなと思いますが、今年は新型コロナウイルスの影響で行けないので残念です。そんな夏の暑さをひんやり冷やすような本をご紹介します。

今回ご紹介する本は光文社さまから発刊された
南極で心臓の音は聞こえるか〜生還の保証なし、南極観測隊〜』(山田恭平 著)です。
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こちらの著者の山田恭平さんは高校時代に南極の摩訶不思議な話を聞いて、南極に興味を持ち、いつか行ってみたいと思っていたそうです。
その後、彼は研究者となり、大気の観測研究のため第59次南極観測隊として約1年4カ月間行きました。この本は当時の貴重な体験や極寒の地での日常生活をブログで書いて編纂したもので、内容は南極までの道のり、普段の食事や行動や隊員同士の交流を兼ねた宴までと興味深いことがたくさん書かれています。

ウエイドでは図版とイラストを担当しました。
特筆すべきことはペンギンを描くことが得意な森崎の念願が叶い、商業用印刷物でペンギンのイラストが初めて採用されたことです。
森崎はペンギンが非常に好きで学生の頃から描き始め、ウエイドのフリーペーパーの茶柱探検隊ではペンギンについて連載しています。
今回、お客様よりこの南極のお仕事の話をいただき、森崎のペンギンのイラストが目にとまり、即採用になりました。
南極の生息のペンギンたちが各章の扉ページと図版にたくさん登場します。

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各々のペンギンの種類の特徴を捉えつつ、ペンギンが基地の間取り図に登場することで南極らしさと親しみが伝わりますね。

そして図版は地図アプリのQ−GISの達人、原田が担当しています。
世界地図は見る機会が多いので何となくイメージが湧きますが、南極はあまり見覚えないですよね。
Q−GISを駆使すれば、短時間でどの場所でも地図を作成することができます。

詳しくは原田の著書『Illustrator+無料アプリでここまでできる!クリエーターのための[超速]地図デザイン術』の記事にてご確認ください!

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さらに原田は科学系の図版が得意で他に視覚的な表やグラフや間取り図も器用に作成することができます。

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