世のグラフィックデザイナーさん。
ひょっとして、進行中のお仕事で地図がご入用ではないですか?
できれば、バシッ とカッコいい地図を入れたいですよね。
しかしふたことめには、「予算も時間も限られてるしぃ〜。」
とボヤくしかない。
よくわかります。
そんなジレンマを華麗に解消する書籍がこの度出版されました!
それがコチラ、『Illustrator+無料アプリでここまでできる! クリエーターのための[超速]地図デザイン術(原田鎮郎 著)/技術評論社』でございます。
そうです。
著者は東大卒なことでお馴染み、『原田君にもわかる!日本史―時系列バー方式』の話題で、度々本ブログにも登場するウエイドスタッフ原田くんですよ。
本書は、原田くんが積み重ねた地図製作の研究の集大成。
本書を教科書として頭からなぞっていけば、読み終わる頃には読者の皆さんも一通り、フリーの地図アプリを駆使して地図が描けるようになっているという内容です。
使用するアプリケーションは<基盤地図ビューア><基盤地図標高変換><ジオ地蔵><QGIS>など。
クリエイター界隈では一般的なOSであるMacintoshで作業を完結できるというところも本書の魅力の一つ。
MacintoshとWindowsの二台体制で、行ったり来たりするのは煩わしいですものね。
すでに<Illustrator>を使えることは前提ですが、そのほかは無料で作業することができます。
懐にもやさしぃ〜い。
本書は執筆中にバージョンアップされたアプリケーションの内容もフォローしているので、掲載されているのワザの数々はまごうことなき最新情報です。(2019/10/10 現在)
「え〜、そんなことまでバラしちゃっていいの!?」と社内でもハラハラしたものですが、大丈夫です。
たぶん…。
アプリを使いこなすスキルアップだけでなく、地図を書籍に掲載する上で必要になってくるデータ利用の権利関係的なところまで掲載されています。
つまり、先ほどと重複になりますが本書に身を委ねていただけるだけで、すっかり一人前の地図絵師なれるというわけです。
アプリケーションの仕組みとか、理論とか、そういった小難しいことはひとまず置いといて、「使い方のマニュアル」に徹している所が本書の読みやすさの秘訣です。
アプリ習得チュートリアル通りに作って見たものの「完成品は、なんだかイマイチ…」なんてことありますよね。そこもご安心を。
何せ「クリエーターのための」ですから、とりあえず本に書いてある通りに作ってみましょう。
創造の第一歩はまず模倣から。
地図の見栄えを左右するアプリケーションの細かい設定など、実際にプロが現場で使用している設定なのでとても実践的です。
地図は書籍やWEBサイト、そのほかにも様々なメディアで説明をより具体的にしてくれるツールとして欠かせません。(原田くん 談)
安く・素速く・カッコいい地図を作りたいという、プロのクリエイターの夢が詰まった一冊になっておりますので、ぜひトライしてみてください!