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筋膜リリース!猫背も肩こりも解消!

全日本国民のみなさん。
肩こりにお悩みではないですか?

今や肩こりは国民病というように、
肩こりになったことがない人はほとんど居ないと思います。

生真面目な日本人は諸外国人に比べて肩こりの割合が多いのだとか…。
悲しい性ですね。

整体に通ったり、針治療してみたり、ときには筋肉に注射してみたり。
それでも直らないとなれば、もうダメだ。おしまいだぁ〜。

…と、ならないために、
肩こり民族日本人にウッテツケな健康法があります。

ズバリ「筋膜リリース」!
健康業界のトレンドですよ!

「耳慣れない言葉だぞ。」と言う方のためにざっくり説明致しますと。
筋膜とは身体のどこか一部分を指すのではなく、全身に張り巡らされている筋肉や内臓を覆う薄い膜のこと。
ず〜と同じ姿勢をしていると、キレイに整っていたこの膜が次第に歪んでしまいます。
放置すると歪んだまま固まって、肩こりや猫背の原因になるそうです。

この歪みを解消するためのストレッチや体操が筋膜リリース。

肩こりや猫背は肉体的にも精神的にもよろしくない万病のもとです。
なくせるものならぜひ取り除きたい!

そんな筋膜リリースのコツを豊富な写真とイラストを交えて解説した本が、
イースト・プレス様から発行されています 『筋膜リリースで肩こり解消!』です。
監修はの医学博士の武井仁先生。
「ためしてガッテン」「世界一受けたい授業」などTV番組でも大人気ですよね。

この度ウエイドでは本書の装丁・本文を含むデザイン一式と、図版・イラスト、DTPにいたるまでマルッと担当いたしました。

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本書はイースト新書Qでの好評を受けて、コンビニ向けに判型をA4に大型化、実際にやってみることをメインにビジュアルも大幅に強化してリニューアルしたものです。

写真も図もカラー化し、字がとても大きくなったので年配の読者さんにも優しいですし、一連のポーズを1ページに収まるように配置しています。
本を見ながら、途中でページをめくらずに筋膜をリリースする体操ができます。

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その他にも新書版からサイズを大きくする際に、そのまま拡大すると図やイラストの見栄えが変わってしまう部分があるので、図やイラストごとにメリハリがついて見えやすくなるように調整しました。

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読者さんが実際に使う際に、ストレスを感じず筋膜リリースに集中してもらえるような工夫です。

自分も含めて、筋膜リリースは日々デスクワークをしている方にはぜひ取り入れて欲しい習慣ですね。

毎日続けて、長年悩まされた肩こりともオサラバ☆
肩こり以外の色々な生活習慣病の予防にもなるかもしれません。
やらない理由なんてないじゃないですか!?

※急に無理なストレッチをするとけがにつながることもあります。本書をよく読んで、くれぐれも無理せずゆっくりと。
自分にあった範囲で続けましょう。

2020年に向けて、漢字ドリルもリニューアル!

2020年より小学校の学習指導要領が改訂され、国語の授業では6年間で習う漢字が1006字から1026字に増えることになりました。
(これにより小4で47都道府県すべてを漢字で書けるようになるのだとか。あらためてそう言われると、今まで習っていなかったのが不思議ですね…。)

これに伴い、教育系書籍の老舗・旺文社さまでも関連書籍のリニューアルが進められています。
その中でも今回ご紹介するのは、新装版『小学国語 漢字の正しい書き方ドリル』。

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元となっているのは、ロングセラーの『小学正しいドリル』シリーズ。
こちらの『漢字の正しい書き方ドリル』は、該当学年で習うすべての漢字の書き方を一画ずつ順番に掲載。
タイトル通り、これさえあれば漢字の書き順はバッチリ! な内容となっています。

今回の新学習指導要領への対応のため、そのシリーズの表紙(カバー)がリニューアルされることになり、カバーデザインをウエイドで担当させていただきました。

ただしリニューアルは段階的に行なっているため、移行中は新旧デザインのドリルが一緒に書店に並ぶということも。
店頭で見た方が混乱しないように、新デザインについては「従来のカバーとのシリーズ感を出しつつ新しさを出したい」とのご要望がありました。

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(左:新装版 右:今までのデザイン)
長年愛されてきた「正しいドリル」の色使いや基本要素を受け継ぎながらも、ポップで元気な表紙となった新装版の誕生です!

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「ドリル」の文字が鉛筆っぽく尖っているのも、デザイナーの遊び心です。

ちなみに、1年〜3年は表紙のみリニューアルの「新装版」ですが、内容の変更が多い4年については、中身も新しい学習内容に対応した「改訂版」となっています。

これにあわせて『小学漢字 1026字の正しい書き方』も改訂&新装版に。

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(左:新装版 右:今までのデザイン)
こちらは6年分の漢字を完全網羅した、文庫本サイズの便利な一冊。
年齢・世代を問わず使えるように大人っぽいデザインです。
(これは私も欲しいかも…!)

ウエイドでは教育関連の書籍も数多く手がけていますが、勉強が苦手だったり悩みを抱える子どもたちが少しでもポジティブな気持ちになれるように、毎回いろいろと試行錯誤しながらデザインを考えています。
今回も、子どもたちが少しでも楽しく漢字学習に取り組めて、保護者さんたちのお役に立てれば…と思いながら取り組ませていただきました。

ちなみに表紙(カバー)のイラストは、ベストセラー『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズに登場するキャラクターたち。
『学校では〜』シリーズといえば、ウエイドのイラストレーター・関和之もマンガを手がけていますが、彼のキャラクターもいつかドリルの表紙を飾ることになるのでしょうか?
今後に乞うご期待です…!!

人気上昇中!メカ・ミリタリー・イラストレーター渡辺信吾 大特集!

今回は、ウエイド所属イラストレーター・渡辺信吾の担当致しました、イラストのお仕事をドドンッ!とご紹介したいと思います。

ご存知の方も増えてきていると思いますが、幼少の頃から飛行機が大大大好きで、歴史や戦史の知識も非常〜に豊富なイラストレーターです。

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昨年末に発刊されました『西洋甲冑&武具 作画資料』では著者としても活躍しております。
本人自ら著書のご紹介もさせていただいております。詳しい内容はコチラ

まずは、『世界を変えた暦の歴史』(谷岡一郎 著/PHP研究所 刊)です。

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暦と社会のつながりを紹介する本書には、「アンティキテラの機械」のイラスト2点を掲載していただきました。

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アンティキテラの機械とは、一体なんなんでしょうか?

1901年、エーゲ海・アンティキテラ島の沖合で紀元前70〜60年ごろの難破船が発見されました。
その中で時計のような、歯車がいくつも使われたものが見つかります。
しかし当時はまだ時計が開発されるよりもはるか昔です。

この機械の謎に挑んだ学者たちのお話しは一冊の本になるほどですが、結論を言ってしまうと、アンティキテラの機械とは、古代ギリシアで作られた、日食と月食の時期など天体の運行を計算する機械だったのです。
まさに、世界最古のコンピュータではないかと推測されるものでした。

本イラストは、イギリスの科学博物館のマイケル・ライトが復原したレプリカと、 他諸説を参考にし、アンティキテラの機械の外観と内部構造を立体的に表現しました。
奥行感が出たことにより、複雑な構造や仕組みも視覚的によりわかりやすくなっており、精密なイラストを得意とする渡辺ならではの工夫がなされています。

実はこのイラスト、ウエイド発行『茶柱探検隊』にて渡辺がすでに描きおこしていたものです。
偶然にも、アンティキテラの機械のイラストをご依頼いただき、晴れてメジャーデビューとなりました。

本書ではモノクロでの掲載ですが、茶柱探検隊18号(P26-27)ではにて掲載されております。

 

次は書籍のお仕事です。
「ななつ星」「四季島」「瑞風」ぜんぶ乗ってきた!』(中嶋茂夫 著/河出書房新社 刊)

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ウエイドでは装丁、装画を担当致しました。
表紙に使用されている装画を渡辺が担当しております!
戦闘機や飛行機、甲冑などを得意とする渡辺ですが、今回初めて電車のイラストに挑戦致しました。
車体がメタリックのような色合いで、光り具合の表現に苦心したそうです。
本書は昨今ブームとなっている豪華寝台列車をご紹介する一冊となっております。

普通の旅行ではリラックスして移動というのはなかなかできませんが、
こんなホテルのような車内・客室だったら、移動時間も楽しいひと時となりますね。

 

最後はプラモデルのパッケージイラストです!
ちび丸 ティーガーI (東部戦線仕様)』(フジミ模型 販売)

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フジミ模型の方が、雑誌『Scale Aviation(スケールアヴィエーション)』の、
渡辺がイラストと文章を担当している連載「巨人機の時代」をご覧になってお声がけしてくださいました。

今回はティーガーという第二次世界大戦中、ドイツで開発された重戦車のイラストということで、戦闘機、戦車などのイラストを得意とする渡辺のフィールドと言えるでしょう!

こちらは“ちび丸シリーズ”という、戦艦や戦車をデフォルメしたプラモデルのシリーズです。
プラモデルの設計書を参考に、イラストの構図からご提案させていただきました。

元にしているのは戦時中の戦車ですので、当時の戦場の臨場感が出るような動きのある構図を、というご要望に見事に応えた仕上がりではないでしょうか。

今までに無い種類のお仕事でしたが、新たな媒体への一歩となるお仕事となりました。

 

こんなイラストをずっと描き続けて一生過ごしたいという渡辺、一番好きなのは第一次世界大戦前後の大型機だそうです。
渡辺が他の仕事をしなくてもいいくらいに、この手のお仕事を大募集中です!

今年は「山城歩きデビュー」してみませんか?

今回は久々に、ウエイド得意の歴史本のご紹介です!

大きな縄張図で歩く! 楽しむ! 完全詳解 山城ガイド』。
城関連の書籍を数多く手がけている学研さまの発行です。

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ここ数年、歴史好きの間では「山城ブーム」が続いていますが、本書では山城の基本構造から縄張図(山城の構造を描いた図)の読み方などとともに、合計34城のルートガイドを紹介。

山城に興味はあるけど、現地に行くのはまだまだハードルが高い…という方にも、入門書兼ガイドブックとして最適な一冊となっています。

学研さまの折込ページ付き歴史本をウエイドが手掛けるのは、昨年発行の『超ワイド&パノラマ 鳥瞰イラストでよみがえる歴史の舞台』(写真右)に続いて二冊目。
ベストセラーとなっている『鳥瞰イラスト』に引き続き、今回も装丁と本文のデザインに、一部地図やイラスト作成も担当させていただきました。

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初心者でも構造が見やすい、編集部おすすめの5つの山城は、復元図と縄張図を折込みページでどーんと掲載。

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こちらは、その5つの山城の中でも特に人気が高い「日本のマチュピチュ」こと竹田城の復元イラスト。
サイズが大きいと迫力が違います!

巻頭には、春風亭昇太師匠による山城歩きガイドも!
昇太師匠といえば、最近ではBSの山城トレッキング番組で案内役を務めるほどの山城好きとして有名ですね。

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デザインは「ぜひ本書を手に取って、山城を実際に歩いてみてほしい」という思いから、一般的な歴史本と比べて明るく活動的なイメージの誌面となっています。

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各城のタイトル背景に入るデフォルメイラストは、ウエイドスタッフ原田くんの力作です。
各章で紹介するお城の特徴をシンプルに表現するよう工夫しています。

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天守閣のある平城と違い、自然の要塞である山城は建造物こそ少ないものの、わずかな遺構を頼りに当時の戦国武将たちが何を考え、行動していたのかを想像するという楽しみがあります。
最近は現地でスマホをかざすとVRで復元図が見られるなど、鑑賞方法も充実しているようですね。

かくいう私も山城初心者なので、春になったら登山も兼ねて山城デビューしてみたいと密かに思っています。
(ちなみに山城歩きのベストシーズンは晩秋から春先、冬は積雪のある地域は避けた方がよいとのことです。)

甲冑愛の詰まった『西洋甲冑&武具 作画資料』好評発売中!

12月25日、株式会社玄光社様から一冊の本が発売となりました。

その名も『西洋甲冑&武具 作画資料』!

これがどういった本かといいますと、マンガ家やイラストレーターの方が中近世の騎士を描いたり、ファンタジー世界の戦士を創作するための参考資料集です。

中世前期のゲルマン諸民族から、ナポレオンの胸甲騎兵まで、およそ1400年間におよぶ甲冑の歴史を通史で解説し、細かな構造や装着方法をすべてイラストで説明しています。
また甲冑だけでなく、剣、盾、槍、その他の白兵武器に、馬具、馬鎧も掲載しました。
西洋剣の時代ごとの変遷がイラストでわかる日本語の本なんてこれだけですよ!

さらに史実に忠実な甲冑だけでなく、ファンタジー作品での甲冑の創作の手引きまで掲載しました。
西洋甲冑を描くにあたり、日本最高のガイドブックと言っていいでしょう。

そして何を隠そう本書の著者が、私、ウエイドのイラストレーター渡辺信吾なのです。

思えば高校生の時、私は漫画家を目指しておりました。
当時は『指輪物語』のようなファンタジーを描いてみたく、まずは日本の武具、ついでヨーロッパの武具について調べていきました。
しかしヨーロッパのものとなると日本語の資料はほとんどないので、電子辞書片手に洋書を読んでいたのですが、巡り巡って自分がこんな本を作ることになろうとは…。

この本以降、日本のマンガ家、イラストレーターの方は私のような苦労をせずにすむというわけですね。

昔ハロワで職探し中に求職者向け講習会に出た際、「なにか目標があった方が仕事を見つけやすい。」といわれ、私は「いつか自分の本を出したい!」と答えました。

なんだか意外と早めに夢がかなった気がします。

ちなみに本書の装丁、デザインも我々ウエイドが担当しました。

と、いうわけで『西洋甲冑&武具 作画資料』は現在全国の書店、Amazonなどで好評発売中です。
こうした作図資料としてはかなり好調なようで、嬉しく思っております。

また、ミリタリー方面に強いイラストレーターをお探しならウエイドの渡辺までご連絡ください。
甲冑、戦車、軍用機、軍艦全部描けます!!!!!

表紙はイラストレーターの日色さんが担当
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甲冑の全身像に加えて、詳しい構造も分かります。
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複雑な板金鎧も一目瞭然です!
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剣の時代ごとの変遷も図解しています。
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甲冑の描き分け方や構図のポイント。
さらにイラスト全体のスキルアップにも役立つ、人体や物体の“とらえ方”についても解説しています。
解説文とイラストをウエイドの森崎が担当しています。
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ファンタジー作品での甲冑の創作方法も紹介。
担当は表紙イラストを描いた日色さん。
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また、監修のジェイ・エリック・ノイズさんの豊富な知識と資料により、絵も文もより正確なものになりました。

※出版元の玄光社様の書籍紹介ページに正誤表が掲載されております。
PDFでもダウンロードが可能となっておりますのでご確認くださいませ。

防災の日、一味違った「防災本」ができました!

9月1日は「防災の日」。
この日をきっかけに、災害への備えを再認識したという方も多いのではないでしょうか。

まさにその「防災の日」に発行されたのが、新建新聞社様より発売中『りすの四季だより』(あんどう りす著)です。

著者のあんどう りすさんは、アウトドアでの体験や子育てグッズを防災に活用するという、独自の実践的な防災対策を提唱されている方で、本著はウェブサイト「リスク対策.com」で紹介した内容を書籍化したものです。

ウエイドでは、表紙と本文のデザイン、イラストを担当しました。

防災」というと、様々な知識を覚えなくてはいけない、
道具を揃えなくてはいけない、…など危機感や義務感が先行しがちですが、
本著で紹介されているサバイバルスキルはどれも、身近な道具の活用法や日々の生活に気軽に取り入れやすいものばかり。
子育て中のママさんに役立つテクニックも多数紹介されています。

本文は「春・夏・秋・冬」の4部構成。
季節ごとのイベントを通して緊急時に役立つ知識などを紹介しており、日常生活の延長から自然に防災への備えが身につく内容となっています。

その趣旨と内容を踏まえて、自然や四季をイメージした親しみやすいデザインを提案させていただきました。
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一見すると防災の本に見えない、ほんわかとした優しい雰囲気の表紙です。
各章の扉にも、それぞれの季節をイメージしたイラストを使用しました。
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本文中の解説イラストは、真面目になりすぎないタッチで、なおかつ体の動きなどが理解しやすくなるように心がけました。
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スポーツの秋…ということで、秋の章では古武術のテクニックを使った救出法も紹介。
腕の力を使わず、「てこ」の原理と体幹で相手の体を起こします。
これを使えば小学生でも大人を救助することができますよ!

巻末には災害時の備蓄食として、子どもや友人たちと一緒に楽しくできる「味噌づくり」の方法も載っています。
これからの季節、防災意識を高めるイベントの一環として、みんなで集まって試してみてはいかがでしょうか?

文庫の装丁もウエイドにおまかせください!

テレビ番組で催眠術の実演を見たという人は多いと思います。
勝手に腕が持ち上がったり、レモンが甘くなったりするアレです。

しかし目の前でやっているところを見たという人、実際にかかった事がある人、ましてかけた事がある人なんてほとんどいないでしょう。
でも誰だって、出来るものならかけてみたいと思った事くらいはあるのではないでしょうか。
人の心を思い通りに操れるなんて、ちょっと興味が湧きますよね。

そんな人にズバリおすすめな本が光文社様から出た『誰でもできる催眠術の教科書』です。
こちらの本は、2012年に出版された新書を、好評につき文庫版にリニューアルしたものです。

今回ウエイドは装丁、本文フォーマット、目次・章扉のデザインを担当しました。
また、図版も新書版で制作したものが再掲載されています。
催眠術というと、オカルトじみた、なんだか胡散臭いイメージが付きまといますが、本書は催眠術を心理学として取り扱った科学的な本です。
催眠術は特殊能力ではなく科学的な現象なので、きちんと勉強して訓練すれば、誰でもできるようになるのだとか。

著者の林貞年先のご希望は「マンガチックにならず、真剣さが伝わり、信憑性がある」デザイン。
実績のある確かな催眠術の技術を積み重ねてきた方の、本物の情報を求める読者にしっかり届けたいという思いを受けてデザインしました。

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スッキリとアカデミックで落ち着いた雰囲気の中に、催眠術と関連の深いパーツを組み入れました。

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下に向かって濃くなっていく帯は、深層心理へと働きかけていく様子を象徴しています。

ところで催眠術というと五円玉を使った振り子が定番ですが、一体いつからあるものなんでしょうね?
穴の空いた五円玉は戦後すぐの登場らしいので、戦前は五銭玉とかを使ってたり?

さぁ、この記事を読み終わったあなたは、だんだんウエイドに仕事を頼みたくなぁる…。