2020年に向けて、漢字ドリルもリニューアル!

2020年より小学校の学習指導要領が改訂され、国語の授業では6年間で習う漢字が1006字から1026字に増えることになりました。
(これにより小4で47都道府県すべてを漢字で書けるようになるのだとか。あらためてそう言われると、今まで習っていなかったのが不思議ですね…。)

これに伴い、教育系書籍の老舗・旺文社さまでも関連書籍のリニューアルが進められています。
その中でも今回ご紹介するのは、新装版『小学国語 漢字の正しい書き方ドリル』。

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元となっているのは、ロングセラーの『小学正しいドリル』シリーズ。
こちらの『漢字の正しい書き方ドリル』は、該当学年で習うすべての漢字の書き方を一画ずつ順番に掲載。
タイトル通り、これさえあれば漢字の書き順はバッチリ! な内容となっています。

今回の新学習指導要領への対応のため、そのシリーズの表紙(カバー)がリニューアルされることになり、カバーデザインをウエイドで担当させていただきました。

ただしリニューアルは段階的に行なっているため、移行中は新旧デザインのドリルが一緒に書店に並ぶということも。
店頭で見た方が混乱しないように、新デザインについては「従来のカバーとのシリーズ感を出しつつ新しさを出したい」とのご要望がありました。

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(左:新装版 右:今までのデザイン)
長年愛されてきた「正しいドリル」の色使いや基本要素を受け継ぎながらも、ポップで元気な表紙となった新装版の誕生です!

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「ドリル」の文字が鉛筆っぽく尖っているのも、デザイナーの遊び心です。

ちなみに、1年〜3年は表紙のみリニューアルの「新装版」ですが、内容の変更が多い4年については、中身も新しい学習内容に対応した「改訂版」となっています。

これにあわせて『小学漢字 1026字の正しい書き方』も改訂&新装版に。

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(左:新装版 右:今までのデザイン)
こちらは6年分の漢字を完全網羅した、文庫本サイズの便利な一冊。
年齢・世代を問わず使えるように大人っぽいデザインです。
(これは私も欲しいかも…!)

ウエイドでは教育関連の書籍も数多く手がけていますが、勉強が苦手だったり悩みを抱える子どもたちが少しでもポジティブな気持ちになれるように、毎回いろいろと試行錯誤しながらデザインを考えています。
今回も、子どもたちが少しでも楽しく漢字学習に取り組めて、保護者さんたちのお役に立てれば…と思いながら取り組ませていただきました。

ちなみに表紙(カバー)のイラストは、ベストセラー『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズに登場するキャラクターたち。
『学校では〜』シリーズといえば、ウエイドのイラストレーター・関和之もマンガを手がけていますが、彼のキャラクターもいつかドリルの表紙を飾ることになるのでしょうか?
今後に乞うご期待です…!!

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