カテゴリー別アーカイブ: 図版

道路をたどれば、日本の歴史と文化が見えてきます。 『日本の道路がわかる事典』

今回は日本実業出版社様より出版されております、『知れば知るほどおもしろい 日本の道路がわかる事典/浅井 建爾(著)』のご紹介です。
『日本の道路がわかる事典』(浅井建爾著、日本実業出版社)表紙
何でも著者の浅井建爾さんは、若い時分に自転車で日本一周の旅行をして、各地の地理や地名に深い関心を持った事をきっかけに研究を始めたのだとか。

青春ですね。

本書ではその経験を活かして、全国の道路に隠された歴史的な背景や由来や文化との関わりを紹介しつつ、国道や高速道路、橋やトンネル、交通の最新技術やシステムの知識までを網羅します。
「芭蕉が歩いた『奥の細道』の“奥”とは?」
「国道に欠番があるのはなぜ?」
「国道はどちらが起点でどちらが終点?」
など、読んで“へぇ〜”な雑学が盛りだくさん。
普段お仕事で、ロードマップや歴史地図の制作をする機会の多いウエイドスタッフも興味津々です。

今回ウエイドでは、マップ・イラスト・図版にくわえて、本文デザイン・DTPを担当しておりますが、いつものマップと違って地図の中のあるスポットではなく、“道路”そのものをメインでマップを制作しているので、ついつい脇役になりがちな道路を今回は主役として引き立たせたり、描き分けたりする事に気を遣いました。
『日本の道路がわかる事典』(浅井建爾著、日本実業出版社)本文
それから、実際書店でご覧になる際には、ぜひ道路標識の形に注目してほしいです。
ただの逆おむすび型の様で、実はきちんと定められた形があるのです。
道路が主役の本ですから、この部分はきちんと作りたいとの編集さんの意向で、丁寧に作成しました。分かる人には分かって頂けるはず。

そんなこだわりも含めて、日本全国の道路情報が載ってますから旅行が好きな方には旅のお供としてもオススメ。
知らず知らずのうちに、でも常にお世話になっている“道路”という視点からその地域を眺める事で、旅に違った楽しみ方ができるかも知れませんよ。

実績紹介:『COSPLAY MODE 2015年11月号』(ファミマ・ドット・コム)

 みなさんこんにちは!ウエイドのお仕事紹介のコーナーです。今日ご紹介するのはこちら。(株)ファミマ・ドット・コム様より刊行の雑誌『COSPLAY MODE 2015年11月号』です。
『コスプレイモード2015年11月号』(ファミマ.com)表紙
 今号で通算8号目ながら、インフォレストの倒産により休刊となった『COSMODE』のスタッフが移籍したとのことで、老舗コスプレ雑誌とも言えます。アニメやゲームキャラ等のコスプレを中心に、写真だけでなく、衣装作り・メイクの仕方・写真の撮り方・体験談などノウハウがぎっしり詰まった、コスプレする人、したい人の目線に立った内容です。
 コスプレ特集にありがちな、セクシーなコスプレ写真をたくさん載せて売り上げを立てようという感じは全くなく、コスプレを楽しむ人を増やし、カルチャーとして守り育てていこうという気概が感じられます。

 普段こちらのブログでは歴史書や手芸本などを紹介する機会が多いですが、実はこんなサブカルチャーなジャンルも手がけているのです。(ちなみに守秘義務的に決してブログには登場しませんが、玩具の取扱説明書の組み立て図や、ラバーストラップやタオル他アニメグッズの版下なども、たくさん描いております。)
 この度ウエイドでは「血のり衣装を作ろう」や「ざっくり時代考証」、「小道具食材COOKING」といった写真、イラストを使った解説ページのデザイン、レイアウトを担当いたしました。
『コスプレイモード2015年11月号』(ファミマ.com)血のり衣装『コスプレイモード2015年11月号』(ファミマ.com)時代考証『コスプレイモード2015年11月号』(ファミマ.com)小道具食材クッキング『コスプレイモード2015年11月号』(ファミマ.com)アンケート
 さて、年表やモノの作り方の図解はご存知ウエイドが得意中の得意とするところ。しかしコスプレ専門誌に載るので、ポップな印象になるように仕上げました。同じ図版制作でも、掲載される媒体によってテイストを細かく変えられるのが我々ウエイドの強みです。
 「誌面デザインのお仕事を頼みたいけど、普段ウエイドさんにお願いしていない感じの本だなあ・・・」と思って躊躇されることはありませんでしょうか?そんな先入観は捨てて、ぜひ一度ご相談ください。真面目な歴史研究書からポップ系雑誌まで、本に合わせたイメージ通りの誌面をお届けいたします。

 『COSPLAY MODE 2015年11月号』は、全国の書店にて公表発売中!今コスプレにはまっている方も、ちょっと興味がある方も、どちらも楽しめる素敵な雑誌ですよ。
 ・・・どうでもいい話ですが、私の父親は昔幼稚園の出し物でセーラームーンのコスプレをしたことがあります。

あの孫正義氏も推薦! 『見抜く力』(酒巻久著、朝日新聞出版)

今回の業務実績紹介コーナーは、朝日新聞出版様より発売中!『見抜く力 リーダーは本質を見極めよ』(酒巻久著、朝日新聞出版)のご紹介です。
『見抜く力』(酒巻久著、朝日新聞出版)表紙
本書はキヤノン電子を利益率10%超の高収益体質に成長させたカリスマ社長が、リーダーのための「本質の見抜き方」を豊富な具体例とともに解説している実用書です。
経営に欠かせない“眼力”が養われるので、帯でソフトバンク孫正義氏が書いているように、経営者・起業家の方、組織を成長させる立場のリーダーは必読ですよ。

この中で、ウエイドは図版を担当しております。
今回の目玉としましては、実際に本をパラパラめくって頂くとよく分かるのですが、
『見抜く力』(酒巻久著、朝日新聞出版)本文
アレレ!? いつもの精緻(と自負しております)な作図が鳴りを潜め、アンニュイな雰囲気のイラストが……!

そうなのです。今回はちょっとしたパラダイムシフトです。
キチッとしたレイアウトの中にカチッとした図版が入っても、スッと流れてしまい目に留まらない。
それを避けたいとおっしゃる編集長と打ち合わせた結果、
「ホワイトボードに書いて解説する感じ」というコンセプトのもと、手書き風のゆる〜いテイストになりました。
きっと貴方もキチッとした感じのテキストと、このイラストのギャップに目が離せない事でしょう。

機会があればぜひご覧になって、パラパラとめくってみてください。
思わず図版に目が止まって、ついつい本文も読み進めてしまったりしたら、私たちとしては大成功です。
今後とも、分かる・伝わる・欲しくなる図版を追求し続ける、ウエイドのまだ見ぬ可能性にご期待下さい。

また、クライアントの皆様の様々なご要望にお応えする事によって、我々の可能性はさらに広がっていきます。
ぜひとも色々なご要望をお聞かせ下さい!

実績紹介:『FYTTE 2015年10月号』(学研)女性の病気イラスト

みなさんこんにちは!ウエイドの実績紹介のコーナーです。
今回ご紹介するのはこちら。
『フィッテ 2015年10月号』(学研)表紙
学研様より発刊の『FYTTE 2015年10月号』です。
今年で創刊26周年を迎える『FYTTE』は、主に働く女性をターゲットとした美容雑誌です。
最新のダイエット法や健康法を、わかりやすいイラストや写真付きで紹介しています。日進月歩の医学研究の成果もいち早く取り入れていて、健康的にキレイになりたい方にオススメです。

この号でウエイドは、女性の病気に関する特集ページのイラストを、風讃社様のご依頼により作成させていただきました。
さて、今回作成したのは乳房の断面図や子宮の構造といった、医学的なイラストが中心。女性誌での掲載ですので、難しすぎる印象にならないよう、わかりやすいだけでなく、女性らしい華やかさを持たせねばなりません。
そこで、これらのイラストではあえて主線を描かず柔らかな感じに。色使いも各部位の形がしっかりわかるようにしつつもコントラストをギリギリまで抑え、淡い仕上がりになるよう気をつけました。
『フィッテ 2015年10月号』(学研)乳房イラスト『フィッテ 2015年10月号』(学研)子宮イラスト『フィッテ 2015年10月号』(学研)背骨イラスト

普段のウエイドは歴史本の地図や図面、手芸本の編み図などを数多く手がけているので、学術的な図解や、カッチリとしたイラストばかりを専門に描いているのでは?とお思いの方も多いかもしれません。
前々回のブログで紹介した『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』もご覧になっていただきたいのですが、意外と(?)こういった、ひとひねり加えたテイストも得意なのです。

女性向けのソフトタッチなイラストの中にも、歴史建築理系本などで培った正確さを取り入れられるのがウエイドの強み。
「イラストを使ってわかりやすくしたい。でも女の子らしく可愛い感じに」などとお悩みの女性誌、ファッション誌の編集者の方、是非私たちウエイドに声をお掛けください!

FYTTE』は全国の書店にて毎月16日発売です!

実績紹介:『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』(豊田麻琴著、現代書林)

みなさんこんにちは!ウエイドの新刊案内のコーナーです。
今日ご紹介するのはこちら。現代書林様から刊行の『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』です。
『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』(豊田麻琴著、現代書林)表紙
著者である豊田麻琴さんは、人材育成や教育支援の講師として、全国で様々なセミナーを開催されているコミュニケーション・トレーナーの方。
本書には、「やりたいことがいっぱいで時間がない」「自分に自信が持てない」、といった仕事や日常生活で感じる“モヤモヤ”を解消するためのノウハウが詰まっています。
例えばすぐに使えそうなのが「VAK」分類術。人にはそれぞれ「視覚(V)」「聴覚(A)」「体感覚(K)」といった三つの傾向があるそうで、相手の傾向に合わせた受け答えをすると会話も弾んでコミュニケーションも円滑になるのだとか。人間関係でお悩みの方は是非実践してみてはいかがでしょうか。

さて、今回ウエイドはチェックリストやチャート図といった図版の作成と同時に、本文中に挿入されるイラストも制作。
本書は主に若い女性をターゲットにした本なので、マトを射つつも遊び心を加えて、楽しさを高めるフェミニンなイラストに。逆に図版は理解度をさらに高めるためのアイデアを加えてロジカルに仕上げました。
世にデザイン事務所は数多くありますが、図版やイラストも一緒に作れるのがウエイドの強みです。
『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』(豊田麻琴著、現代書林)本文
図版を使ってわかりやすい本にしたい。それと同時にイラストも入れて親しみやすい本にしたい。内容は堅いけど、ゆるカワイラストで手に取りやすい本にしたいとお考えでしたら、私たちウエイドにお任せください。

状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』は全国の書店にて好評発売中。女性向けですが、もちろん男性が読んでもためになる内容ですよ!

歴史×数学コラボレーション

今回はウエイドが日本語版の図版作成・調整と本文のDTPを担当させて頂きました、この豪華な表紙のハードカバー本、
国家興亡の方程式 歴史に対する数学的アプローチ』(ピーター・ターチン著、水原文訳)のご紹介です。
(あの勝間和代さんを見いだした事でも有名な、ディスカヴァー・トゥエンティワン様より発売中!)
『国家興亡の方程式』(ピーター・ターチン著、水原文訳、Discover21)表紙
タイトル通り、今回は歴史の話だけでなく数式が大挙して登場します。
普段このブログで歴史の書籍を多く紹介するので、歴史好きなウエイドのイメージをお持ちの方も多い事でしょうが、実は理数系が得意なスタッフもいるのです。
そこで、DTPは歴史好き、グラフ・図版は数学好きの人間が担当するという、異色タッグチームで製作にあたりました。
『国家興亡の方程式』(ピーター・ターチン著、水原文訳、Discover21)本文
本書は、領土の面積、人口、集団の団結力などなど、国家の盛衰に影響する要因を考察してモデル化・数値化して数式にして、実際の歴史と比較することで、仮説を検証し、より高精度で国家の興亡を説明できる数式を探求していきます。
人類の生きてきた過程である“歴史”という分野を、自然科学の手法で理解する事で、将来は天気予報のように、人類の未来の事まで計算で予測できるかもしれません。
この試みは生態学・進化生物学、人類学、数学を研究する著者のものすごい功績なのだそうです。

国家の興亡の歴史が、地理的条件や民族的な団結力や資源力などを数値化することで説明できるとしたら、政治家の手腕などの個人の力とは関係なく国は栄えたり滅んだりするのでしょうか。高校では習わない数式が出てくるためハードルは高めですが、興味深い研究です。

日が沈むと肌寒く感じる日も増えてきて、暦の上ではもう秋です。読書の秋なのです。
そんな季節に向けて、少し読み応えのある本を手に取ってみるのも良いものですよ。

※ちなみに歴史といえば、WADE初の自社出版『原田君にもわかる!日本史』はAmazon、紀伊国屋他、主要書店で注文できます!通販サイトも運営中です!
http://wade-japan.com/shop/)歴史入門者の方はこちらもどうぞ。

※2015/9/24 数式の難易度に関する表現を修正しました。

実績紹介:『図解雑学 失敗学』(畑村洋太郎著、ナツメ社)

みなさんこんにちは!ウエイドの新刊案内のコーナーです。
今日ご紹介するのはこちら。ナツメ社様から刊行の『最新図解 失敗学』です。
『最新図解 失敗学』(畑村洋太郎著、ナツメ社)表紙
本書は2006年に出版された『図解雑学 失敗学』に、福島第一原発事故の章を新たに追加した増補改訂版となります。今回ウエイドは、表紙イラストと、追加された章の図版トレースを担当させて頂きました。

さて、「失敗学」とは何かと言いますと、著者である畑村洋太郎教授が、『失敗学のすすめ』などで提唱された学問で、過去の失敗について研究し、原因の究明と教訓の継承を目的としています。
「○○学」なんて言うと、一般人には難しくて理解できないのでは?とお思いの方もいるかもしれません。しかし、本書はより多くの方に失敗の歴史を共有してもらうことがテーマで、内容もなるべくわかりやすく書かれています。
「良い失敗、悪い失敗」といった失敗学の基礎知識や、実際に起きた過去の失敗例など、2ページごとに細かくテーマが区切られ、それぞれ平易な解説と写真・イラストによる図解が付いてきます。失敗学とは何か、失敗から学び活かす方法などが、視覚的にすんなりと理解できる構成となっています。

とくに今回追加された福島の原発事故に関する章は、複雑な事故の過程を一つ一つ追い、その中で起きた数々の失敗について簡潔かつ具体的に解説されています。現在福島原発事故については、多くの意見が飛び交い、その情報量に混乱してしまう人も多いかと思います。そんな方はぜひこの本で福島原発事故の基礎知識を身につけてみてはいかがでしょうか。

さて、図版の制作で心がけたことというと、やはりテイストの統一感にあります。ウエイドが担当したのは後半の増補部分のみ、もし元々にあったイラストと感じが違うと、ちぐはぐした印象になってしまいます。イラストのわかりやすさはもちろん、過去のイラストとの整合性にも気をつけながら制作しました。
『最新図解 失敗学』(畑村洋太郎著、ナツメ社)既存ページ
『最新図解 失敗学』(畑村洋太郎著、ナツメ社)増補ページ
新しい本をイチから作るというお仕事だけでなく、ウエイドは他のデザイン事務所さんが作られたものに合わせて新しいページを追加したり、アレンジしたりすることも得意としています。
もし、かつて出した本を、最新情報に合わせて改訂したいという方がいらっしゃいましたら、ぜひウエイドにお声かけください。
最新図解 失敗学』は全国書店にて好評発売中です!