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自然の素材で100種類の「編みかご」がつくれます!

今まで当ブログでは様々な手芸本を紹介してきましたが、今回ご紹介するのはその中でもページ数・作業量・作品の難易度…どれもトップクラスの内容です。

誠文堂新光社さま発行の『草・つる・枝でつくる編みかご100 身近な自然で編むかごとリース 素材の採集方法から編み方まで』(佐々木麗子著)

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著者の佐々木麗子さんは、今まで数々の書籍を出版されている編みかご作家。
野の花司「自然素材でかごを編む教室」の講師を務められている方です。
その佐々木さんが過去に出版された4冊の本の内容を1冊にまとめ、装いも新たにリニューアルされての発行となりました。

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バスケットやキッチングッズ、コースターなど、自然の素材を使った作品の編み方を100点掲載。
元々4冊分の内容ということもあり、全271ページ・価格3000円という大ボリュームです!

今回、ウエイドでは
・表紙デザイン
・誌面デザイン
・作り方イラスト制作
・DTP
と、1冊まるごと携わらせていただきました。

この内容と価格に見合ったデザインを…ということで、高級感のある上品な雰囲気となっています。

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イラストは、過去の原稿を元に8割ほどを新たに描き下ろしています。
元のイラストは1冊ごとにそれぞれタッチが異なっていたため、統一感を出すことで作っている読者さんがストレスなく作業に集中できるようにする工夫です。
社内のイラストレーターチームが分担して描き直しました。
量はもちろんのこと、細かいイラストなので実は力作です!

さらに仕上がったイラストを素材として誌面をデザインする際も、デザイナーチームと連携を取りながら進めました。
このように、多くの工程が発生する作業を社内でスムーズに進められるというのが、イラストレーターとデザイナーが多数在籍するウエイドの強みでもあります。

ちなみに、タイトルに「素材の採集方法」とあるように、作品に使う材料は自然の植物。
もちろん手芸屋さんでは買えないので、作りたくなったらまず野山で素材を集めるところからスタートです。
(その工程も、本書に詳しく記載されています。ご安心を)

このようにかなり上級者向けの内容となっていますが、さらなる手芸の達人を目指したい方はぜひチャレンジしてみてください!

目指せナイスショット!「完全なゴルフスイング」をイラストと図版で再現しました

今回は、当ブログでは珍しい「ゴルフ本」のご紹介です。

現代書林さま発行の『会心のショットが百発百中になる完全なゴルフスイング ボディフロー・ラーニング編安藤秀 著)』。

完全なゴルフスイング』シリーズの第2弾となる本著。
ウエイドでは、第1弾に引き続き本文のイラストを担当いたしました。

著者の安藤秀氏は、筑波大大学院で体育科学の博士号を取得。
独自の「コンバインドプレーン理論」をもとに、東京や神奈川でゴルフスクールを主宰するかたわら、ゴルフの教則本も数多く執筆しています。

「コンバインドプレーン理論」とは…
腕の振り(縦の動き)と体の回転(横の動き)を組み合わせてスイングを作り上げるという考え方。
このイメージに基づいたフォームを習得する事により、再現性が高く飛距離がコントロールしやすいショットが望めるようになります。

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従来のスイングとの違いは、こちらの図を見れば一目瞭然。
コンバインドプレーン理論は、より立体的なフォームであることが分かります。
分かりやすさとかっこよさを両立させたタッチのイラストに仕上がりました。

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一方、こちらは理想のスイングが打てず苦悩するゴルファー達。

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今回の書籍は第2弾ということで、前回より踏み込んだ実践的な内容になっています。
イラストの方向性については、様々なタッチのイラスト見本をもとに相談させていただき、真剣に上達を目指すゴルファーをイメージした大人の雰囲気に決まりました。

イラストとしての魅力はもちろんですが、ゴルフ本としてはフォームの正確さも必要不可欠です。
ウエイドなら、正確な図であることは当然クリアした上で、同じ内容を説明するイラストを多彩なテイストで表現できます。

「イラストの雰囲気」と「図版としての正確さ」、どちらも譲れないという時は、ぜひウエイドにご相談ください!

健やかな心身は、まず食からと申します。『子どもに伝える行事の由来と行事食 』(すとうあさえ監修、メイトブックス)

8月も後半に差し掛かってきました。
皆さま有意義な夏休みは過ごせたでしょうか?

海にスイカに読書感想文、
花火観て盆踊りに行って、
お墓参りして、時にはナスやキュウリに割ばし差したりしましたね。

ところでなんで夏にお盆休みがあるのかご存知ですか?

もとは仏教で夏に行う霊を供養する儀式と
日本古来のご先祖を祀る祖霊祭が結びついたのがキッカケだとか。
ちなみに野菜に割ばしを刺すのは、ご先祖様の霊が
キュウリの馬に乗って早くやってきて、
帰りはナスの牛でゆっくりと…、というおまじないみたいですよ。

えぇ!? 知ってましたかぁ。

しかし、すでにご存知という賢明な皆様も
それを小さな子どもにきちんと説明できますでしょうか?

以外と難しいですよね。
今回の業務実績紹介はそんなときに抜群に役に立つ書籍、
子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス
についてです。
日本の行事を中心に、その行事にまつわる料理のレシピを掲載しつつ、その由来などを楽しく学べる一冊です。
『子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス)表紙

なんと今回ウエイドでは、行事の由来について説明するページの編集からデザイン、イラストまでマルっと製作にたずさわっております。

先ほどのお盆のように、七五三やお正月などについて一つ一つを調べる所から始めました。
同じ行事でも地域によって多少違いがあったり食文化もさまざまなので、その取捨選択が腕の見せドコロ。

イラストも多数掲載していて、ウエイドのイラストレーター3人がかりで取り組んでいます。
各章季節ごとのバリエーションを堪能して頂ければなんて思います。
『子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス)中身1
『子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス)中身2
『子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス)中身3

他にも、オリジナルで考えた行事を楽しく体験できるゲームも掲載しているので、近頃保育園や幼稚園でのイベントにマンネリを感じておられる先生方には特にオススメです!

まずは10分集中!楽しく学習習慣を身につける♪ 『まずは10分から学習習慣づけ リビングドリル』(旺文社)

みなさん、「リビング学習」というものを御存知でしょうか?
保護者さんの目に入る範囲(リビング)で、お子さんが宿題や勉強をする学習法です。
保護者さんはお子さんの学習内容を把握でき、お子さんも「みられている」という意識からやる気が高まるというもの。
宿題をみてあげるだけでいいの?お悩みもあると思います。

そんなときに、リビング学習にオススメなのがコチラ!
『まずは10分から学習習慣づけ リビングドリル』(旺文社)表紙
旺文社さんの『まずは10分から学習習慣づけ リビングドリル』(学年別、小学1~4年生向け)
勉強するというよりも、まずは机に向かい学習の習慣をつけることが狙いとなっていて、
日々10分の学習を習慣づけていくことにより、集中力を高めていくのに効果的です!
学習内容も国語、算数など教科が交互に収録されていて日々飽きずに進められ、問題もイラストが多くパズルのような楽しい問題となっています。

『まずは10分から学習習慣づけ リビングドリル』(旺文社)装丁&達成表・シールイラスト
ウエイドでは、カバー、表紙の装丁、達成表とシールのイラストを担当致しました。
カバーをとると、裏表紙が達成表になっており、ドリルをこなしたら付属のシールを貼っていく形になっています。
普通、カバーのついた本はカバーをとると本体の表紙は1色のみの印刷という形が多いですが、このリビングドリルは、本体の表紙もフルカラーなんです!

その理由は…、カバーは保護者さん向け・ドリル本体はお子さん向けとなっているからです。
カバーを拡大してご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、お子さんにはちょ〜っと見せられない文章ですよね。
ですが、保護者さんのホンネ!?だからこそ、目をひきつけるカバーとなっているのです!

実際ドリルをお子さんが使用する際には、カバーをはずして渡すことで抵抗なく本文に取り組める仕様になっているワケです。
表紙イラストは『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズで大活躍中の入江久絵さんで、そのマンガに親しんでいるお子さんは特に受け入れやすいのではないでしょうか。

また、裏表紙の達成表イラストは学年ごとに違う世界観になっており、学年が進むにつれ世界観の変化も意識しました。
1年生は童話の世界、4年生は宇宙の世界…1年生より4年生はお兄さんお姉さん向けの世界観になっています。

達成表ということで当初はシールを並べて貼っていく表のような形でしたが、日々ドリルをこなしていく過程を道のりのようにすれば、楽しくドリルをこなせるのでは?とご提案させていただきました。
そんなワクワクできる遊び心のご提案もウエイドは得意です!

達成表とシールのイラストを担当致しました、社内イラストレーターのオススメは2年生達成表に出てくるビスケットボーイだそうです。とてもおいしそうですね!スタートからゴールへと…なにやら、なにかから逃げているのかな?途中にいるミス・プリンとはどんな関係が…?
『まずは10分から学習習慣づけ リビングドリル』(旺文社)ビスケットボーイ&ミスプリン
な~んて、物語を想像しながらドリルをすすめていくのも楽しいかと思います。

今後、20分集中するための「もっとリビングドリル」シリーズも刊行予定となっております。
こちらもぜひお手にとってみてくださいね!

楽しく集中力が身につく、大人向けのリビングドリルもあったらいいのになあ、と思いました…

「ありがとう」そして「ありがとう」 〜『積極的感謝の力』(徳田芳和著、現代書林)〜

今回は現代書林様から発売中の『積極的感謝の力徳田芳和(著)』のご紹介です。
『積極的感謝の力』(徳田芳和著、現代書林)表紙
本書で語られる積極的感謝とは普段の「ありがとう」のその一歩先。悲しい事・欠けている物に対しても、その価値を認めましょうという事で、
「どんな絶望的な状況でも肯定的な考え方をして、感謝の気持ちをもって人生を眺めれば、誰でも豊かな人生を歩む事ができる。」という内容です。
株式会社明徳ホームの代表取締役である著者は、42歳のとき自己資金0円、国民金融公庫から400万円借り入れて独立し、
苦しい時期をを乗り越えて2年目には年商1億円を達成しました。
その経営の哲学を語った本でもあるので、経営者の方にも参考になります。

ウエイドでは、本文中の挿絵イラスト作成を担当させて頂きました。
『積極的感謝の力』(徳田芳和著、現代書林)イラスト
今回は高年齢層向けという事で、「やさしい感じのイラスト」とのオーダーがありましたので、
それには絵はがきや絵本の手書きのやわらかさが、イメージとして合っているのではないかと考えて水彩画風に仕上げました。
昔とったナントカで、芸大受験の折りに積んだ静物着彩の修練が役に立てばと、
透明水彩の<たらし込み>や<にじみ>などの、やわらかい技法をデジタル環境で再現しています。

本書のテーマである感謝の気持ちとか、それによって得られる幸福などの暖かみを感じとって頂けたら幸いです。
それこそ、感謝感謝なのです。

実績紹介:『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』(豊田麻琴著、現代書林)

みなさんこんにちは!ウエイドの新刊案内のコーナーです。
今日ご紹介するのはこちら。現代書林様から刊行の『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』です。
『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』(豊田麻琴著、現代書林)表紙
著者である豊田麻琴さんは、人材育成や教育支援の講師として、全国で様々なセミナーを開催されているコミュニケーション・トレーナーの方。
本書には、「やりたいことがいっぱいで時間がない」「自分に自信が持てない」、といった仕事や日常生活で感じる“モヤモヤ”を解消するためのノウハウが詰まっています。
例えばすぐに使えそうなのが「VAK」分類術。人にはそれぞれ「視覚(V)」「聴覚(A)」「体感覚(K)」といった三つの傾向があるそうで、相手の傾向に合わせた受け答えをすると会話も弾んでコミュニケーションも円滑になるのだとか。人間関係でお悩みの方は是非実践してみてはいかがでしょうか。

さて、今回ウエイドはチェックリストやチャート図といった図版の作成と同時に、本文中に挿入されるイラストも制作。
本書は主に若い女性をターゲットにした本なので、マトを射つつも遊び心を加えて、楽しさを高めるフェミニンなイラストに。逆に図版は理解度をさらに高めるためのアイデアを加えてロジカルに仕上げました。
世にデザイン事務所は数多くありますが、図版やイラストも一緒に作れるのがウエイドの強みです。
『状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』(豊田麻琴著、現代書林)本文
図版を使ってわかりやすい本にしたい。それと同時にイラストも入れて親しみやすい本にしたい。内容は堅いけど、ゆるカワイラストで手に取りやすい本にしたいとお考えでしたら、私たちウエイドにお任せください。

状況が同じでもスッキリできるモヤモヤ整理整頓術』は全国の書店にて好評発売中。女性向けですが、もちろん男性が読んでもためになる内容ですよ!

『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズが旺文社様より発売になりました!

『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズ第1弾(旺文社)

生活していく上で重要なテーマや、大人でも伝えることが難しいテーマ解説をしています。

シリーズ第1弾は……
整理整頓』マンガ・イラスト:入江久絵さん
友だち関係 〜自分と仲良く〜』マンガ・イラスト:藤美沖さん
お金のこと』マンガ・イラスト:関和之(←ウエイド所属!!)
のラインナップ!

シリーズ第1弾の3冊の装丁・本文のデザイン、
そして『お金のこと』ではマンガ・イラスト作成も
ウエイドで担当させていただきました!

対象の小学生が楽しく理解できるように
内容にストーリー性を持たせマンガで解説!
各テーマごとに個性的なキャラクターも登場して
全部読まずにはいられない!(とちゅうで挫折とか、ありえない!)

整理整頓
『学校では教えてくれない大切なこと ①整理整頓』(旺文社)

友だち関係 〜自分と仲良く〜
『学校では教えてくれない大切なこと ②友だち関係 ~自分と仲良く~』(旺文社)

お金のこと
『学校では教えてくれない大切なこと ③お金のこと』(旺文社)

各テーマが「生活していく上で重要、大人でも伝えることが難しい」
なだけに、私自身もデザインしながら「なるほど~」と
思うことが何度もありました。

そして本の「顔」であるカバーも、楽しさ、いっぱいです。
(内容の楽しさがアフレて出てきた感じ!)
今回、加工などもふくめたデザイン提案をさせて頂きました。
コルクボードにキャラクターのシールなどが
はられたようなデザインに、ぴったりの加工は……加工は……
イラスト部分だけ「ぷっくり」「ツルツル」になる加工だ!
『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズ第1弾(旺文社)表紙加工
「ぷっくり」「ツルツル」でこの立体感!
さわって楽しい、見て楽しいカバーです。

新しく生まれる、はじまるシリーズのデザインは
「何が適しているか?」「何が一番良いか?」と
???の連続でした。
(この「考えること」が楽しく、やりがいを感じ、
そして悩ましい……でもやっぱり楽しい)

編集さん、マンガ家さん、ウエイド、みんなの全力が集まって生まれた
『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズ
小学生はもちろん、大人にも読んで頂きたいです!ぜひぜひ!!