タグ別アーカイブ: グラフ

怒涛の3冊同時紹介

今日は紹介する本が複数ありますので導入の本にちなんだ話がしにくいです。
写真も多めですし単刀直入に行きましょう。

ドーンと3冊を一気にご紹介

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光文社様からの『ビジネスアスリートが実践する最強のリカバリー術』、
品切れ、過剰在庫を防ぐ技術
そして『パパ活の社会学』です。

こちらの3冊では図版を制作しました。
エクセルのデータを元にグラフを作り、参照画像をベースにしてイラストを描いたのですが、どれも単に作ったというだけではなく、本のテイストに合わせて統一された印象に。
さらに強調したいところを吹き出しで囲って伝えたいことを明確にしたので、図版だけ見ても本文の言いたいことが想像できると思います。

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また『ビジネスアスリートが実践する最強のリカバリー術』では多くのサイエンス系図版を作ってきた経験から培った、様々な人体の描き方から、最も本の内容にあった表現を選びました。

我々ウエイドにはこうした図版を長く手がけてきたノウハウがありますので、細かな指示をいただかなくても著者、編集の方の意図に沿ったものを作れるというわけです。

しかしパパ活…。ちょっと前、家の近所で50代くらいの男性と、20代ほどの女性が連れ立って歩いているのを見ました。
どうにも女性の格好がお父さんと出かける時のようなものではなく、ひょっとするとアレが…。

エイリアンはサッカーの試合を見るか?『宇宙背景放射「ビッグバン以前」の痕跡を探る/羽澄昌史(集英社新書)』

冥王星が太陽系惑星から外されたかと思えば新たな第9惑星が発見されつつあったり、はやぶさ2も絶賛航行中だったりと、人類のフロンティアに対する欲求は尽きない様子。
一方地上の花粉症患者たちは、火星で生活すればスギ花粉に怯えずにすむのでは無いかしらと思う今日この頃でございます。

今回の実績紹介はそんな人類の飽くなき知的好奇心を刺激する一冊。
宇宙背景放射「ビッグバン以前」の痕跡を探る羽澄昌史集英社新書)』のご紹介。
宇宙背景放射や原始重力波の観測だなんて難解なテーマについて書かれている本ですが、この分野に明るくなくても、序盤からダーッと一気に読んでいける感じです。

『宇宙背景放射「ビッグバン以前」の痕跡を探る/羽澄昌史(集英社新書)』表紙

人類が宇宙の基本原理を理解するという難題も「宇宙人がサッカーの試合をみる場合に、それをキチンと勝ち負けのあるゲームと理解できるのか?」という問題に置き換えて説明したり、他にも「ドッカーン効果」とか、「アメーバが一瞬で銀河になるほどのインフレーション」だとか、楽しい表現で説明してくれるんです。

今回ウエイドでは図版を担当しております。高度な学術分野を少しでもイメージしやすいイラストやグラフになるよう、表現に工夫を加え、世界中を飛び回る著者の先生に研究の合間をぬって確認して頂くような形で進めました。(今話題の重力波にも関連していて、著者さんの研究が成功すれば、将来ノーベル賞をとるかも、なんて図版担当原田くんが言っていました)

一から描き起こす図以外でも、元のカラーデータをただ白黒に直すだけでは見づらい絵になってしまうので、4色カラーの色相の違いがモノクロの明暗の差で置き換わるように、普段あまり使わない技を駆使して変換したりしています。
『宇宙論』という難しくて壮大なテーマを、シンプルに理解することに役立てば幸いです。

『宇宙背景放射「ビッグバン以前」の痕跡を探る/羽澄昌史(集英社新書)』本文

本を読んで思うに、人類が最終的にたどり着こうとしている“宇宙の基本原理”なるものもまた、驚くほどシンプルで天地が入れ替わるほど突拍子もないことかもしれません。

ですので僕たちはノーベル賞は狙えないまでも、今のウチから「金星の戸籍を取得したよ」とか「宇宙はラズベリーの味がするんだ」とか言っておけば、今は電波あつかいされたとしても、「あの人は先見の明があったんだね。」なんて、後から再評価されるかもしれませんね。
500年後くらいに。

あの孫正義氏も推薦! 『見抜く力』(酒巻久著、朝日新聞出版)

今回の業務実績紹介コーナーは、朝日新聞出版様より発売中!『見抜く力 リーダーは本質を見極めよ』(酒巻久著、朝日新聞出版)のご紹介です。
『見抜く力』(酒巻久著、朝日新聞出版)表紙
本書はキヤノン電子を利益率10%超の高収益体質に成長させたカリスマ社長が、リーダーのための「本質の見抜き方」を豊富な具体例とともに解説している実用書です。
経営に欠かせない“眼力”が養われるので、帯でソフトバンク孫正義氏が書いているように、経営者・起業家の方、組織を成長させる立場のリーダーは必読ですよ。

この中で、ウエイドは図版を担当しております。
今回の目玉としましては、実際に本をパラパラめくって頂くとよく分かるのですが、
『見抜く力』(酒巻久著、朝日新聞出版)本文
アレレ!? いつもの精緻(と自負しております)な作図が鳴りを潜め、アンニュイな雰囲気のイラストが……!

そうなのです。今回はちょっとしたパラダイムシフトです。
キチッとしたレイアウトの中にカチッとした図版が入っても、スッと流れてしまい目に留まらない。
それを避けたいとおっしゃる編集長と打ち合わせた結果、
「ホワイトボードに書いて解説する感じ」というコンセプトのもと、手書き風のゆる〜いテイストになりました。
きっと貴方もキチッとした感じのテキストと、このイラストのギャップに目が離せない事でしょう。

機会があればぜひご覧になって、パラパラとめくってみてください。
思わず図版に目が止まって、ついつい本文も読み進めてしまったりしたら、私たちとしては大成功です。
今後とも、分かる・伝わる・欲しくなる図版を追求し続ける、ウエイドのまだ見ぬ可能性にご期待下さい。

また、クライアントの皆様の様々なご要望にお応えする事によって、我々の可能性はさらに広がっていきます。
ぜひとも色々なご要望をお聞かせ下さい!

WEB関係のお仕事です。

常日頃、このブログでは様々な書籍関係(紙媒体)の業務実績を中心にご紹介をして参りましたが、今回ご紹介するのはWEB媒体のお仕事です。
印刷とWebでは細かい部分でルールの異なるところもありますが、伝えたい情報を表現するという部分では共通しています。最近ではWEB関連のお仕事の比重も増えているのです。

一つ目は日経デュアル様のWEBページにて、タイトルバナーと記事内のグラフを製作いたしました。
日経DUAL 記事バナー日経DUAL 記事グラフ
9月3日の記事『平日の夕食を楽しい食卓に変える3つの方法』でご覧頂けます。
世のお母さんの多くが、家族一緒の食事は大切だと考えつつも、そのほとんどが忙しさ故についつい席に着けなかったり、子どもを急かしたりしてしまうそうです。そんなお母様方にも上手な手抜き術で子どもとの時間をゆったり持ってほしいという記事です。

でも当然、載っているグラフは手抜き無しです。

もう一つはJT・日本たばこ産業様の運営するWEBサイトたばこワールド内の図版の製作です。
たばこクロニクル”というコーナーがあって、その中の『かぶき者とたばこ〜風流を愛した戦国の若者たち〜・元祖かぶき者 伊達政宗』で使用されています。
たばこワールド 記事トップ
あの伊達政宗の一日の喫煙スケジュールをグラフにしたものです。
たばこワールド 伊達政宗の喫煙スケジュール
伊達政宗は生まれてくるのがちょっと遅かったですが、2016年の大河ドラマの主人公・真田幸村と並んで人気武将ですよね。

タバコ関連の話題の他に、血気盛んなイメージの伊達政宗の文化人としての側面など、ついつい読んでしまう記事もあり「タバコは吸わないよ。」という方でも戦国ファンであればお楽しみ頂ける内容です。
享年70歳と徳川家康に次いで当時としては相当な長生きですから、食事面などでもなかなか健康に気を遣っていたのやも知れません。

と、まだまだ歴史の話題は尽きないですが、このつづきは記事の方でご覧ください。

実績紹介:『歴史・地理・公民 基本用語集』(創育/吉野教育図書)

みなさんこんにちは!ウエイドの実績紹介のコーナーです。
今日ご紹介するのはこちら。創育/吉野教育図書様より刊行の『歴史・地理・公民基本用語集』です。
『歴史・地理・公民基本用語集』(創育/吉野教育図書)表紙

本書は中学生を対象とした用語集で、「承久の乱」「薩長同盟」あるいは「アマゾン川」「日本銀行券」などなど、三教科の必須項目が豊富な図版と写真を使って分かりやすくまとめられています。
『歴史・地理・公民基本用語集』(創育/吉野教育図書)歴史『歴史・地理・公民基本用語集』(創育/吉野教育図書)公民

今回ウエイドでは、三冊それぞれの巻頭ページのデザイン、図表作成、イラスト作成を担当。京都・奈良の建物や、時差の求め方、グローバル化と日本といったテーマをグラフィカルに解説しました。
制作にあたって気をつけたことは、なるべく教科書的な堅苦しい構成にならないこと。手書き風フォントを使ってみたり、解説キャラクターを登場させてみたりと、最近の中学生向けに(まあ私も十分ゆとり世代ですけど)ポップで楽しいデザインを心掛けましまた。やっぱり楽しんで勉強できるのが一番ですからね。
もちろん全ページカラーです。

そうそう、歴史の教科書ってどれくらい最近のことまで載っているのかなあと最後の項目をめくってみると、民主党政権の誕生と東日本大震災で終わっていました。そういえば高校生の時、理科室においてあった地球儀は、ロシアがソ連のままだったり、ドイツが二つあったりしましたが、あれってもう更新されたのでしょうか・・・。
というわけで株式会社ウエイドは、歴史や地理などをはじめとした教育・学術関係の図解やデザインに強いのが売り。子供でも楽しんで読める学習参考書を作りたい!とお思いなら、ぜひウエイドにご連絡ください!

実績紹介:『高校野球超検定読本』(白夜書房)

『高校野球超検定読本』(白夜書房)表紙
高校野球超検定読本白夜書房
当ブログのメイン担当はイラスト、図版をメインの仕事としているため、ついついそちらの実績紹介が多くなってしまいがちです。
デザイナーの求人を出しているのに、デザインの実績をあまり紹介していないことに気がついて、今回は社長の山岸入魂の一冊をご紹介。

「もしも野球小僧編集部が高校野球検定をやるとしたら?」という想定のもと、高校野球を多角的に楽しむ本です。
山岸は自身も野球経験があり、現在でも草野球チームでピッチャーを務めるだけあって、楽しんで作業していたようです。

『高校野球超検定読本』(白夜書房)巻頭カラー
カラーページでは歴史に残るスター選手を紹介

『高校野球超検定読本』(白夜書房)歴史
図版や写真入りで高校野球の歴史を解説

『高校野球超検定読本』(白夜書房)都道府県解説
都道府県の有名校や特徴を解説

他にも数々のドラマや記録の解説、強豪校名鑑、大会そのものの解説、ファッションや応援等のカルチャー、球児の卒業後のキャリアと、広く、深く、マニアックな構成。さらに巻末には模擬試験のような例題も掲載して、本当に検定ができてしまいそうです。

装丁、レイアウトデザイン、DTP、図版作成まで、まるごと一冊お手伝いさせていただきました。

実績紹介『これからデータ分析を始めたい人のための本』工藤卓哉 著(PHP研究所)

『これからデータ分析を始めたい人のための本』(PHP研究所)表紙
『これからデータ分析を始めたい人のための本』(PHP研究所)
ビッグデータという言葉がニュースでも時々聞かれる今日この頃。
WEBの閲覧履歴、お店での商品購入記録、銀行やクレジットの使用履歴などなど、日々蓄積されて行く膨大なデータを如何に会社経営に活かすかという観点から、データ分析の基本概念を解説した本です。
豊富な図表とシンプルな喩え話で、データ分析の全体像をざっくり理解するのに役立ちます。

『これからデータ分析を始めたい人のための本』(PHP研究所)図版
本文デザイン、組版と図版作成を担当しました。
シンプルなグラフに吹き出しをつけて簡単な説明文を加えることで、「伝えたい」という意思を表現しています。

三章は架空の会社のストーリーを交えながら、データ分析の実践を解説しているのですが、架空の会社でありながらリアリティのあるものにするのに、かなりご苦労があったようです。
大企業のコンサルティングの様子を垣間みるという意味でも楽しめる本です。