みなさん、ワイドFMってご存知でしょうか?2015年12月に始まったラジオの新しい放送形態で、早い話がFMラジオの周波数帯(地上アナログTVで使われていた帯域の活用)でAMラジオの番組が聴けるというもの。
AMラジオってたまに聴きづらい・・・。その原因はAMラジオの電波が地面に沿って進むため、ビルや山に電波が遮られてしまうからです。そこでワイドFMでは新たに割り当てられたFM周波数帯を用いてAMラジオ局の番組を同時放送します。これでAM放送の聞こえる範囲がググッと広がり、おまけに高音質に。災害時にも役立つと期待されています。
で、どうしてこんな話をしたかというと、実はウエイドがこのワイドFM対応ラジオのデザインに携わったからです。
それがこちら。CDラジオ、Audience CDR-50です。

こちらのCDラジオは新ブランド、「Audience」立ち上げの第一弾で、もちろん「Audience」のブランドロゴもウエイドのデザインです。
普段こちらのブログでは主に本の仕事の紹介をしていますが、ウエイドはオーディオ機器のデザインの仕事もしているのです。
今回のお仕事は、一般的な製品の形状からデザインするプロダクトデザインとは違い、すでに完成した設計に対して配色を行う、ビジュアル面でのデザインでした。このラジオは高級感と可愛らしさを兼ね備えたイメージとのことでしたので、全体的に白を基調とし、操作ボタンや側面のラインに青を入れて、格調高く、ほんのりとポップな印象に仕上げました。この配色は好評で、ピンクバージョンも生産されることに。

また、デザインしたのはCDラジオ本体だけではありません。他にも商品の化粧箱(店頭で製品を入れておく箱のこと)や配送用段ボール箱、店頭用POP、取り扱い説明書なども手掛けました。


特に取説は実際にラジオの動作を確認しつつ、わかりやすいい表現は何か、入れる要素を取捨選択したりと編集的な仕事となりました。
このCDラジオ CDR-50は、すでに関西では発売が開始され、関東でも近日中に店頭に並ぶ予定。エディオンネットショップでも取り扱いが始まっております。この機会にラジオをワイドFM対応に切り替えてみては?なお弊社では現在社内BGM用に絶賛稼働中。
我々ウエイドは今後もプロダクトデザインのお仕事もどしどし受けていく予定です。
というわけで、どなたか全自動でシャツにアイロンかけてくれる機械を開発してデザインを依頼してくれませんか。
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僕の将来に対するただぼんやりとした不安も解消されました。『自信がある人に変わるたった1つの方法』
相変わらず寒い日が続く中、それでも着実に花粉舞い踊る春の気配を感じる今日この頃。
昔から春眠暁を覚えずなんていいますが、何かと不安の多い昨今において、皆様 夜は眠れていますか?
という事で今回の業務実績紹介は、そんな不安な気持ちになってしまう“癖”を解消してくれる一冊、
『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』(下園 壮太著、朝日新聞出版)
のご紹介です。

自衛官の心理カウンセリングやメンタルケアをしていた元教官が、不安とおさらばして、自信を持って毎日を過ごすための方法を教えてくれます。
「原始人からあまり進化していない人間」「日本人特有の性質」「子どもの心・大人の心」という著者の人間理解を踏まえて、たった1つだけ習慣を身につければ、誰でも自信がある人に変われるのだとか。
そうです。今でこそ原始時代の洞窟生活をテレビや本で眺めて、偉そうに「へぇ~」なんて言っていますが、我々ホモサピエンスが現代的な生活を始めたのは、原始時代の長さに比べたらほんの最近の出来事で、言ってしまえば現代人なんて原始人に毛が生えた程度の存在なのです。(この場合は毛が抜けただけ?)
そんなホモサピの一員であるウエイドでは、今回イラストと図版を担当しています。
本書のメインターゲットは30~40代の男性ということで、人物の表情や頭身など、あまりかわいくなりすぎないように気をつけつつ、日々のストレスで少々おつかれの方が読むこともあるかもしれないので、あまり肩肘張らずに書店でパッと見て「面白そうだな」と思える雰囲気を目指しました。
読書のちょっとした息抜きに見て楽しんで頂ければ幸いです。

日々の生活でも肩肘張らないことが大切みたいですよ。
もし自信がなくなるような事があったら毎日3つ良かった事を思い出しましょう。そしたら1つ改善点をみつけて成長していけるはず。
本書によれば、仮にたいして成長していないように思えても真剣に40回、真剣でなくとも400回練習すれば人は成長していけるそうです。
つまり気長に、気楽に生きましょう。なにせ我々ホモサピエンスの現代文明は、まだ始まったばかりみたいなので。
もふもふ手触り「動物ぽんぽん」
みなさん、“ポンポン”をご存知でしょうか?
毛糸をぐるぐる巻いて紐でくくり、束になった部分をきると…

このような毛玉状の玉飾りになります。
ビニールテープでつくられたポンポンを運動会の応援などでみかけたことが
あるのではないでしょうか?
今回は、毛糸でつくったポンポンをベースにして、
かわいらしい動物たちをつくることのできる
『動物ぽんぽん』(誠文堂新光社様発行)のご紹介です。
著者は第一回ハンドメイド大賞にて大賞およびアクセサリー賞を受賞されたtrikotriさん。

先日朝の情報番組で取り上げられたり、
またAmazonのブックランキングでなんと手芸部門全体での1位を獲得するなど
女性を中心に人気を集めています。
ポンポンをつくる際に重宝するのが
クロバーより発売されているポンポンメーカーという器具です。
厚紙を使ってつくることもできますが、より密集したポンポンをつくることができます。
この本はこのポンポンメーカーを使うことを前提としているのですが、この本のように複数の糸を使って模様を作るための図が載っている本はまだ数える程しかなく、統一された表現も確立されていません。
著者様の手描きの作り方図から印刷用のカラー図版を制作するにあたり、どんな図にすればわかりやすいだろう?と、著者様やデザイナー様のご要望を伺いながら試行錯誤を重ねました。

毛糸がたくさん巻かれている様子を表現しつつも、
見づらくならないように線と塗りが自然に馴染む設定にしたり、
手づくりの作品ということで、図版もかたいものにならないよう、
毛糸を巻く位置の目安の線をかっちりした線にせずラフに仕上げるなど、あちこち工夫をこらしてあります。
掲載されている動物たちを眺めているだけでもほっこりした気持ちになりますが、
きっと自分でもつくってみたい!となると思います。
見た目だけでなく、もふもふ・もこもことした手触りにも、とても癒されます。
…実は、私もコッソリと制作を進めていたりします。
現在ベースまで出来ている段階ですが、無事に完成できるといいなあ…
ぜひ、みなさんもこの『動物ぽんぽん』で楽しいぽんぽんライフを!
実績紹介:『仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)
突然ですがここで質問です。皆さん仏教の宗派というといくつ思いつくでしょうか?「真言宗に・・・、浄土真宗・・・」と、何個も思いつく方はそう多くはないのでは?
そこで本日ご紹介するウエイドの新刊がこちら。株式会社宝島社様から刊行の『仏教十三宗派「名僧と縁(ゆかり)の寺」』です。

そう、日本の仏教はこの本で紹介している十三の宗派に分かれているそうです。本書では各宗派の成り立ちや思想、開祖となった名僧や縁の深い有名な寺などが解説されています。
この度ウエイドでは、フォーマットデザインとDTP、地図の制作を行いました。十三ある宗派に合わせて十三の章がありましたので、章扉で宗派名を強調し、カラーと地紋の組み合わせで十三パターンのフォーマットをつくりました。




また今回は短期間での仕事ということで、DTPを複数のデザイン事務所で行うため、ウエイドでフォーマットを作って各事務所に配るという形となっていました。
そこで気をつけたのは「データのわかりやすさ」です。
フォーマットデータを受け取ったDTP担当の方がスムーズに作業できるよう、一目見てつくりがどうなっているかわかるよう心がけました。
最終的な見た目には影響しない所ですが、使いやすいフォーマットデータを作るのは意外と繊細な配慮が必要で、その良し悪しが作業の効率に影響しているのに、きちんと作れるデザイナーは少ないのが実情です。
今回はタイトなスケジュールでの作業でしたが、編集の方との確認や問い合わせも少なくすむよう工夫し、手際よく作業を進められたと思います。
もしフォーマットを、それも作業が進めやすいデータの制作を依頼したいとお思いなら、まずはウエイドまでお気軽にお問い合わせください。
『仏教十三宗派「名僧と縁(ゆかり)の寺」』は現在全国の書店にて発売中。大仏で有名な東大寺は華厳宗のお寺であることや、江戸時代に伝わった黄檗(おうばく)宗という宗派があることなど、身近なようで意外と知らない仏教の情報が満載。写真も豊富で旅行先探しにもうってつけの一冊ですよ。
『茶柱探検隊』電子版サイトついにオープン!
かねてからご要望の多かったフリーペーパー『茶柱探検隊』の電子版を、リリースできる準備がようやく整いました。

『茶柱探検隊』がパソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも読めるようになりました。
さらに、な・な・なんと、WEB限定ページも追加しております!
あわせて、茶柱探検隊のWEBサイト、メールマガジンもスタートします。
今まで限られた部数しかお送りできませんでしたが、より多くの方々にご覧いただけると思います。
ぜひ、お友達やご家族にもご紹介ください。
もちろん、あなたのご参加(投稿)もお待ちしています。
WEBからも投稿や感想メッセージが送れるようになりましたので、ぜひお気軽に!
試行錯誤の滑り出しとなりますが、みなさまのご意見もどんどん取り入れて、豊かな情報発信ができるよう改変して参ります。
ご意見・ご感想・アドバイス・お叱り等々、ぜひともお寄せ下さい!
それでは、ますますパワーアップする茶柱ワールドをお楽しみ下さい→→→
http://chabashira.wade-japan.com
エイリアンはサッカーの試合を見るか?『宇宙背景放射「ビッグバン以前」の痕跡を探る/羽澄昌史(集英社新書)』
冥王星が太陽系惑星から外されたかと思えば新たな第9惑星が発見されつつあったり、はやぶさ2も絶賛航行中だったりと、人類のフロンティアに対する欲求は尽きない様子。
一方地上の花粉症患者たちは、火星で生活すればスギ花粉に怯えずにすむのでは無いかしらと思う今日この頃でございます。
今回の実績紹介はそんな人類の飽くなき知的好奇心を刺激する一冊。
『宇宙背景放射「ビッグバン以前」の痕跡を探る/羽澄昌史(集英社新書)』のご紹介。
宇宙背景放射や原始重力波の観測だなんて難解なテーマについて書かれている本ですが、この分野に明るくなくても、序盤からダーッと一気に読んでいける感じです。
人類が宇宙の基本原理を理解するという難題も「宇宙人がサッカーの試合をみる場合に、それをキチンと勝ち負けのあるゲームと理解できるのか?」という問題に置き換えて説明したり、他にも「ドッカーン効果」とか、「アメーバが一瞬で銀河になるほどのインフレーション」だとか、楽しい表現で説明してくれるんです。
今回ウエイドでは図版を担当しております。高度な学術分野を少しでもイメージしやすいイラストやグラフになるよう、表現に工夫を加え、世界中を飛び回る著者の先生に研究の合間をぬって確認して頂くような形で進めました。(今話題の重力波にも関連していて、著者さんの研究が成功すれば、将来ノーベル賞をとるかも、なんて図版担当原田くんが言っていました)
一から描き起こす図以外でも、元のカラーデータをただ白黒に直すだけでは見づらい絵になってしまうので、4色カラーの色相の違いがモノクロの明暗の差で置き換わるように、普段あまり使わない技を駆使して変換したりしています。
『宇宙論』という難しくて壮大なテーマを、シンプルに理解することに役立てば幸いです。
本を読んで思うに、人類が最終的にたどり着こうとしている“宇宙の基本原理”なるものもまた、驚くほどシンプルで天地が入れ替わるほど突拍子もないことかもしれません。
ですので僕たちはノーベル賞は狙えないまでも、今のウチから「金星の戸籍を取得したよ」とか「宇宙はラズベリーの味がするんだ」とか言っておけば、今は電波あつかいされたとしても、「あの人は先見の明があったんだね。」なんて、後から再評価されるかもしれませんね。
500年後くらいに。
ひろがる切り絵の世界
みなさんこんにちは。
今回は明日から開催される展示会のお知らせです。
長年のお付き合いもあり、弊社発行フリーペーパー『茶柱探検隊』にて、
切り絵の連載「切り出される絵世界」をされている茶々さんこと、
大居肇さんがなんと初の個展を開かれるそうです!
みなさんは切り絵ときくと、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
黒い紙をベースに、下絵に沿って切り抜いていく手法が通例かと思います。
今回ご紹介するのは、ちょっと違った方法で仕上げていく切り絵です。
大居さんが切り絵を始めたのは1本の万年筆がきっかけだったそうです。
おじいさま、お父様と愛用されてきた万年筆を使い美文字練習帳の行書をなぞりながら、
ふと目にした切り絵の本を思い出し、
「書いた線を切っていくのもおもしろいのでは?」と。
万年筆の太さが切り絵にもちょうど良い細さということもあり、
「桜」をモチーフにした初の作品に挑戦!
さらに、完成した切り絵を下絵にスキャン、背景をPhotoshopで着彩し、
切り絵とデジタルを合わせることにより、今までにない作品となっています。

平面的なものが多い切り絵ですが、
立体切り絵という、趣向を凝らした作品もあります。

一度、折った鶴に切り抜く下絵をかきこんでから、
元の紙の状態に戻し、線画、切り絵をほどこした後、
また丁寧に鶴を折っていきます。
平面の作品もとても緻密で繊細な切り絵ですが、
それが立体的なものになるというのは本当に未知の世界ですね…!
これらは誌面にて掲載された作品の一部となっております。
今回は切り絵の背景を一新した約20点の作品を展示予定です!

「切り絵&Design展」
●開催期間●
2016年2月11日(木・祝)〜15日(月)
●開催場所●
せいせき 京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターAB館
5階連絡ブリッジ(ブリッジギャラリー)
●アクセス●
京王線聖蹟桜ヶ丘駅より直結。
改札を出てショッピングセンター内5階のA館とB館を結ぶ連絡ブリッジ
誌面上で作品を拝見していますが、実はまだ実物を拝見したことがなく、
この機会にぜひ間近で拝見したいと思います。
みなさんも是非足をお運びください!



