ひろがる切り絵の世界

みなさんこんにちは。
今回は明日から開催される展示会のお知らせです。

長年のお付き合いもあり、弊社発行フリーペーパー『茶柱探検隊』にて、
切り絵の連載「切り出される絵世界」をされている茶々さんこと、
大居肇さんがなんと初の個展を開かれるそうです!

みなさんは切り絵ときくと、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
黒い紙をベースに、下絵に沿って切り抜いていく手法が通例かと思います。
今回ご紹介するのは、ちょっと違った方法で仕上げていく切り絵です。

大居さんが切り絵を始めたのは1本の万年筆がきっかけだったそうです。
おじいさま、お父様と愛用されてきた万年筆を使い美文字練習帳の行書をなぞりながら、
ふと目にした切り絵の本を思い出し、
「書いた線を切っていくのもおもしろいのでは?」と。
万年筆の太さが切り絵にもちょうど良い細さということもあり、
「桜」をモチーフにした初の作品に挑戦!
さらに、完成した切り絵を下絵にスキャン、背景をPhotoshopで着彩し、
切り絵とデジタルを合わせることにより、今までにない作品となっています。
大居肇さんの切り絵作品「SAKURA」

平面的なものが多い切り絵ですが、
立体切り絵という、趣向を凝らした作品もあります。
大居肇さんの切り絵作品「折り鶴」
一度、折った鶴に切り抜く下絵をかきこんでから、
元の紙の状態に戻し、線画、切り絵をほどこした後、
また丁寧に鶴を折っていきます。
平面の作品もとても緻密で繊細な切り絵ですが、
それが立体的なものになるというのは本当に未知の世界ですね…!

これらは誌面にて掲載された作品の一部となっております。
今回は切り絵の背景を一新した約20点の作品を展示予定です!

大居肇さんの切り絵&Design展 案内
「切り絵&Design展」
●開催期間●
2016年2月11日(木・祝)〜15日(月)

●開催場所●
せいせき 京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターAB館
5階連絡ブリッジ(ブリッジギャラリー)

●アクセス●
京王線聖蹟桜ヶ丘駅より直結。
改札を出てショッピングセンター内5階のA館とB館を結ぶ連絡ブリッジ

誌面上で作品を拝見していますが、実はまだ実物を拝見したことがなく、
この機会にぜひ間近で拝見したいと思います。
みなさんも是非足をお運びください!

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