みなさんこんにちは!ウエイドの新刊案内のコーナーです。今日ご紹介するのはこちら、ナツメ社様から刊行の『カラー図解 セラピストのための解剖生理学の教科書』です。こちらの本ではページのレイアウトデザインと、イラストの作成を行いました。
さて、解剖生理学とは、体の器官の形や位置、そしてその働きを学ぶ学問のこと。こちらの本はタイトルからもわかる通り、すでに現役で活躍されるセラピストの方が、解剖生理学を学び直すための参考書です。
今回の読者はプロの方々ですので、イラストはかなり高度な内容。分厚い医学書や資料とにらめっこしながら、正確な作図を心がけました。
しかしながら、セラピストとは若い女性が数多く活躍している職業。当然本書はそういった年齢層の女性をターゲットとしています。
ですので人体や臓器のイラストも医学書ほど生々しくならないよう注意しつつ、分かりやすいようデフォルメを行っていきました。
もちろん、デフォルメのしすぎで重要な部分まで省略してしまわないよう注意を払っています。
色使いも明るいイメージで統一し、解剖図といっても目に優しい印象に仕上げました。
また模式図的なイラストの他に、所々に挿入される人物のイラストも制作しました。女性向けの可愛らしさを出しつつも、学術的な雰囲気から外れないよう絵柄の調整を何度も行い、専門的な話の中でも読者の方がなごむようないいアクセントになっていると思います。
DTPにおいても、元になるフォーマットに対してあちこちアレンジを行い、イラスト、デザインと両面で制作のお手伝いをさせていただきました。
ちなみにこちらの本、合計で280ページ近くもあり、制作したイラストの点数は実に膨大。しかし私どもウエイドはスタッフ10人(2015年12月現在)と比較的大所帯ですので、このようにボリュームのある本でも高いクオリティを維持することが可能なのです。
そんなウエイドの実力がぎっしり詰まった『カラー図解 セラピストのための解剖生理学の教科書』は全国の書店にて好評発売中!お見かけの際はぜひ手に取ってご覧下さい。