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健やかな心身は、まず食からと申します。『子どもに伝える行事の由来と行事食 』(すとうあさえ監修、メイトブックス)

8月も後半に差し掛かってきました。
皆さま有意義な夏休みは過ごせたでしょうか?

海にスイカに読書感想文、
花火観て盆踊りに行って、
お墓参りして、時にはナスやキュウリに割ばし差したりしましたね。

ところでなんで夏にお盆休みがあるのかご存知ですか?

もとは仏教で夏に行う霊を供養する儀式と
日本古来のご先祖を祀る祖霊祭が結びついたのがキッカケだとか。
ちなみに野菜に割ばしを刺すのは、ご先祖様の霊が
キュウリの馬に乗って早くやってきて、
帰りはナスの牛でゆっくりと…、というおまじないみたいですよ。

えぇ!? 知ってましたかぁ。

しかし、すでにご存知という賢明な皆様も
それを小さな子どもにきちんと説明できますでしょうか?

以外と難しいですよね。
今回の業務実績紹介はそんなときに抜群に役に立つ書籍、
子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス
についてです。
日本の行事を中心に、その行事にまつわる料理のレシピを掲載しつつ、その由来などを楽しく学べる一冊です。
『子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス)表紙

なんと今回ウエイドでは、行事の由来について説明するページの編集からデザイン、イラストまでマルっと製作にたずさわっております。

先ほどのお盆のように、七五三やお正月などについて一つ一つを調べる所から始めました。
同じ行事でも地域によって多少違いがあったり食文化もさまざまなので、その取捨選択が腕の見せドコロ。

イラストも多数掲載していて、ウエイドのイラストレーター3人がかりで取り組んでいます。
各章季節ごとのバリエーションを堪能して頂ければなんて思います。
『子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス)中身1
『子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス)中身2
『子どもに伝える行事の由来と行事食』(すとうあさえ監修、メイトブックス)中身3

他にも、オリジナルで考えた行事を楽しく体験できるゲームも掲載しているので、近頃保育園や幼稚園でのイベントにマンネリを感じておられる先生方には特にオススメです!

知ってビックリ!ゲノム編集のお話(サイエンス図解作成はウエイドにお任せ下さい!)

「ゲノム」と聞いて説明できる人はどれくらいいるでしょうか?
なんとなく遺伝子と関係したものであったような…
一般的にそんな曖昧な答えが返ってきそうですね。
実は、私もよく知りませんでした。

「ゲノム」とは生物の設計図である遺伝子に書き込まれた情報のことです。
このゲノムを編集することで、遺伝子が変わり、
そして遺伝子を元に作られている生物の性質が変化するのだそうです。
なんだかすごい。
 

いままでは偶然起きた遺伝子変化を元に交配を重ねて、
大きく育つ野菜や、肉質の良い魚・家畜など
より人間に都合のよい生物を作り出してきました。
しかし、これは偶然の産物であって「たまたまできた」というものなのです。

ゲノム編集の技術を使えば「こういうものを作る」と
ピンポイントで生物の性質を意図的に変化させ、
ほしい性質を持った生物を作ることができるようになるわけです。
よくいう「神の領域」ですね。
 

今回ご紹介する本は、そんなゲノムについて書かれた「ゲノム編集の衝撃」(NHK出版)です。
『ゲノム編集の衝撃』(NHK出版)表紙

「ゲノム編集の技術の発展とそれに伴う問題」について書かれています。
「こんなことまでできてしまうの!」と急激に進歩している技術のすごさに驚き、
「そこまでしていいものか…」と安全性や倫理的な問題に考えさせられる内容になっています。
生物学の専門家ではない、NHKの取材班による原稿のためか、科学が苦手でもわかりやすく、読みやすい本です。
一度手に取り、未来の片鱗を覗いてみてはいかがでしょうか。

そしてこの「ゲノム編集の衝撃」の図解をウエイドが制作いたしました。
参考資料によって異なるゲノムの表現を統一性のあるものにするなど、「1冊を通して一貫性のある図でわかりやすく」を意識して制作しています。
「化学は苦手」という人でも本文の内容をスムーズに理解できるはずです。
『ゲノム編集の衝撃』(NHK出版)図解

昔はよく「誰々の爪のアカでも飲ませてやりたい」ということをいいましたが、
未来では「誰々のゲノムを組み込んでやりたい」なんていうようになるのかなぁ…
と、くだらない妄想が頭をよぎる筆者でした。

時間と歴史を刻む、歯車

みなさんは時計を選ぶ際にどんなことを気をつけているでしょうか?

まずは、置時計や壁掛け時計、めざまし時計など、その用途によって選ぶでしょう。
次にデザインや機能、メーカーやブランドを重視する方も少なくないでしょう。
価格は手頃なものから数百万円以上の高級時計まで幅広く、見た目もシンプルなものから宝石などを装飾したデコラティヴなものまでありますね。
“時計”と一つとっても、その一つの時計を選び出すまで様々な思考を繰り広げなければなりません。

そんな時にアドバイスをしてくれたり手助けをしてくれるのが、ウオッチコーディネーターです。
そのウオッチコーディネーターのための資格制度として、CWC(Certified Watch Coordinator)があります。

世の中にはたくさんの資格がありますが、ウオッチコーディネーターの資格というのもあるんですね。
2012年に始まり、そしてすでにウオッチコーディネーターの資格を持つ人がより知識を高めるために、2017年より「上級ウオッチコーディネーター」という資格が創設されます。
上級ウオッチコーディネーターは、時計の知識だけでなく接客マナー、店舗インテリアから人材育成・リーダーシップ向上など、時計の販売員として一層高度な素養が求められる資格となっています。

今回ウエイドでは、『上級ウオッチコーディネーター検定テキスト』(日本時計輸入協会さま発行)に掲載されたイラストや図解を作成しました。
『上級ウオッチコーディネーター検定テキスト』(日本時計輸入協会)表紙

肖像似顔絵は、時計の開発と発展に携わった偉人たちを描き起こしました。
様々な画質・タッチの参考資料から、モノクロの濃淡のみで自然に表現し、イラストですが人物からイメージが離れないよう留意しました。
『上級ウオッチコーディネーター検定テキスト』(日本時計輸入協会)偉人の似顔絵
時計の歴史は、古くはガリレオに始まり近年の偉人まで刻々と刻まれてきているのだなあと感じました。

そして時計の内部構造の図解は、写真だけでは確認しづらいところを丁寧に作図しました。
『上級ウオッチコーディネーター検定テキスト』(日本時計輸入協会)時計構造図解
歯車の歯数や噛み合い方など細かいところにも気をつけて、シンプルかつ正確に作成しています。
歯車が狂い、少しのズレでも生じれば時計は動かなくなってしまいますしね。
作図担当原田くんは、「なるほど、こうすれば閏年でもカレンダーが狂わないのか!」など、感動しながら作業にあたったそうです。
機能は知っていても、どういう構造でそれが実現されているのか、図で見て初めて理解できるものが多いのですね。

ウエイドでは、このようにイラストと精密な図の同時発注にも対応可能です!
是非ご相談くださいね。

テキストを読んでいて個人的に気になったのが時計の分解洗浄のページです。
『上級ウオッチコーディネーター検定テキスト』(日本時計輸入協会)時計の分解洗浄解説
歯車の重なりと、その細かさにただただ目を奪われるばかりです。
小さないくつもの歯車が一つ一つ絡み合い、重なりあって動いているのだなと感じました。
分解、洗浄した後、また組み立てなおすそうですが、自分でやったらもう二度と組み立てられないだろうなと思います……。

時計業界に勤務する人の中でも、限られた人しか見られなかったような、詳細な時計の構造が、系統だてて、図や写真もふんだんに使いながら詳細に解説されています。
これほど豊富な資料がまとまった本は、おそらく世界にも類を見ないのでは?
資格取得のためにはもちろん、時計の構造を知りたいひとにもピッタリな一冊です。
このテキストの内容をしっかり理解したスタッフが相談にのってくれたら、安心して自分に合った時計が探せそうです。

是非一度ご覧になってみてください!

オリオリオリオー♪イェリイェリイェリイェー♪

ジ アッペン トッキョ サミーナーイ♪
どーも!どーもどーも!ウエイドスタッフ、イラストレーター関和之です。
そうです!懐かしのバブルガムブラザーズの「WON’T BE LONG」ですね!名曲です。
ん?なんでまたこの歌かって?
それはサビの部分を口ずさめばおのずと答えは出てくるはず!
さあ!みんなご一緒に!レッツゲノン!

オリオリオリオー♪イェリイェリイェリイェー♪

オリオリオリオー…

オリオリ…?

お…リオ!

そう!今年はリオ・オリンピックイヤーですよーっ!
ブラジルW杯に続いてブラジルでのオリンピック…にも関わらず競技以外のところで注目が集まっているようにも見受けられますが、是非ウエイドさんにも注目していただきたい!
え?オリンピック関係ないじゃないかって?なにをおっしゃる!
コチラをご覧ください!

『卓球王国 2016年9月号』表紙
(表紙は今をときめくミマちゃん、カスミン、愛ちゃん)

卓球王国 2016年9月号』でございます!
同じ幡ヶ谷に事務所を構え、時にデザインのお仕事を、時にイラストのお仕事をいただき、またあるときには卓球対決のお相手まで務めてくださる「卓球王国」様の誌面に約1年ぶりにワタクシ、関のイラストを使っていただいているわけですね!

柔道五輪三連覇の野村忠宏氏をはじめ、数々のトップアスリートのメンタルサポートを行ってきた岡澤祥則さんがわかりやすくメンタルトレーニング理論を解説してくれる連載企画「もうメンタルで悩まない!」のイラストを手がけさせていただきました!

『卓球王国 2016年9月号』イラスト
(西日に映えるぜ)

卓球少年「メンタ」と卓球の妖精「ルー」が毎月織りなす至極の1コマ!

オリンピック期間中、スポーツ好きの方々なら競技の結果に一喜一憂することもあるでしょう!
しかし夏休み中や週末ならいざ知らず、平日ともなると日頃の業務に支障をきたすこと必至!
そんな時のためにこのページを読んでたやすく揺らがないメンタルを手に入れてください!

オリンピックで闘ってるのは選手だけじゃない!
応援する側もだ!ガンバレ日本!

文庫の図版作成はウエイドにお任せ下さい!(実績紹介『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社))

飛行機に詳しくない方でも、「ジャンボジェット」という言葉はまず間違いなく聞いたことがあるでしょう。アメリカのボーイング747につけられたニックネームです。1970年の就航以来、史上最大の旅客機として世界中の空を飛び回ったまさに旅客機の王様。かつて日本はアメリカに次ぐ数の747を保有していました。飛行機で海外旅行に行ったことがあるという方は、だいたいこの飛行機に乗ったと考えていいでしょう。

がしかし。現在JAL、ANAを始め、日本の旅客航空会社は、一機も747を運行していません。ジャンボジェット退役のニュースは結構テレビでも取り上げられましたね。
さらに昔の話となりますが、JALが破綻した後再建されたり、格安航空(LCC)が台頭したり、そうかと思えばスカイマークが破綻したり(A380を買うって話だったから楽しみにしてたのに!)、日本国内だけを見ても航空業界はなんだか戦国乱世の様相を呈しています。

その航空業界の今に鋭く切り込む本がこれ。河出書房新社様から刊行の『航空会社 驚きのウラ事情』です。
『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)表紙
姿を消したジャンボジェット。破綻、合併を繰り返す大手航空会社。勃興するLCCなどなど、航空業界関連の雑学が目白押し。飛行機での旅行の前に読んでおくと、空の旅が楽しくなること請け合いです。

今回ウエイドでは、こちらの本の図版、表組、地図を制作しました。
本が文庫サイズだったので小さい図版でどう分かりやすく説明するかいうことが今回のミソ。シンプルにしつつ、一目で内容が理解できるよう的確な省略を心がけました。
また色がモノクロだったので、表組や地図などの各要素を濃淡だけで区別できる配色としたのもポイントです。
『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)図解『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)地図『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)表

ここ最近混沌とした空の世界ですが、今日本の航空業界には新しい風が吹き始めています。
特に関心が高いのが、三菱が開発を進める三菱リージョナルジェット(MRJ)でしょう。YS-11以来となる国産旅客機で、日本国内外からの受注状況に注目が集まっています。度重なる開発遅延がどういった影響を与えるのか、カナダ、ブラジルのライバルメーカーにどこまで対抗できるのか、航空ファン最大の関心ごとといっていいでしょう。

他にも自衛隊の保有する新型機、US-2飛行艇P-1哨戒機の海外売り込みが成功するか否か、日本初のステルス機X-2の今後など気になる話題は枚挙に暇がありませんが、もう本の内容とも関係なくなってきましたのでここまでとしておきましょう。

什器って、縁の下の力持ちです。

今回の業務実績紹介は“什器”についてです。
まず、「ジュウキって?」って思いますよね。
僕も思いました。

…あれ、僕だけですか?

<住基ネット>とか<建設重機>のことが頭をよぎりましたが、さすがに我が社もそこまで手広くやってはおりません。

今回、日本文芸社さまにご依頼頂いたこの什器は、コンビニで特集を組んで(今回は夏にイチ押しの本特集)商品をまとめて陳列するための紙製のラックです。
ウエイドでこのラックのデザインを担当させていただきました。

7月27日くらいからコンビニの店頭に出るようなので、ただ今現物がお見せできないのが残念ですが、キャンプなどの夏レジャーで活躍しそうな、ひもやロープの結び方の本、ケガしたときの応急手当の本に、翌日に疲れを残さないようにする本などが一緒に並びます。

「この夏きっと役立つ、頼りになる一冊。」のキャッチを、夏らしい爽やかなイメージで装飾しています。
青空と入道雲のパッケージが目印で、そばに控える“カモメ”のさりげない演出が今回の見せ場です。
「ちょっと涼みながらアイスでも買おう」という感じで立ち寄った人が、「買うつもりなかったけど、役立ちそうだから買っておこう」となればいいなと願いつつデザインしました。

もし店頭でお見かけの際には、「お、コレの事だな」
なんて言って、是非足をとめて商品と共にご覧になって頂けたら幸い。
できれば「じゃあ、一冊…。」というのも結構ですが、
「この箱ごといただこうか」くらいな意気込みでセットでご購入頂けたらなお幸いです!

もう季節はすっかり夏本番。
頼れる一冊とともに、頼られる存在になってみては?

『【特製シール入り】学校では教えてくれない大切なこと 友だち関係 特別3巻セット』

私事ですが、最近知り合いの子ども(小学5年生)が子ども用のケイタイを持ちはじめ、メールやらLINEやらを得意げにしている影響で、解読に時間のかかるメールが届く機会が多くなりました。

自分が子どもの時は考えられなかった世の中になっていて、こういったことをきかっかけに「今はすごいんだなー、昔とはちがうんだー」と驚かされることが多くなったように感じます。

しかしながら、小学校での出来事や友達の話なんかを聞いてみると、「◯◯ちゃんがかわいい!」だとか「△△くんがいじわるをする…」など、やっていることは大して変わっていないことに何だかホッとします。

小学生ともなれば小さなコミュニティーが形成されていて、友達との関係、学校の先生や家族との関係など、悩みを抱えている子どもも多いことでしょう。

なかなか自分から人に話を切り出すことが難しいお年頃。
今回はそんな小学生や、その親御さんに手に取って頂きたい本をご紹介します。

それがこちら、
『【特製シール入り】学校では教えてくれない大切なこと 友だち関係 特別3巻セット』
【特製シール入り】学校では教えてくれない大切なこと 友だち関係 特別3巻セット』((マンガ:藤美沖、旺文社)です。

昨年、このブログでも紹介していますが、昨年7月より発売開始された「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズ。
そのなかでも好評の「友だち関係」をテーマとした「自分と仲良く」「気持ちの伝え方」「考え方のちがい」がセットになっています。

小学生は夏休みが始まったばかり、夏休みの読書やギフトにいかがでしょうか。

ウエイドではシリーズを通しての装丁・デザインやマンガ・イラストのお仕事に続き、今回は「友だち関係 特別3巻セット」のボックスと、おまけの特製シールを手がけました。
『【特製シール入り】学校では教えてくれない大切なこと 友だち関係 特別3巻セット』おまけのシール
セット内の3冊の本は書店で単品販売もしているので、ボックスが並んだ時に、シリーズ感は残しつつも「他の本と何か違う」と思って頂けるように、シリーズのテーマカラーを使い、楽しそうなイメージになるように制作しました。

本を保管しておく時も、ボックスを使ってもらえるようにかわいいキャラクター達を配置し、タイトルロゴの側におくことで躍動感が生まれるようにデザインしています。

私も知り合いの子どもに買ってあげようかな。