知ってビックリ!ゲノム編集のお話(サイエンス図解作成はウエイドにお任せ下さい!)

「ゲノム」と聞いて説明できる人はどれくらいいるでしょうか?
なんとなく遺伝子と関係したものであったような…
一般的にそんな曖昧な答えが返ってきそうですね。
実は、私もよく知りませんでした。

「ゲノム」とは生物の設計図である遺伝子に書き込まれた情報のことです。
このゲノムを編集することで、遺伝子が変わり、
そして遺伝子を元に作られている生物の性質が変化するのだそうです。
なんだかすごい。
 

いままでは偶然起きた遺伝子変化を元に交配を重ねて、
大きく育つ野菜や、肉質の良い魚・家畜など
より人間に都合のよい生物を作り出してきました。
しかし、これは偶然の産物であって「たまたまできた」というものなのです。

ゲノム編集の技術を使えば「こういうものを作る」と
ピンポイントで生物の性質を意図的に変化させ、
ほしい性質を持った生物を作ることができるようになるわけです。
よくいう「神の領域」ですね。
 

今回ご紹介する本は、そんなゲノムについて書かれた「ゲノム編集の衝撃」(NHK出版)です。
『ゲノム編集の衝撃』(NHK出版)表紙

「ゲノム編集の技術の発展とそれに伴う問題」について書かれています。
「こんなことまでできてしまうの!」と急激に進歩している技術のすごさに驚き、
「そこまでしていいものか…」と安全性や倫理的な問題に考えさせられる内容になっています。
生物学の専門家ではない、NHKの取材班による原稿のためか、科学が苦手でもわかりやすく、読みやすい本です。
一度手に取り、未来の片鱗を覗いてみてはいかがでしょうか。

そしてこの「ゲノム編集の衝撃」の図解をウエイドが制作いたしました。
参考資料によって異なるゲノムの表現を統一性のあるものにするなど、「1冊を通して一貫性のある図でわかりやすく」を意識して制作しています。
「化学は苦手」という人でも本文の内容をスムーズに理解できるはずです。
『ゲノム編集の衝撃』(NHK出版)図解

昔はよく「誰々の爪のアカでも飲ませてやりたい」ということをいいましたが、
未来では「誰々のゲノムを組み込んでやりたい」なんていうようになるのかなぁ…
と、くだらない妄想が頭をよぎる筆者でした。

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