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妊娠中の奥さんを整体でケア!

妊娠期、育児期には、コレ!「たまひよ」シリーズ。
そんな『初めてのたまごクラブ』が新創刊されました!

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今まで以上に、それぞれの時期にどんなことをすればいいの?
こんな時はどうしたらいいの?など、
お悩みに対して、より詳しく解説、紹介されたシリーズとなっています。

そんな新創刊された『初めてのたまごクラブ 妊娠2・3・4カ月』(Benesse発行)の別冊付録『妻の妊娠がわかったら夫が最初に読む本』内の記事、
妊娠中の妻を整体でケアをしよう!のイラストを弊社イラストレーター原田がお手伝いしました!

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妊娠の雑誌ということで、優しいタッチをこころがけつつも、整体の図解イラストなので、骨の図解はデフォルメしすぎずに正確に描いています。

どこに効くのかをわかりやすく、でもやさしいイラストで…
知識もあり、イラストも得意なウエイドだからこそ、
ちょうど良いバランスのイラストに仕上げることができました!

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特別付録として、ミッフィーの母子手帳ポーチや、マタニティストラップ、
とじ込み付録として食べ物OK・NGシートや、胎児人物大シートなど
便利かつ、有用的な付録が盛りだくさんついてきます!
妊娠期の方、これから妊活を始める方におすすめの一冊です。
ぜひ、お手に取ってみてくださいね。

沈んだ心をリノベーション

最近はコロナ問題で忙しくて落ち着きません…!
そんな沈んだ心を未来のマイホームをリノベする妄想でリノベーションするしかない!

今回ご紹介する本は扶桑社様の『SPA!』でございます。弊社は間取り図を担当致しました。

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普段から同出版様の雑誌『住まいの設計』『relife+』にてお世話になっている担当者様がウエイドのことをご紹介くださり、今回のお仕事につながりました!

ところで、間取り図って見ているとワクワクしてくるのは私だけでしょうか?

ネットで探しているとこんなのもアリなのか…と時々驚愕物件に当たったりと中々楽しいと思います。
新型コロナの影響で外出を控えねばならないこのご時世にピッタリだと思います。探してみるのも自分でこんな家に住みたいなぁ、と描いてみるのも案外楽しいかと!

少し話が脱線気味ですが、今回の間取り図制作担当者のこだわりポイントを聞きました。

間取り図にも専門家向けと一般向けがあり、今回の雑誌は一般のお客様向けなので分かりやすい様に制作したとの事でした!
記事に合わせた情報量が大事な訳ですね!

なるほど、ためしに『SPA!』と『relife+』を見比べて見ましたが、確かにどちらも一般向けなのですが、ディテールに違いがありますね。

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・『SPA!』間取り図

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・『relife+』間取り図

用途に合わせた情報量、私も大切にしていきたいところであります!

若き経営者の奮闘記の小説の挿絵を手掛ける!

「3H」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?

鉛筆の芯の硬さではないのですよ。
「初めて、変更、久しぶり」というローマ表記の頭をとり、
主に人間が作業を行う際にミスや失敗を起こしやすい状況をまとめた標語だそうです。

初めて(Hazijimete)・・・初めてやる作業
変更(Henkou)・・・手順や方法が変更された作業
久しぶり(Hisashiburi)・・・久しぶりに行う作業

なんだかドキッとしますが、日々役に立てたい標語ですね。

さて、今回ご紹介するのは日刊工業新聞社様より発行のその名も『工場管理』という雑誌です。

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内容は実際に工場で働いている方やコンサルタントや大学教授などの方から工場管理について問題改善、新しい技術の導入などの話が沢山掲載しています。

ちなみに上記の「3H」に関してですが、工場の問題点や改善点を洗い出し、解決法や未然策の事例を説明しています。
私も読んで職種や現場は違いますが、とても参考になりました。

その中で、今年より連載が開始された『ぼくらの工場革命』という小説の挿絵を
ウエイドのイラストレーター森崎、本文フォーマットをデザイナーの木下が担当しております。

工場管理』で小説の連載は初めての試みで、そこでご依頼いただけたことは光栄です!

小説のストーリーは高度経済成長期を支えたある工場の社長が引退の時期を迎え、自分の息子に社長の座を託し、二代目の社長が試行錯誤しながら成長していく奮闘記です。

登場人物は間もなく引退を迎える社長、その息子の次期社長、リーマンショックという困難の中で社長を支えた工場長、経営に新しい風を吹かすキーマンのコンサルタントの4名が主要人物で構成されております。

小説の挿絵はわりと抽象的なイメージだったのですが、この小説では登場人物のイラストがメインです。
クライアントのご意向は、某ドラマのように逆境に負けず、社員の結束力で会社を盛り立てるようなシリアスで熱気にあふれるものでした。

表情が豊かで躍動感のある挿絵になっており、小説を盛り上げていますね!
イメージもぴったりで臨場感が伝わってきますね!

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森崎は以前から小説の挿絵がかけるようになりたいと申しており、今回その念願叶ってお仕事をいただけたので力をいれて描いております!

そしてフォーマットの木下曰く、
デザインは朝ドラのような爽やかな雰囲気で小説らしさを出しつつ、シンプルなデザインにしています。ポイントはタイトルを原稿用紙風に縦書きにしているところです。
ちなみに相関図も担当しましたよ!分かりやすい!

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ウエイドでは複数のイラストレーターが在籍しており、それぞれが得意とするものをもっております。

なかなかご紹介する機会もございませんでしたが、
「こんな雰囲気の建物のイメージのイラストは描けないか?」
「ビジネス向けで固いイメージのイラストが必要!」など
あらゆるイラストに関してのご依頼、ご質問などもどんどんお待ちしております。

ここらで自宅をリノベーション

年末の大掃除の時に、改めて気づくご自宅のほころび…。
はたまた、ご年配の方はお子さんが独り立ちして、部屋を持て余している…。
なんてことが気になったりしていらっしゃいませんか?

いきなり寂しめな話題から始まりましたが、今回はそんな方のお耳に入れたい情報が満載の書籍をご紹介したいと思っております。
扶桑社さまより発売中の『オトナリノベーションNo.4 (別冊住まいの設計)』です。

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オトナにこそ読んでもらいたい、不便さを解消し、これからの暮らしを豊かに、楽しく変えるためのリノベーション実例集でございます。

今回ウエイドでは普段『relife』さんで担当しているのと同様に間取り図全般を制作しておりますが、
いつもの間取り図と違う点は、リノベーション前と後を両方掲載しているという点です。

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リノベーション後の使用感も説明しなくてはならないので、実際のイメージを伝えるべくより詳細な間取り図を製作しています。
また、そうする上でも原稿をただなぞるのではなく、情報を整理しながら図面の原稿をトレースしていきました。

本ブログでは、手芸や歴史の書籍の紹介が多くなりがちですが、ウエイドは前身になっている会社が建築図面を多くになっている会社だったこともあり、
当時からのつながりで建築系の書籍も数多く、かつ定期的に携わっているので、その中で培った経験を生かすことができます。

引越しや、部屋の模様替えの時なんかもそうですが、家の間取りや新しい家具のレイアウトを考える時って、なんだかワクワクしますよね。

生活スタイルに合わせて生まれ変わった、新しい我が家での新しい毎日を検討してみるのはいかがでしょうか?

『子供の科学』にて新連載!錯視道のイラストを担当しました。

錯視画像ってありますよね、同心円が螺旋に見えたり、静止画像なのにゆっくり動いているように見えたりするような、いわゆる「目の錯覚」というやつです。
そして数ある錯視の中に、「カフェウォール錯視」と呼ばれるものがあります。
それがこちら。

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(Wikipediaより)

横に伸びる直線は本来平行ですが、間に白黒のマス目をずらして置くと、人間の脳には線がゆがんで見えるというものです。
で、次に見ていただきたいのがこちらの画像です。

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(Googleストリートビューから)

どうです?階の境目がゆがんで見えるでしょう?
壁面のデザインに錯視を取り入れた大胆なデザインのこの建物、私の実家近くにあるのですが、前を通りかかるたびに目に止まります。

さて、この建物のことは一旦置いておいて本題です。

こちらは誠文堂新光社様から刊行の『子供の科学』。
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昆虫の生態やプログラミングなど様々な科学の話題を取り扱った子供向け科学雑誌です。
こちらの雑誌では2018年9月号から錯視に関する連載が始まりました。
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それが明治大学の杉原厚吉教授による「錯視道」なのですが、この杉原教授のイメージイラストを、ウエイドのイラストレーター森崎が制作しております。

杉原教授は大学で錯視の研究をすると共に空手もやっていらしたので、錯視作家と空手家のハイブリッドイメージに。
毎回イラストの使い方に合わせてポーズや色を変更できるように、数パターンのポーズを色の調整がしやすいデータで製作しております。
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連載自体は「錯視道」と空手道場がモチーフですが、教授は温厚そうな方だったので、似顔絵は温和な感じになっております。
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ところで冒頭のビルの画像ですが改めて確認したところ・・・。sakushi_03
(赤い線が実際に平行な線)

おお!やっぱり平行だ!
今まで「実は本当にずれてるんじゃないの?」と思ってましたが、長年の疑念もこれで解決しました。

3DCGとペイントアプリを駆使して南北朝時代の山城を描く

大河ドラマ、観てますかー?
毎年必ず見るわけではない僕も、今年は毎週楽しみに視聴しております。
歴史って面白いですね。

今回は幕末志士達とは直接関係ないのですが、
歴史REAL 足利将軍15代』(洋泉社)でお仕事をさせて頂きましたので、そのご紹介をしたいと思います。

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足利氏といえば、尊氏さんや義昭さんは教科書にも太字で登場するので覚えてますね。
あと義満さん、義政さんも金閣・銀閣で有名だと思います。

「でも、他の将軍様は正直ちょっと…。」
という人はぜひ本書をご覧になって頂きたいですね。
最近ブームになった応仁の乱も室町時代の話です。
この辺りの話をちゃんと説明できるとカッコいいかもしれませんよ。

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義材さん、さて何をした人でしょう?
疎遠な知り合いに会ったときのような後ろめたさがありますね…。

ウエイドでは『歴史REAL』の本文デザインや図版などをよく担当させて頂きますが、今回はいつもと少し違うイラストのお仕事をご紹介します。

当ブログでも時々ご紹介している、ミリタリー通でおなじみウエイドイラストレーター渡辺信吾が担当しました。

以前、彼の著書『西洋甲冑&武具 作画資料』と共に中世騎士に関する造詣の深さについて紹介しましたが、今回の題材は日本の戦国の城。
彼の守備範囲は戦国の建築にまで及ぶのです。よくばりですねぇ。

今回のイラストは「○○城」という特定のお城ではなく、南北朝時代の平城・山城の様式を解説したものになります。

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本イラストはデジタル環境で仕上げた作品ですが、特筆すべき点は3DCGアプリケーションを使って構図の検討をしている所です。

3DCGアプリで、あらかじめ大まかな立体データを用意しました。
これにより山城を含んだ地形を正確なパースで描く事が出来るほか、あらゆる角度から眺められるので、詳細に構図を検討できます。

今回はまず編集部の担当者に3DCGで作成したラフを提出してOKが出てから本書きに進みました。
発注者も完成のイメージをつかみやすくなり、制作側も構図がしっかり決まってから描き始めることができるので、大きな書き直しのリスクがありません。

いい事尽くめですね。

よもや当時の武将も自分たちの拠点が3DCGで再現されて、色々な角度から凝視されるなんて思わなかったでしょう。

兎にも角にも、今回の『歴史REAL 足利15代』を是非お手にとって頂いて、「こういうイラストをウチでも使いたい」という方はご一報頂ければと思います。

ワタナベ本人も描きたくてウズウズしているくらいなので、お声掛け大歓迎でございます!

『子供の科学』の付録で大人も超絶頭脳バトル☆

今回は誠文堂新光社さまから出版している子ども向け科学雑誌『子供の科学(通称:KOKA)』にて、付録「算数カードバトル」の制作を担当しましたので、そのご紹介をしたいと思います。

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本書『子供の科学』は創刊90年を超える歴史のある雑誌で、子供が科学を分かりやすく学べるように編集されています。

「どれどれ、最近の子はどんな勉強をしてるのかしら?」と、
中身をパラパラめくっていくと…、

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身近な動物の科学から、巷で話題の「チバニアン」、
近々必修科目になるというプログラミングのことまで、
写真・イラスト多めで楽しく賑やかに紹介されていました。

気づいたら僕もすっかり内容に引き込まれてしまい…。
きっと子どもに買ってあげる名目で、自分も真剣に読んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?

さて、今回ウエイドでは、付録「算数カードバトル」のカード本体とルールブックの、デザインとイラストを丸ごと担当させて頂きました。

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楽しく賑やかな本誌のイメージにマッチするように、かつ、ルール説明の部分では読者の子どもたちが遊びながら、ストレスなく視覚的に内容を理解できるように、イラストや紙面の見せ方を工夫しました。

カード本体も数字の形を見分ける際に、「6」と「9」で「ビリヤードの玉のように下に線が入るのNG」というご要望も頂いておりました.ので、一目で「6」と「9」の見分けがつくよう、今回の付録用に数字を書き起こしています。

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本書の略称“KOKA”(子科)のロゴも、
上下を見分けるヒントになっています。

他にも、楽しくなる仕掛けを細々仕込みましたので、是非現物で遊んで頂ければと思います。

ところで、この「算数カードバトル」。

「頭脳をフル回転させて挑まなければ、勝つのは難しいゾ。」との事。

運だけではなかなか勝てなくて、ルールによっては必勝法もあるようです。
とても気になるので、実際に遊んでみる事にしました。
という訳でココからは、ブログの記事を書くためと上司にも少しばかりつき合ってもらいまして…。
遊戯王顔負け(?)の、ウエイドスタッフによる熾烈なカードバトルの模様をかいつまんでお届けします。

入門編ということでルールブックの最初に載っている「10づくりブラックジャック」で対決です。
シャッフルしたカードを二人で交互に引いて、足し算で先に10に近い数を作った方の勝ち。
10を過ぎたらドボン。その時点で負けです。

とにかくやってみましょう。デュエルスタートです!
まずはカードをランダムに並べて…

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四の五の言わずカードを引いて行きます。
一言ではとても語り尽くせませんが、たしかに運だけではない高度な算数の読み合いがあります。
かと思えば、“運”がなければ考え抜いた“計算”もアッサリ裏切られてしまう。
一見シンプルですが、以外と奥が深いです…!

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などと語っている間に上司のドボンで、最初のゲームは僕の勝ちです。
幾ばくかの申し訳なさを感じつつ……
「や、やった〜!」
(たとえ目上だろうと、真剣勝負に忖度ナシですよね ・`ー・´)*

カードに白と黄色の色分けがあるのがニクい所です。
場に残っている数字を推理して、「ここは攻めるのか?」「いや、ストップか?」みたいな駆け引き。
脳みその普段使っていない部分を使ったので、明日は頭が筋肉痛になりそう…。

そして、最後はキチンと後片付けも忘れずに。
(大事な制作実績なので、しっかり袋に戻します。)

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ここでも、なんとなく先に並べ終わった方の勝ちという流れになっていました…。

しかしこれは、ルールブックには載っていない新しいゲームの誕生です。
このカードは与えられた問題を解くだけではなく、自分で問題を発見する力も科学の分野では大切なのだと気づかせてくれたのです。

最後まで勉強になる素敵な付録だと思いました!