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真夏の主役を目指して、Let’sボディメイク!

最近、都内でスポーツジムを良く見かけるようになりました。
家の最寄駅の前には24時間営業のジムが一軒ありますし、職場の近くにはヨガ教室も含めて5、6軒はあるようです。
調べによれば昨年フィットネス業界は7年連続の増収となったようで、ジムに通う人の数は今後も増えていくと見られます。

さて、ジムで運動する人が増えれば、その分インストラクターが必要になるのは自然なこと。
特にこの頃は美容のためにジムに通う人向けの、「ボディメイクインストラクター」という資格の需要が高まっているのだとか。

この度ウエイドではこのボディメイクインストラクターの資格を取る方向けの教材の制作に携わりました。
それがこちら株式会社キャリアカレッジジャパン様から発刊されている『ボディメイクインストラクター資格取得講座』です。

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こちらは通信講座の教科書で、在宅で資格取得試験や開業にむけての勉強ができます。
ウエイドが担当したのは表紙、本文のデザインに組版、イラストの制作です。

制作にあたって気をつけたことは、まず教科書ですのでわかりやすくすること。
そして比較的若い人向けなので、今風のちょっと洒落てるデザインを心がけました。
掲載されているイラストも全て社内のイラストレーターが描きましたが、フェミニンで軽やかなタッチに仕上げております。

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今回の本はデザイン・組版・イラストと本の制作ほぼ全てを一手に引き受けた仕事となりました。
本の制作全般をどこかのデザイン事務所に一括して任せて、効率化をはかりたいたいという編集者の方。

まずは気軽にご相談ください!

本日発売!『Illustrator+無料アプリでここまでできる!クリエーターのための[超速]地図デザイン術』

ウエイドのスタッフ原田くんが執筆した本が、本日発売になりました!
『超速地図デザイン術』表紙
Illustrator+無料アプリでここまでできる!クリエーターのための[超速]地図デザイン術』(技術評論社
基盤地図ビューアV4/V5ジオ地蔵QGISなどのMac対応フリーソフトと、無料で使えるオープンデータを組み合わせて、簡単に素早く地図を作成する、現場のノウハウが惜しげ無く盛り込まれています。
「こんなに公開しちゃっていいの?」という声も社内から聞かれたほどです。
ブックデザインもウエイドの木下が担当!さわやかな雰囲気に仕上がっています。
時間をかけずに、でもデザイン性は高く、地図作成の効率化にきっと役立つことでしょう。
ぜひ店頭でご覧ください!

プログラミングってなんだろう?

来年から小学生の必修科目にプログラミングが加わるのはご存知ですか?

2年くらい前に、テレビでプログラミング塾に通っている小学生のインタビューを見ました。
親御さんが子供に早い段階からプログラミングを学ばせたがっているので、受講者が急増しているという特集でした。

授業内容は子どもたちがゲームの内容を自分たちで考えて、主人公を走らせ、落下物や障害物などを回避するゲームを制作していました。

そこでインタビューされた小学生が、
「命令にきちんと動くだけでなく、人間らしく時々失敗するように設計したい。」と受け答え。

小学生でもゲームを自分で設計していると、そんな考えが浮かぶものかと驚きました。末恐ろしいですねぇ。

ところで、私はもそもプログラミングのことが良く分かりません。
そんなプログラミング初心者の私でも、楽しく学べる本をご紹介。

こちら、旺文社様の『学校では教えてくれない大切なこと』のシリーズより『プログラミングってなに?』です。
漫画で分かりやすく学べるのが特徴です。
同時に『言葉の力』も同時に販売されております。

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この『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズは、ウエイドが約4年前の発行当初(2015年7月)から携わっており、今やなんとシリーズ累計150万部を突破しています。
ウエイドでは、マンガをイラストレーターの関、デザインとDTPを木下と菅野が担当しております。

マンガを描くにあたり、もちろん旺文社様から企画や考案があるのですが、キャラクターの細かい設定やコマ割り、オチまで関が一貫して担当しています。
関のマンガも今回でシリーズ9冊目を数え、もはやライフワークになっております。

プログラミングは電気ケトルやエレベーターなど身近なところにあり、難しいことでなく、むしろその考え方は普段の会話の中でも役立つと伝えたいと関は言っておりました。

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主人公は実家がたこ焼き屋さんの少女で、イカ星人(!?)がプログラミングについて教えています。

イカのキャラクターは旺文社の担当様たっての熱烈なご希望でです。
ここ最近、イカのキャラクターはとても子どもたちに人気なんだとか。

それらと差別化するためにどうするか、という点で関はかなり苦心したそうですが、苦心したとこぼしているわりには、完成したキャラクターに色々な小ネタがこれでもかと言わんばかりに仕込まれています。

いくつかご紹介します。
・洋服のデザインにさりげなく「イカ」という文字が入っている
・主人公の頭がタコ焼き風お団子頭
・イカの足が10本にちなんで頭の帽子とマフラーの足も合わせて10本

難しい要望でも応えて、さらに色々と楽しい仕掛けをつくることができるのが関の強みです!
みなさんも見つけてみてくださいね!

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そして、ストーリーの合間にプログラミングの解説が入ります。
もちろん図版が得意なウエイドだからこそ分かりやすく、楽しく仕上げています!

「どうしたら小学生でも分かりやすく、興味をもってもらえるか?」を常に考えながら、デザインや読みやすいDTPをしているのが、木下と菅野です。

木下の強みは一冊の本の中でもフォーマットのデザインを常に同じにせず、少しずつデザインの変化をつけているこだわりがあるところです。

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もう一つご紹介したいのですが、『友達関係』の3冊セットが好評につきリニューアルして再販し、装丁やカバーを木下が担当しており、シールも作成しました。
おまけのコミュニケーションシールのこだわりも、旺文社様と木下が本誌より選び抜いてデザインを手がけました。

一言で伝わるシールで面白いですよね!

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ウエイドでは難しいテーマや話題も楽しく、分かりやすく伝えるイラスト、図版、デザインが強みです。
何かあれば遠慮なくご相談ください!

さて、せっかくブログに載せるので、『学校では教えてくれない大切なこと』全巻集めて写真を撮ってみました。壮観ですねぇ〜。

このままシリーズロングランになりますように!!

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月に行けるリーダーになりたい

このブログを書いている現在、ZOZOTOWN前澤社長が発表した「お年玉キャンペーン」が注目を集めています。

皆さんご存知でしょうが、彼のつぶやきをリツイートした人の中から100名に100万円をプレゼントという大胆な企画。
リツイート数は500万回を超え世界一に。

他にも彼は月旅行のチケットに700億円以上を支払ったとも言われ、イーロン・マスク氏の隣で記者会見する様子は大きなニュースになりました。
間違いなく、今の日本でもっともホットな企業経営者と言えるでしょう。
(いや、ゴーン氏かな?)

さて、彼のような破天荒なリーダーといわずとも、「今いる会社で活躍したい、リーダーになりたい!」と思う若者は多いはず。
まして今は新春。新しいことを始める時期です。
この度ウエイドではそんなリーダーを目指す若者にふさわしいフレッシュな本を制作しました。

その本がこちら。
イーストプレス様から刊行の『世界で活躍するリーダーを目指す君へ』です。

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本書は中国で世界レベルのリーダーを育成する私塾を経営する杉山定久さんがご自身のノウハウをわかりやすく解説した本で、ウエイドが制作したのは本文フォーマットのデザイン、図、イラスト、そしてカバーデザインです。

真っ黄色のカバーが目立つ本書ですが、これは想定読者である若者への訴求力を追求したもの。
黄色の地に力強いタイトルがインパクト抜群です。

本文フォーマットも要点がわかりやすいようシンプルで今風のデザインにしました。
そしてイラスト担当はウエイドの関が担当。
今やビジネス、教育関連のイラストレーターとしてひっぱりダコの関ですが、担当者の方の意図に合わせたテイストで描くのはお手のもの。
サンプルを出したところ一発オーケーだったそうです。

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そうれはそうと、私の友人が例の前澤社長のつぶやきをリツイートしておりました。
もし、もし当選したら何か奢ってもらう予定です。

お金に困らない人、になりたいなぁ~

だいぶ涼しくなってまいりましたが、皆様は体とお財布は大丈夫でしょうか?
「お金に困った事はないし、その予定もない!」と豪語出来る強者はそう多くはないでしょう。
もちろん、ワタクシもそんな事は言えません。
そんな私たちにオススメなのが、集英社さんから出版された『お金に困らない人、困る人松尾昭仁(著)』です。

本書では、本文のデザインと、カバーデザイン、そしてイラストを担当させていただきました。
ひとひねりのある、見ていてクスッと笑えるような気持ちいい裏切りがあるイラストを、ウエイドの関和之が担当いたしました!!
イラストはウエイドの関和之です!!!(大切な事なので、何度も言います)

これらのイラストは、あえて本文の内容を読まず、見出しのみからイメージを膨らませて描いて欲しいとの要望により、関の大喜利的なひらめきによって描かれています。
「全部の見出しに描かなくても、無理なものはなくていい」と言われて、かえってやる気に火がつき、全ての見出しにイラストを添える事と相成りました。

関曰く、こういったお題をもらいイメージを膨らませて描くものは、二番目に楽しいとの事。
一番は、「テーマは決まっているけれど、表現方法が思い付かないので、お願いします。」と頼まれる事だそうです。

頼もしい限りですね。

子供向けの可愛らしいイラストや、女性向けの柔いものなど幅広いイラストを描きわける関のウィットに富んだビジネス本イラストをご堪能ください。

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内容は、10年後にお金に困らない人と、困る人とでは何が違うのか、簡潔に比較されています。

例えば、困る人はやれない理由を探して、困らない人はやれる理由探す。といた具合に対比されていきます。
お金に困らない人は、即断即決。やると決めたら、まずやる。何か困った事があったら、随時対応していきます。

反対にお金に困る人は、延々と準備する。あれがあったら困るから、あれを準備しておこう。これがあったら困るから、これを準備しておこう……。
これでは確かにスタートラインにすら立てませんね。
まさに、虎穴に入らずんば虎子を得ず。百里の道も一歩から。
とにかく、始める事が肝要ということですね。

私も、そのうちやろうと思ったまま、放置しているものが多数……。
時間が出来たら、やる……はず……です……。はい。

読めば、なるほど、そうだよなぁ。と納得する事が多々ありますので、是非ご覧になってください。

歴史上の偉人をマンガで学ぼう!

これから出てくる言葉はある偉人の方々の言葉なのですが、皆さんはどれが誰の言葉か分かりますか?

『人民の人民による 人民のための政治を地上から決してなくさない』

『私は、あれこれ考えませんでした。ただひたすら、実験をくりかえしました』

『私はヨーロッパではどこでもよく知られています』

一番目は有名な奴隷解放宣言したアメリカの大統領の「リンカン」ですね。

二番目はX線を発見した、第一回ノーベル賞を受賞した「レントゲン」です。
分かった方、お見事!

三番目はいかがでしょうか?ヒントは女性の化石ハンターです。

正解は“メアリー・アニング”という女性の言葉です。
実は日本ではあまり有名ではないのですが、彼女がある貴族の質問に「自身の功績はヨーロッパ中が知っている」と豪語しつつ答えた時のものです。

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メアリー・アニングはイギリスの労働者階級に生まれました。
家具職人の傍ら、化石を発掘・販売することで家計の足しにしていた父親に化石発掘の面白さを教えてもらい、自らも生涯化石発掘に携わっていきます。

当時は女性の労働に理解が乏しく、力仕事の化石発掘を生業とすることで変わり者扱いされてしまうのです。

しかし、そんな中でも彼女はひたむきに化石発掘を続けて世界的な化石を発見し、支援者を次第に増やしていきます。
当初はいくら化石発掘をしても女性の身分が低いため、正式に論文や博物館には自分の名前が紹介されませんでしたが、やがて功績の大きさが広く知られるようになると、死の直前になってようやくロンドン地質学会から名誉会員として認められ、死後に彼女の功績は高く評価されることになります。

今回の実績のご紹介は、そんなアニングを含む三人の偉人についてマンガで学ぶことができる『コミック版世界の伝記』シリーズの三冊です。

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ウエイドでは装丁、見返し、登場人物の欄、巻末の解説ページと、主にデザイン関係を多数手掛けました。

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是非、注目していただきたいのは装丁です。
主人公イラストの存在感が引き立つように背景のデザインにこだわりました。

とくに「メアリー・アニング」の背景は彼女が発掘していた現場を彷彿させる写真を加工して、イラストに違和感なく馴染むように工夫しています。

また、これまでのシリーズの帯は定番の形式で作られていましたが、今回の「メアリー・アニング」でデザインをリニューアルしました。

お客様との相談やこちらからのご提案を何度か繰り返し、試行錯誤の上とても良い感じにできました。
色使いはメリハリを効かせて目を引かせつつ、彼女生涯のイメージが湧くような化石のイラストを用いて読みたいと思わせる仕掛けにしています。

さて、どの偉人も同じことが言えますが、自分の信念を持ってひたむきに取り組む姿勢は周囲の理解や支援を生み、やがて良い方向へと導きます。
特にこの三人の中で「メアリー・アニング」は境遇や環境に決して恵まれない中でも自分の信念を貫き、偉業を成し遂げたことに私はとても感銘を受けました。

その他にも、ウエイドは児童書にも実績があります。
今後もイラスト、デザイン、DTPでその書籍の魅力を発掘できるようお手伝いしたいです!

可愛いイラストで世界の思想家を大紹介!

みなさん「哲学者サッカー」ってご存知ですか?

イギリスのコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」で放送された、ドイツやギリシアの哲学者たちがサッカーで対決するというコント(番組内ではスケッチと呼ぶ)です。

みんな哲学者なので試合中も思索にふけっています。
そのため、まったくゲームが進まない。
ところがアルキメデスが突然「ユリイカ(わかったぞ)!」と叫び、猛然とドリブルし、ソクラテスがヘディングでゴールを決める。

そして実況が「アルキメデスのクロスをソクラテスがゴール! ヘーゲルは実存には質を賦与できないと主張! カントは演繹法で観念論を展開! マルクスはオフサイドを主張! 孔子はとりあいません」と叫ぶもの。

他にもモンティ・パイソンには「全英プルースト要約選手権」とか、西洋思想に造詣があるとクスッとくるスケッチが多数あります。

さて、ガラッと話は変わりますが、ウエイドではそんな度思想家に関する本の制作に携わりました。
それがこの本、『ワ・タ・シ・の思想家ずかんゆも (著)』です。

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本書は思想関連の本も多く手がけている清水書院様からの発刊なのですが、ご覧の通り随分とポップな本になっています。

というのもこの本は当時受験生だった著者の方が勉強も兼ねてツイッターにアップしていたイラストをまとめたものなのです。
先ほどの孔子や、プラトン、ハイデッガーなどの思想家たちを可愛らしいイラストで紹介しています。

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ちょっと珍しいところでは井原西鶴とか森鴎外とかもいたり。

ウエイドはこの本の本文・表紙デザインとDTPなど、制作全般を行いました。
本文はイラスト部分をノートに貼り付けたようなイメージにしてポップな色使いに、見出しはマスキングテープ風にして今時なクラフトノート風に仕上げました。

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ところで、最近文学者や歴史上の偉人やらをイケメンに描いた作品って流行ってますね。
次は何がくるんでしょうか?
会社創業者とかビジネスパーソンに人気が出るかも?