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『武器と甲冑』大好評発売中!

9月8日にウエイドのイラストレーター渡辺信吾が関わる本
図解 武器と甲冑』(ワン・パブリッシング)が発売されました!

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今回はそれに乗じて、本の内容をご紹介したいと思います。

この本は元々『歴史群像』というミリタリーに特化した雑誌で連載していた特集を
一冊の本にまとめたものです。
イラストと解説を弊社の渡辺。
構成と文をミリタリーライターの樋口隆晴さんが担当しています。

内容としては、
・平安から戦国末までの武器と甲冑の紹介
・武器と甲冑が戦争や戦い方の変化に伴いどう変化を遂げたのか
・武器と甲冑の使い方
など

美術品としてではなく「戦うための道具」という観点から武器と甲冑を紹介しています。

また「戦うための道具」というだけあり、実戦で道具をどう使って戦っていたのかがよく分かります。

そして、だからこの形になったのかと経過まで理解できる代物。
より深く武器と甲冑を知ることができ、武器と甲冑について詳しくない私が読んでもわかりやすく理解できたため、今から興味を持った方にもおすすめです。

特集の連載期間は4年にもなり、
本になってからは更に新規描き下ろしも追加され、ボリューミーな内容に仕上がりました!&

ぜひ実物をお手に取っていただけますと嬉しいです。

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弊社のイラストレーター渡辺信吾に依頼したいイラストの案件がありましたら、以下お問い合わせページよりご連絡ください。
https://wade-japan.com/contact/

イラストサンプルはこちら
http://wade-japan.com/illustration/

お待ちしております!

甲冑愛の詰まった『西洋甲冑&武具 作画資料』好評発売中!

12月25日、株式会社玄光社様から一冊の本が発売となりました。

その名も『西洋甲冑&武具 作画資料』!

これがどういった本かといいますと、マンガ家やイラストレーターの方が中近世の騎士を描いたり、ファンタジー世界の戦士を創作するための参考資料集です。

中世前期のゲルマン諸民族から、ナポレオンの胸甲騎兵まで、およそ1400年間におよぶ甲冑の歴史を通史で解説し、細かな構造や装着方法をすべてイラストで説明しています。
また甲冑だけでなく、剣、盾、槍、その他の白兵武器に、馬具、馬鎧も掲載しました。
西洋剣の時代ごとの変遷がイラストでわかる日本語の本なんてこれだけですよ!

さらに史実に忠実な甲冑だけでなく、ファンタジー作品での甲冑の創作の手引きまで掲載しました。
西洋甲冑を描くにあたり、日本最高のガイドブックと言っていいでしょう。

そして何を隠そう本書の著者が、私、ウエイドのイラストレーター渡辺信吾なのです。

思えば高校生の時、私は漫画家を目指しておりました。
当時は『指輪物語』のようなファンタジーを描いてみたく、まずは日本の武具、ついでヨーロッパの武具について調べていきました。
しかしヨーロッパのものとなると日本語の資料はほとんどないので、電子辞書片手に洋書を読んでいたのですが、巡り巡って自分がこんな本を作ることになろうとは…。

この本以降、日本のマンガ家、イラストレーターの方は私のような苦労をせずにすむというわけですね。

昔ハロワで職探し中に求職者向け講習会に出た際、「なにか目標があった方が仕事を見つけやすい。」といわれ、私は「いつか自分の本を出したい!」と答えました。

なんだか意外と早めに夢がかなった気がします。

ちなみに本書の装丁、デザインも我々ウエイドが担当しました。

と、いうわけで『西洋甲冑&武具 作画資料』は現在全国の書店、Amazonなどで好評発売中です。
こうした作図資料としてはかなり好調なようで、嬉しく思っております。

また、ミリタリー方面に強いイラストレーターをお探しならウエイドの渡辺までご連絡ください。
甲冑、戦車、軍用機、軍艦全部描けます!!!!!

表紙はイラストレーターの日色さんが担当
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甲冑の全身像に加えて、詳しい構造も分かります。
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複雑な板金鎧も一目瞭然です!
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剣の時代ごとの変遷も図解しています。
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甲冑の描き分け方や構図のポイント。
さらにイラスト全体のスキルアップにも役立つ、人体や物体の“とらえ方”についても解説しています。
解説文とイラストをウエイドの森崎が担当しています。
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ファンタジー作品での甲冑の創作方法も紹介。
担当は表紙イラストを描いた日色さん。
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また、監修のジェイ・エリック・ノイズさんの豊富な知識と資料により、絵も文もより正確なものになりました。

※出版元の玄光社様の書籍紹介ページに正誤表が掲載されております。
PDFでもダウンロードが可能となっておりますのでご確認くださいませ。

『歴史群像』「武器と甲冑」プロジェクト始動!

ゴールデンウィークも終わって5月も半ば、いよいよ空気も暖かくなってきましたね。
この記事が載る頃にはもう片付けられているかもしれませんが、デパートの子ども用品売り場には兜飾りがずらりと並び、町を歩いているとそこかしこに鯉のぼりを見つけます。私の家にも昔兜飾りがありました。弓と太刀がついた結構精巧なもので、毎年飾り付けるのが楽しみだった記憶があります。
さて、兜飾りは言うまでもなく武士が用いていた兜が起源です。また鯉のぼりも旗指物が元になっていますし、神社で買う破魔矢に剣道や弓道といったスポーツ、最近は刀を擬人化したゲームが大人気という話もあり、普段特に意識することさえないほど、武士の用いた武具は日本人の生活の中に溶け込んでいます。

とはいえ、武器や甲冑の具体的な構造や変遷となると、もはや研究家の領域です。例えば一般的な兜飾りは「平安時代の兜をもとに江戸時代に作られた兜」がモチーフとなっていますが、それを意識して兜飾りを買う人はいないでしょうね。
そもそも戦後、武器や戦術といった軍事史研究は、軍国主義的との批判を受け、長らく日陰に追いやられてきました。多くの武将の生涯が小説となり映画となっていくなかで、いざ戦闘が主題となると、源平合戦の鵯越の逆落としや、長篠の戦いの鉄砲三段撃ちといった伝説じみた話が巷間に流布されてきたのです。しかし近年になりようやく軍事面にも光が当てられるようになり、実証的な研究が進んできました。

そしてついに、戦場における武士の姿を、マンガ、イラストを用いて解説しようという試みがこの度始動。それが学研プラス様より発刊の「歴史群像」6月号より連載開始の『武器と甲冑』です。武士はどんな武器を持ち、どんな甲冑を纏い、どのように戦ったのか。
研究家樋口隆晴様と私、ウエイドのイラストレーターわたくし渡辺信吾が強力タッグを組んでマンガ形式で解説します。

こちらの連載では樋口様が取り上げる内容を構成し、それを受けて私が様々な文献を参照しつつマンガとイラストを制作して、最後に樋口様に全体をまとめる形で解説の本文を入れていただきました。第1回でなかなか効率的な描き方が見つからず苦労も多かったですが、全6ページフルカラーの超弩級記事に仕上がったと自負しております。

ちなみに第1回の内容は武士が権力闘争の舞台へと躍り出た保元の乱。当時の武士の主力兵器だった弓の威力、そして戦法へと迫ります。
歴史群像 2016年 06 月号 新連載武器と甲冑

なおこの連載、平安から江戸時代へと至る「武士が戦っていた時代」を順を追って取り上げ、武士の武器、甲冑、そして戦法の全てをビジュアル的に復元しようという大プロジェクト。伝説のベールに包まれた戦場の実際が具体的にイメージできるようになるでしょう。
『武器と甲冑』第1回が載った『歴史群像2016年06月号』(学研マーケティング)は好評発売中!
歴史群像 2016年 06 月号 表紙
日本中世史研究に刻まれる新たな1ページを、どうぞその目でご覧ください。