手書き感あふれる「まとめノート」 デザインとイラストで中学生の勉強をサポート!

6月に入りました。新年度が始まってもう2ヶ月(早い!)

当ブログをご覧になっている皆様の中には、お子様や親戚が中学生という方もいらっしゃると思いますが、環境の変化に適応できているでしょうか?わたし個人は今から○○年前、小学校から中学に上がった時は、周囲の急激な環境の変化に驚きました。

小学校のゆる〜い雰囲気から一転、服装も「制服」や「学校ジャージ(なぜか我が母校のジャージは”蛍光オレンジ色”で着るのが恥ずかしかった…)」、そして「定期テスト」や「内申点」がいきなり登場して、学校から評価が下されるというのが入学当初は怖かった記憶があります。

ノートのまとめ方ひとつにしても、今はネットで検索すれば無数の「まとめ方 まとめ」が出てきますが、ネット環境を制限されている中学生の中には、どうすればいいか分からず戸惑っている子もいるかもしれません。

そこで今回紹介したいのが、悩める中学生の強い味方!
旺文社さま発行の『自分でつくれるまとめノート』シリーズ!!

そもそも「まとめノート」とは、授業でノートに取った内容を元に、生徒が自分で重要ポイントを整理してまとめ直し、先生に提出するもの。

先生は提出されたノートをチェックすることで、生徒のやる気や理解度を評価します。
通知表の「関心・意欲・態度」の評価材料にもなり、もちろん内申点アップにも必須となっています。

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帯のコピーも超ストレートです!

今回ウエイドでは、装丁と本文フォーマットのデザインを担当しました。

ちなみに第一弾のラインナップは
・中学1年は英語、数学、理科
・中学2年は英語、数学、理科
・全学年で国語、地理、歴史、公民
となっています。

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国語の表紙にご注目ください。
真ん中には日本文学界の巨匠・森鷗外のイラストが。
そういえば、中学生の頃はこんな感じの似顔絵をノートの隅によく描いてた気がします。なんだか懐かしい…

ちなみに…こちらは、12歳で東大予科に入学した鷗外先生のノートまとめ術です。
「僕のノオトブックの数は大変なもので、丁度外の人の倍はある。その訳は一学科毎に二冊あって、しかもそれを皆教場に持って出て、重要な事と、只参考になると思う事とを、聴きながら選り分けて、開いて畳かさねてある二冊へ、ペンで書く。その代り、外の生徒のように、寄宿舎に帰ってから清書をすることはない。」
(『ヰタ・セクスアリス』より←中学生は大人になってから読もうね!)

鷗外先生のような神童ならともかく、大多数の中学生はノートを取るのも、まとめるのも毎日苦労しながら過ごしていることと思います。

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そんな毎日をサポートするために『自分でつくれるまとめノート』があります。
本書では教科書の内容に準拠したうえで、表や図などを多用しながら重要な点を分かりやすく整理。
穴埋め問題も掲載しているので問題集として使うことも可能ですが、このシリーズを通して、楽しみながら「まとめるためのノウハウ」を身につけてもらうのが本当の狙いです。

そして何より注目なのが「オリジナルアイコン」!
登場するアイコンはすべて手書き!すべて弊社デザイナー・木下による力作です!

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目指したのは「誰にでも描けるイラスト」。
男子、女子、絵が得意な子、苦手な子…趣味やスキルは様々でも「僕/私にも描けそう、描いてみたい!」と思ってもらえるように、シンプルでなおかつ楽しいアイコンを多数取り揃えました。
使用した画材も3色ボールペンと蛍光ペン3色。一般的な中学生のペンケースの中身で再現可能です。

さらに、さらに、今回は特別に制作の裏側を公開…
製作中に木下が日々持ち歩いていたアイデアノートです!

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「デコるのが好きな人の気分を体験してみた。」(木下談)という表紙。
ご覧ください。このただならぬガーリー感…!

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こうして見ると、最初は凝りすぎていた文字やイラストを、「誰にでも描ける」ように線を整理・修正していった過程が見て取れます。

授業や部活の忙しい合間を縫ってまとめノートを作るのは、気が進まないという生徒も多いでしょう。
そんな彼らに少しでも楽しんで机に向かってもらいたい…という思いを装丁で形にしました。

ウエイドでは、このように書籍に込めた著者や編集者の想いを直感的に伝わるような装丁・デザインを、イラスト込みでご提案できます。
「こんな本にぴったりのデザインってどんなだろう?」を一緒に考え、形にしていきましょう。お気軽にご相談下さい。

※第2弾となる『自分でつくれるまとめノート高校入試』(英語、数学、理科、社会)は2017年7月刊行予定です。

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