カテゴリー別アーカイブ: 地図

ジャマイカは島国って知ってる?

先日、マケドニアの国名が「北マケドニア」に変更となりました。
国内に同じ名前の地域を持つギリシアとの論争が原因で、一応これで長年に及ぶ国名問題に決着がついた形です(おそらく)。
ちなみに現在日本政府が承認している国家は195カ国あり、2015年5月に承認されたニウエがもっとも新しい国家だそうです。

この度ウエイドではそんな世界中の様々な国を紹介するカラー図鑑を制作いたしました。
それが朝日新聞出版様刊行の『地理×文化×雑学で今が見える 世界の国々』です。

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こちらの本では195カ国を含む239の国と地域が紹介されています。
今回ウエイドが制作したのは章ごとに掲載された大きな地域の地図と、カバー裏の世界地図です。

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これらの地図ではQGISというアプリを活用し、地形の陰影や河川が入った地図を素早く、かつ正確に制作しました。
この技術はウエイドのイラストレーター原田鎮郎が開拓したもので、詳しくは『Illustrator+無料アプリでここまでできる! クリエーターのための[超速]地図デザイン術』にまとめられております。

一読するだけでウエイドの高い地図制作力がお分かりになると思います。

そうそう、最近英会話でフィリピン人の先生とよく話すのですが、特に女性にカラオケが大人気なことに驚きます。
フィリピンでもそのまま「カラオケ」と呼ぶそうです。

幕末・維新の謎を解き明かす!

今回ご紹介するのは、歴史の本!
…筆者は歴史があまり得意ではありません(小声)

が!パラパラとめくってみますと
こんな私でも読み進めたくなっちゃう本なのです…びっくり…!

SBビジュアル新書
江戸・東京 幕末・維新の「事件現場」

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ウエイドでは
◎図版・イラスト
に携わらせていただきました。

見開きのマップにも注目です٩( ‘ω’ )و
そう…これは弊社のイラストレーター、地図を自由自在に操れる、原田鎮郎の仕業…!
(『Illustrator+無料アプリでここまでできる! クリエーターのための[超速]地図デザイン術』の著者である!)

歴史ものは文字が多くて、
出来事や人物の関係性がいまいち理解できなくて苦手なんですよね…(._. )
…しかし!しかーし!
本書は、新書なのに全ページフルカラー!贅沢!!

図版の色分けが様々に工夫されていて、
見やすく、わかりやすい内容になっています。
(なんということでしょう…!!!)

歴史上の人物のイラストは、弊社のイラストレーター、森崎達也が担当しております。
実は、ちょっとした制作秘話があるようで…?

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歴史上の人物をかき起こす際の、もととなる資料で
リアルな人物画が残っているものもあれば、浮世絵しかない人物もいたりして。
…おわかりいただけただろうか?
そう、これらバラバラなものを【統一した絵柄】に揃えていかなければならないのです…!
こりゃあ…すごい…(^-^)!

でも、そこはさすがプロ森崎。
クオリティの高いイラストに仕上がっております。
森崎はサラリとした顔で制作秘話を語ってくれましたが、
同じイラストレーターやっている身としては、
なかなかに…これは技術がいることだと思いますね…ウンウン…。

令和の時代を新しく迎え、来年にはスポーツの世界的イベントもあります!
歴史的に大きな出来事が連なっていきますね。
どきどき。わくわく。

クリエイター必読、地図素材を賢く!素速く!

世のグラフィックデザイナーさん。
ひょっとして、進行中のお仕事で地図がご入用ではないですか?

できれば、バシッ とカッコいい地図を入れたいですよね。
しかしふたことめには、「予算も時間も限られてるしぃ〜。」
とボヤくしかない。

よくわかります。
そんなジレンマを華麗に解消する書籍がこの度出版されました!

それがコチラ、『Illustrator+無料アプリでここまでできる! クリエーターのための[超速]地図デザイン術原田鎮郎 著)/技術評論社』でございます。

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そうです。
著者は東大卒なことでお馴染み、『原田君にもわかる!日本史―時系列バー方式』の話題で、度々本ブログにも登場するウエイドスタッフ原田くんですよ。

本書は、原田くんが積み重ねた地図製作の研究の集大成。
本書を教科書として頭からなぞっていけば、読み終わる頃には読者の皆さんも一通り、フリーの地図アプリを駆使して地図が描けるようになっているという内容です。

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使用するアプリケーションは<基盤地図ビューア><基盤地図標高変換><ジオ地蔵><QGIS>など。
クリエイター界隈では一般的なOSであるMacintoshで作業を完結できるというところも本書の魅力の一つ。

MacintoshWindowsの二台体制で、行ったり来たりするのは煩わしいですものね。

すでに<Illustrator>を使えることは前提ですが、そのほかは無料で作業することができます。
懐にもやさしぃ〜い。

本書は執筆中にバージョンアップされたアプリケーションの内容もフォローしているので、掲載されているのワザの数々はまごうことなき最新情報です。(2019/10/10 現在)

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「え〜、そんなことまでバラしちゃっていいの!?」と社内でもハラハラしたものですが、大丈夫です。

たぶん…。

アプリを使いこなすスキルアップだけでなく、地図を書籍に掲載する上で必要になってくるデータ利用の権利関係的なところまで掲載されています。

つまり、先ほどと重複になりますが本書に身を委ねていただけるだけで、すっかり一人前の地図絵師なれるというわけです。
アプリケーションの仕組みとか、理論とか、そういった小難しいことはひとまず置いといて、「使い方のマニュアル」に徹している所が本書の読みやすさの秘訣です。

アプリ習得チュートリアル通りに作って見たものの「完成品は、なんだかイマイチ…」なんてことありますよね。そこもご安心を。
何せ「クリエーターのための」ですから、とりあえず本に書いてある通りに作ってみましょう。
創造の第一歩はまず模倣から。

地図の見栄えを左右するアプリケーションの細かい設定など、実際にプロが現場で使用している設定なのでとても実践的です。

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地図は書籍やWEBサイト、そのほかにも様々なメディアで説明をより具体的にしてくれるツールとして欠かせません。(原田くん 談)

安く・素速く・カッコいい地図を作りたいという、プロのクリエイターの夢が詰まった一冊になっておりますので、ぜひトライしてみてください!

本日発売!『Illustrator+無料アプリでここまでできる!クリエーターのための[超速]地図デザイン術』

ウエイドのスタッフ原田くんが執筆した本が、本日発売になりました!
『超速地図デザイン術』表紙
Illustrator+無料アプリでここまでできる!クリエーターのための[超速]地図デザイン術』(技術評論社
基盤地図ビューアV4/V5ジオ地蔵QGISなどのMac対応フリーソフトと、無料で使えるオープンデータを組み合わせて、簡単に素早く地図を作成する、現場のノウハウが惜しげ無く盛り込まれています。
「こんなに公開しちゃっていいの?」という声も社内から聞かれたほどです。
ブックデザインもウエイドの木下が担当!さわやかな雰囲気に仕上がっています。
時間をかけずに、でもデザイン性は高く、地図作成の効率化にきっと役立つことでしょう。
ぜひ店頭でご覧ください!

飯テロ本の決定版!

暖かかったり、寒かったりで、今年は桜が随分と長持ちしましたが、皆さんはお花見などされたでしょうか。

桜より宴会で飲み食いする料理が大事?
そしてインスタ映えも狙わないと?

おやおや。
それでは、そんな花より団子な方々が必読の書籍をご紹介します。

ワニブックス様より発売中のコチラ。
厳選70軒 最強のデブリシャス-年間1000軒を食べ歩いて見つけた本当の名店/フォーリンデブはっしー (著)』です。

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最近SNSを中心にちょくちょく見ますよね。はっしー
「日本一のグルメブロガー」との呼び声もあり。
彼のブログは月間200万アクセスを記録して、グルメブログのランキング1位を更新し続けたこともあるのだとか。

本書は、オール撮り下ろされたヨダレ注意の食べ物写真とともに、
インスタ映え!コスパ良し!ズバリうまい!のメニューとお店を紹介しています。

知られざる穴場店やメディア初登場のお店なんかも要チェック。

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食欲を掻き立てられますねぇ〜。
胃袋がえぐられるようです。

この度ウエイドでは、掲載店の所在地マップの制作を担当しています。

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歴史本や地方の旅行ガイドなどで多くの地図を手掛けてまいりました我々ウエイド。(過去の実績はコチラ

2000年前の関東の地形や、地方の街並みを描いた地図はたくさんサンプルがあったのですが、住んでいる現代の東京の地図は他と比べて少なく…。
自分の事ながら意外でした。

気になったお店の料理を、地図を見て自分が食べに行くことをイメージしやすい。
実際食べに行きたくなる地図を目指して制作しています。

自分は少食なので写真とコメントでもうお腹いっぱいという方も、
地図を見ながら歩き回ったらきっとお腹が空きますよ。

「たくさん動いて、たくさん食べる。」実に健康的ですねぇ。

人がくる!?

「令和」に決まった年号改正の話題に隠れてしまいましたが、
外国人労働者の受け入れを拡大する「改正出入国管理法」が4月1日に施行されましたね。

今回は、文字だけ見ると見ると、
とっつきにくそうなそれらの内容を分かりやすく解説してくれる本のご紹介です。

集英社さんから出版された『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?/内藤正典(著)』です。

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こちらでは、地図やグラフ表を担当させていただきました。
今回の地図はQGISという、地理情報システムの閲覧、編集、分析機能のあるソフトを使い作成しました。
その為、普段作成する事の少ないような地域でも、柔軟かつスピーディーに対応する事が出来ました。

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グラフも、参考資料をもとに、パッと見て何について書かれているのか分かりやすくように吹き出しを入れるなどのデザインを提案し、内容が分かりやすい事を重視いたしました。

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内容は外国人労働者を「労働力」としてではなく、「人がくる」という視点に立って書かれています。
言われれば当然な事ながら、法律や単位ではなく人の生活に関する事なのだと再認識させてくれます。

日本は島国であり、鎖国をするなどして人の流入に慣れておらず、「日本人」=「日本の血が流れている」と認識があります。
そんな私たちが人を受け入れるには何が必要か。

生活習慣、宗教、価値観の違い……問題は沢山あるとは思いますが、まずはこの本を読んで、「人がくる」という心持ちから始めるのも良いのではないでしょうか。

分厚さ一番!英和辞典のお仕事です

昨今では小学生から英語の授業が必須になっていますが、
そんな時に必要になるのが「英和辞典」

なんと、その英和辞典のお仕事に携わりました。
今回ご紹介するのはウエイドでも初の媒体!英和辞典
…の前後の見返しに入っている地図を作成しました!

学校シリーズ』などでたくさんのお仕事をご一緒している旺文社さん発行
コアレックス英和辞典 第3版』です。

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今までで一番の厚みのある媒体ではないでしょうか…!
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ご覧いただくと、おわかりになるかと思いますが、かなり細かく文字がかきこまれております。
まず前の見返しでは世界地図と、多くの国が集中している地域の拡大地図です。

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この細かな国名をどのような色で配置したら、読みやすく・わかりやすいか?という点を気にして作成しました。
ユニバーサルデザインを意識し、国ごとの色分けにも一工夫こらしているんです!
隣り合う国々の色味を変えることはもちろん、同じ色は一切使っておらず、それぞれ国ごとにすべて違う色となっているんです!
細かい工夫にも是非注目してご覧になってくださいね。
山脈などの地形も正確に起こしているので、国の位置だけでなく地形を想像することができます。

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そして、後ろの見返しは主に英語が使われている英語圏の国々がまとめてピックアップされています。
アメリカ大陸は各州での時差も細かく分けてられており、州ごとに数時間も時差があるなんて驚きですね!

英和辞典の中身も見所満載でとっても使いやすい辞典になっております!
様々なコーナーやコラムが充実しており、辞典としてだけでなく幅広く利用することができます。

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このプラネットボードのコラムはネイティブの方々にアンケートをとってデータリサーチされたものです。
感覚的にこんな感じに言うのかな?ということが実は間違っていたり…
思わず読みふけってしまう内容ばかりです。(巻頭に一覧が載っています)
また、ホームページから発音や会話が確認できる音声もダウンロードできますよ!

挿絵のイラストや図も多く、パラパラと眺めるだけでも楽しめます。
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たとえば、服のパーツが紹介されていたり、細かなところまで手が届く辞典です。
単語を見ただけではよくわからない、言葉のイメージがつかみやすくなっています。

私自身が学生の頃は、ちょうど電子辞書をもちはじめる人が増え始めていましたが、
ページをパラパラっとめくり、パッと目に入った単語を覚えたりできるのは紙の辞典ならではだなあと感じます。