初の書籍化にして決定版!『猫つぐらの作り方: 藁や紙紐で編む猫の家』

みなさん犬派でしょうか猫派でしょうか?

最近では猫派が勢力を拡大中で、日本で飼われている猫の数が初めて犬の数を追い越したという調査結果もあるそうです。なんでもアパート・マンション暮らしの人が増えて、室内で飼える猫の人気が高まったせいだとか。特に私たち出版業界は猫派が多い(ような気がする)ので、今この記事を読んでいる方ももしかすると猫を飼っておられるのでは?

さて、そんな全国の猫派の方々にとって垂涎の一冊がこの度登場いたしました。それがこちら。
『藁や紙紐で編む猫の家 猫つぐらの作り方』(誠文堂新光社)表紙
誠文堂新光社様から発行の『猫つぐらの作り方: 藁や紙紐で編む猫の家』です。

とここで、「猫つぐら」についてざっと説明いたしましょう。猫つぐらとは長野県の栄村を中心とした地域で生産される民芸品で、藁を使って作られる猫用のお家のこと。
雪深いこの地域では冬の間農作業ができないため、その間農家の方が代々作り継いできました。もともとは赤ん坊を寝かせておくためのものとして考案されたそうで、現在は長野県知事指定伝統工芸品になっています。
いわばその「門外不出」ともいえる猫つぐらの作り方が初めて本になったというわけです。
『藁や紙紐で編む猫の家 猫つぐらの作り方』(誠文堂新光社)写真1
写真が可愛くて思わず手に取ってしまいそうですが、ただ可愛いだけではありません。藁の猫つぐらは栄村つぐら振興会、紙紐の猫つぐらは手作り作家牧野佳代子さんの監修により、初心者でも作れる解説つきなのです!

今回ウエイドでは、作り方の解説用イラストを制作いたしました。制作にあたって難しかった点といえば、やはり本邦初となる猫つぐら本ですので、参考となる本が他になかったこと。
一体どのような描きかたにすればわかりやすいのか、写真や編集さんのラフを見比べ、一つ一つ考えながらの作業となりました。しかしそのおかげで猫つぐらの本としては元祖にして決定版ともいうべき仕上がりに貢献できたと自負しております。
『藁や紙紐で編む猫の家 猫つぐらの作り方』(誠文堂新光社)作り方ページ
イラストだけでなく、写真も豊富ですし、各所に「作り方のコツ」が紹介されていて、教える人も文章や構成を考える人もカメラマンも、ちゃんと作れるいい本にしたいと真摯に取り組んだからこその仕上がりです。

実際長野の名人さんにイラストをお見せしたところ、大変わかりやすくて村のみんなも助かる、と大好評だったとのこと。
村の収入源にもなっている伝統の技術を公開するのには心配やためらいもあったはずで、村の方々にご納得いただけるか心配していた作図担当は、それを聞いてホッとするとともに、胸が熱くなったそうです。
猫つぐら作りに取り組む読者に喜ばれるだけでなく、栄村の宣伝・産業振興にも良い影響があればと切に願います。

このようにウエイドのこれまで培ってきた色々な技術と情熱を集結させれば、前例の無いテーマの手芸本でもバッチリ制作できるというわけです。
もし今全く新しい手芸本の企画をお考えでしたら、まずはウエイドにご連絡くださいませ!

なおこの猫つぐらですがインテリアとしてのミニサイズつぐらも作れるので、猫を飼って無い方も楽しめる一冊になっています。
つぐらであったまったり、つぐらを取り合うカワイイ猫達の写真もたくさんあって、パラパラめくったスタッフがみんな思わず「かわいいねぇ〜」とつぶやいています。
猫好き女優の鈴木砂羽さんも絶賛だとか!
『藁や紙紐で編む猫の家 猫つぐらの作り方』(誠文堂新光社)写真2
あ、ちなみに私ワタナベは猫派でしたが現在犬派に転向しつつあります。

初の書籍化にして決定版!『猫つぐらの作り方: 藁や紙紐で編む猫の家』」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です