第18回東京国際キルトフェスティバルへ行ってきました!

毎年この時期に行われる日本最大のキルトの祭典、<第18回東京国際キルトフェスティバル>に行ってきました~。

会場はお馴染みの東京ドームです。

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私は今回初めて訪れましたが、当日は日曜の午後ということで本当に沢山の来場者が…!
話には聞いていたのですが、スゴい熱気ですね!

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それではさっそく、展示を見てみましょう!
今回の特別企画は「印象派に恋して~キルトとアートの素敵な出会い~」がテーマで、4人の人気キルト作家さんが印象派画家の絵をテーマに作品を製作されています。

・キャシー中島さん×ゴーキャン
・上田葉子さん×ルノワール
・阪本あかねさん×ゴッホ
・鷲沢玲子さん×モネ

このコラボ、キルトファン的には超豪華ですよぉ!

印象派画家の世界観をキルトで見事に表現されていました!
あの名作がキルトの柔らかい風合いになっていて素晴らしかったです。

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こちらはメインイベントである「日本キルト大賞」(国内外のプロアマ問わないキルターからの応募)の展示です。
応募数1,246点の中から大賞を受賞したのは『朱の慶び』を制作した、三島仁美さん(神奈川県)でした。
色は赤系で統一されていて、素材に着なくなった着物の生地を使っているからかどこか和風で、おめでたさも感じる縁起がいい雰囲気の作品です。
大きさも約3mと迫力がありました!

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その他にも会場にはたくさんの応募作品がところ狭しと飾られておりましたが、 作品ごとに込められた様々な思いを感じることができ、とても見応えがありました。

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さて、この日は<すてきにハンドメイド>のテレビの司会の洋輔さんのトークショーがあるということで、これはぜひ参加せねばとやってまいりました。

ちなみに、ウエイドでは番組教材の『すてきにハンドメイド』の付録型紙のトレース、レイアウトを長年にわたり担当させていただいております。

私がブースに到着した時には、洋輔さんはすでに大勢のマダムに囲まれていました…(汗)

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洋輔さんが司会を始めて約2年が経つそうですが、最初の1年はとてもご苦労をされたそう。
というのも、番組内で紹介する作品を布帛の洋服と小物は裁断・縫製まで、ニットは最初から編んで、ご自身一人で制作していたのだとか…。

2年目はアシスタントさんを雇って、二人三脚体制なり少し楽になったそうですが、一度ご自身で作品を制作するからこそ、作品の良い点をご自身の言葉でお話しされるのでとても伝わってきます。
ワンピースの胸やサイドの切り替えしで体系がカバーできる話を聞いて面白いなと思いました!

洋輔さん自身は服飾の大学を経て、刺繍を学びにフランスへ留学。さらにデザインも手掛けていらっしゃいます。
彼が手掛ける刺繍は遊び心と独創的な世界観があります。
ジャケットのポケットをめくったところにサボテンなんて!(写真がないのが残念)はたまた面白いポーズの動物達!

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刺繍を施すことで洋服がオリジナリティを持ち、愛着がわきます!
刺繍の技術的なアドバイスもサテンステッチやロングアンドショートで面を埋めることが多いときはざっくりやればいい、気にしすぎないことが大事!とアドバイスもらいました!

なんでも手芸をこなしてしまう洋輔さんですが、最後にひとつ心に残る話をしてくれました。
東日本大震災の被災された方で今まで住む場所を余儀なく移住された方のお話しです。

その方は慣れない移住先で鬱々していましたが、趣味の編み物を再開し思いきって編み物クラブに入りました。
すると、知り合いが出来て少しずつ元気を取り戻され、現在ではご自身が代表の編み物クラブを運営されるまでになったそうです。

洋輔さん曰く、手芸には人との絆をつくる不思議な力があり、そういうところに魅了されていると彼の思いを聞くことができました。
間接的ではありますが、洋輔さんのように信念がある方とお仕事できることにとても嬉しくなりました!

イベントだけでなく周囲にはいろいろな手芸メーカーのお店があり、手芸グッズの買い物も楽しめますよ!
人と人の思いを結びつけるキルトフェスティバル。ぜひ来年行ってみてください~。

最後に昔懐かしのゴン太くんと遭遇し、正面のショットをいただきました!
かわいい~。

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