タグ別アーカイブ: 図案

美しい正倉院文様をクロスステッチで

今回ご紹介する本は、河出書房新社さんから発行の『クロスステッチで楽しむ正倉院文様』です。

syosoin_p1

正倉院文様とは、東大寺の正倉院に収められていた宝物に描かれた文様のことです。この本ではそんな正倉院文様を色とりどりのクロスステッチで楽しめる1冊となっています。

ウエイドでは、デザイン・図案・DTPとまるごと1冊携わらせていただきました。

図案では実物の作品の色をそのまま再現すると鮮やかなものなどは見えづらくなってしまうこともある為、刺繍糸の色に近くて目にも優しい色にするなど視認性が良くなるような工夫をしています。

syosoin_p2


また、クロスステッチの模様の写真は実物大で載っているので、綺麗な作品をじっくりと見て楽しむこともできます。

作った時のサイズ感のイメージがしやすくなるので、図案を見て想像していたよりも実際の作品の方が想定していたよりも大きかった…!といった後からのギャップも少なくなる点もおすすめです。

syosoin_p3



ぜひお手に取ってみてください!

アイシングクッキーに挑戦!

みなさんはアイシングクッキーをご存知ですか?
砂糖でデコレーションされた可愛らしいクッキーです。

2〜3年前から流行りはじめて、現在は手軽に洋菓子屋で購入可能なので、
目にする機会は増えたのではないでしょうか?
もちろん自分で作ることもできますよ!

実は私も約3年前にお菓子教室でアイシングクッキーの講座を受けました。

クッキーに粉砂糖と卵白と食紅を混ぜた溶液を絞って、絵や字を描く作業なのですが、一定の力でゆっくりと絞りながら描いていく作業が、ムズかしかったのを覚えています。

最初は1つ作るのにも時間がかかってしまい、集中力と根気がいる作業だと思ったのですが、そのぶん完成品がとても可愛らしくできたので嬉しかったです。

さて、今回ご紹介する本は日東書院さんより発行された新井知加子さんの『子どもと一緒にアイシングクッキー』です。

nittoshoin_icing_1

新井知加子さんはアイシングクッキーの教室やワークショップなどを精力的に開催されており、お子さんと一緒にできる講座あります。
マカロン作りも得意で、コンクールで入賞されたこともあるそうです。

ウエイドでは図案のトレースを担当しました。
細かい図版が得意なウエイドにはとても嬉しいお仕事です。
図案は先生の手書きで描かれた原稿をトレースしながら整えていきます。

図の色もクッキーの写真を見て近い色にしました。
図案があると写真で分かりにくい部分も理解しやすいですよね。
線や左右の違いが曖昧な部分もへっちゃらです。

nittoshoin_icing_2

そして今回は、なんとウエイドスタッフもアイシングクッキー作りに挑戦しました。
本のレシピを参考に《しずく》と、ウエイド手芸部のキャラクターの《ケイティ》のアイシングクッキーを作りました!!

まずはオリジナルの型を作ります。
アルミ板を細幅に切り、図案に沿って曲げ、接着剤で止めました。

次にクッキー生地を作って、先ほどの型で抜いてオーブンで焼きます。
こんがりと焼き色がつき、これだけでも美味しそうですね。

nittoshoin_icing_3

ここからは、いよいよアイシングです!
アイシングの絵を描く作業は、手芸好きのウエイドスタッフで行ます。
今回は水を入れるだけで、アイシング溶液になる市販の製品を使いました。

本を参考にしながら、型の縁のアウトラインを描きます。
ここで、ポイントなのが少し固めのアイシング溶液を使うこと。
手がプルプルと震えますが、一定の力で描いていきます。

アウトラインを描き終えたら、次にゆるめのアイシング溶液を中に入れて、隙間はつまようじで埋めていきます。
更に固まったら、その上に固めのアイシング溶液でケイティの顔を描きます。

顔を描くのは難しいですが、さすがウエイドのイラストレーター。
迷いなく描いておりました。

nittoshoin_icing_4

そして、ついにオリジナルアイシングクッキーが完成しました!
どれもカワイイですね!

nittoshoin_icing_5

アイシングは集中力と根気が非常にいる作業ですが、みんなでやると協力できるので作業が捗り、なによりワイワイと楽しいですね!

他のスタッフにも好評で、ウエイドの手芸制作部のツイッター(@KatyAmino_WADE)にも取り上げております。

ぜひ、みなさんもアイシングクッキーに機会あればやってみてくださいね。
今後もウエイドでは面白そうなことに挑戦していきます!