「令和」に決まった年号改正の話題に隠れてしまいましたが、
外国人労働者の受け入れを拡大する「改正出入国管理法」が4月1日に施行されましたね。
今回は、文字だけ見ると見ると、
とっつきにくそうなそれらの内容を分かりやすく解説してくれる本のご紹介です。
集英社さんから出版された『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?/内藤正典(著)』です。
こちらでは、地図やグラフ表を担当させていただきました。
今回の地図はQGISという、地理情報システムの閲覧、編集、分析機能のあるソフトを使い作成しました。
その為、普段作成する事の少ないような地域でも、柔軟かつスピーディーに対応する事が出来ました。
グラフも、参考資料をもとに、パッと見て何について書かれているのか分かりやすくように吹き出しを入れるなどのデザインを提案し、内容が分かりやすい事を重視いたしました。
内容は外国人労働者を「労働力」としてではなく、「人がくる」という視点に立って書かれています。
言われれば当然な事ながら、法律や単位ではなく人の生活に関する事なのだと再認識させてくれます。
日本は島国であり、鎖国をするなどして人の流入に慣れておらず、「日本人」=「日本の血が流れている」と認識があります。
そんな私たちが人を受け入れるには何が必要か。
生活習慣、宗教、価値観の違い……問題は沢山あるとは思いますが、まずはこの本を読んで、「人がくる」という心持ちから始めるのも良いのではないでしょうか。