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繊細な3Dマップで、人気の「お城本」の読み応えをアップ!

熊本地震の影響で立入り制限が続く熊本城の行幸坂(みゆきざか)ですが、お花見の季節に合わせて3月25・26日と4月1・2日に規制を一部解除したそうです。
いかれた方いらっしゃいますか?

熊本城の崩れかかった姿はなんとも痛々しいですが、その他のお城でも完全とはいかなくとも震災や戦火を乗り越えてまだ姿を残しているのって凄いですよねぇ。
当時の大工さん達のキッチリしたお仕事のたまものです。

せっかく桜の季節ですし、お花見にかこつけてちょっと遠くのお城まで足を伸ばして、匠の技巧にうなってみるのも面白いかもしれません。
という訳で、今回はお城巡りのガイドブックにおすすめな本を、ドドドドンと4冊イッキにご紹介します。

まずはこちら、装丁と本文デザインに図版、DTPまで一冊丸ごと関わっております『よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書』(学研プラス
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それから、
別冊歴史REAL「山城歩き」徹底ガイド』(洋泉社
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別冊歴史REAL「名城歩き」徹底ガイド』(洋泉社
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戦国の名城』(スタンダーズ株式会社
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の3冊では、それぞれレイアウト、地図を中心とした図版、DTPなどで制作に携わっています。
いずれも、ウエイドと歴史関係のお仕事で長いお付き合いのある、かみゆ歴史編集部さんからご依頼頂きました。(→過去の業務実績

4冊ともお城をあつかった本ですが、違った個性の本が完成しました。
見比べてみても面白いはず。

まとめて眺めていると気がつくのが、「地形という観点から歴史を眺めるというのがブームになっている」と言う事ですね。
タモリさんの影響でしょうか?

この波に乗って… という訳ではないのですが、歴史書籍を多く手がけるウエイドでも地形の分かる3Dマップ制作の研究が進んでいます。

TV番組でもよく見かける<Google Earth>と、地形ソフトとして定評のある<カシミール3D>など、複数のアプリケーションを組み合わせて使用しています。
いずれもフリーソフトなので、使った事があると言う方もいるかも知れませんね。

簡単に立体的な地形図が作成できて面白いのですが、出版物に掲載となると、美しく、誰が見ても判りやすいようしっかり調整されている必要があります。
そのため、ウエイドではただソフトを起動してデフォルト設定で地図画像を書き出すという事はほとんどしません。(もちろんご予算次第ですが… *⌒―⌒*)

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紹介する地形に合わせて、3D地形マップの標高エフェクトや色設定を繊細に検討したり、PhotoshopやIllustratorでアプリの機能を補って、地形をより魅力的に判りやすく見せるよう、日々研究工夫を続けています。

お城を建てる大工さんと一緒です。
どんな道具でも使う人の技術や心の込め方次第で仕上がりは大きく違ってくるのですね。
ぜひ他の本と見比べてみてください。

こんな風に、皆さんの「こんな感じの本作れないかな?」といった漠然としたアイデアにも、今まで培ってきた歴史関係のデザイン経験や地図製作のノウハウ等を活かして、色々な実現方法をご提案できます。

よりよい本を一緒に作っていけたらと思っておりますので、まずは雑談からでも、お気軽にウエイドへお声かけを!

本たちの戦国時代に地図・デザインで参戦!

いわゆる「戦国ブーム」というものは昔からありましたが、
ここ10数年はその盛り上がりが顕著なのではないでしょうか?
今年は大河の影響もあり、またジワジワと盛り上がってますね!
関連書籍も多種多様に刊行され、戦国関連本の戦国時代か!と思うほど、たくさんの書籍たちが本屋でせめぎ合ってるように感じます。
戦国武将ならぬ、戦国武書!そんな戦国武書の2冊にウエイドも加勢させていただきました!
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まずは洋泉社さま発行の『歴史REAL 戦国時代大図鑑』です。
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ウエイドでは巻頭の三折地図と巻頭特集と本文図版を担当しました。
地図を製作するにあたっては、「何を一番伝えたい地図なのか?」という点を意識して、さまざまな見せ方をご提案させていただいております。
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今回の折込地図では、各地の合戦場を紹介するとともに、平野戦と攻城戦がひと目でわかるような合戦地図になっています。
地形がわかる地図を製作し、当時の国境が山脈などによってわかれていた様子もわかりやすいかと思います。
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巻頭特集の“最強戦国大名10人詳細データファイル”は、データファイルということで、文章だけでは伝わりにくい様々な情報をビジュアル的にみせています。
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相続時〜統治時代〜死没までの石高のグラフなどは、相続時少なかった石高を一代でどれだけ増やしたか、一目瞭然です。
また旗印・馬印をイラストでかき起こしているので、詳細な部分まで確認することができます。
本文の図版は各武将が所有していた金山銀山の配置をあらわしたものを作成しました。

もう一冊は歴史関連のお仕事をいつもご一緒させていただいております
かみゆさま編の『戦国の名城』(かみゆ歴史編集部 編・スタンダーズ株式会社様発行)。
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“お城”と言っても実際にどんなものなの?と、思う人も少なくないと思います。
建てられた目的や時代によって様々な城が存在していました。
かみゆ歴史編集部が選ぶ10人の名将たちと、その名将が所有していた名城を、復元CG・イラスト・写真・地図などを駆使して紹介しています。

築城の名手、加藤清正の熊本城や藤堂高虎の今治城など、今もその姿を残す城からは当時の築城の息吹を感じるのではないでしょうか?

名城を紹介するとともに、10の攻城戦も紹介されております。
大坂城などは、いかに堅牢で豪奢な城だったかと伝えられながらも、後に攻め落とされてしまうという…まさに激動の時代だったなのだな、と感じますね。
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ウエイドでは本文の地図を担当致しました。
当時もしこのような地図があったら、他国や他所領を攻めるのに便利だったかもしれませんね。

個人的に、お!と思ったのは「山城の歩き方」というトピックです。
これ本当に大事です…ハイキングぐらいの気持ちで行った方がいいです。
間違ってもブーツでなんて行ってはいけません…(体験談)
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お城自体を眺めたりするのもモチロンおもしろいですが、そこに城があったという痕跡がのこる石垣や掘などもとてもロマンを感じます。
石垣の石の積み方や反りなどにも注目してみると楽しいですよ!

ようやく秋めいてきたかと思えば冬もすぐやってきそうなこの時期こそ、史跡巡りに良い季節だと思います。
是非この2冊を持って戦国史跡巡りに行きましょう!

お茶が主役の地図で巡る、京都の旅

最近ツイッターで面白い話が出回っていました。
日本の一般家庭なら大抵一つはある急須、その先っちょについているゴムの短いチューブ。子供の頃あれは垂れ防止用でとっちゃダメと母から聞かされた覚えがあります。しかし大手急須メーカーのアカウントがつぶやいたところによりますと、あれは輸送時の破損防止のためのもので、本来外して使うのだそうです。むしろつけたままだと雑菌が繁殖する恐れがあり、この話題が朝のニュースで取り上げられた際には全国に少なからぬ衝撃が走りました。

とはいえ急須で淹れたお茶を飲んだのなんてもう何年も昔の話。
一人暮らしの私の部屋には急須自体ありません。お茶はペットボトルで買うかティーバッグで淹れるものとなり、日本のお茶文化は危機に瀕しているといえなくもないのかも。
しかし、今もお茶文化が深く根付いた地域があります。
それはもちろん京都!茶の湯文化発祥の地ですからそれも当然ですね。

今手元にある暮らす旅舎様編/青幻舎様発行の『京都はお茶でできている』をパラパラとめくってみます。
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お茶といえば伝統と格式といった感じの世界ですが、やはり時代に合わせて変化しているようで、けっこうカジュアルにアレンジされたものもあるようです。
まるでピクニックのように露天でお茶を点てる茶人の方や、チベット僧に弟子入りしたカナダ人茶人の方まで、千差万別のスタイルが登場して非常に面白い!
出てくる茶器も優美でオシャレなものばかりですので、お茶の知識がなくても見ていて楽しい本ですよ。
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ちなみにこの本を出版された暮らす旅舎様は、ウエイド創設メンバーが昔からお世話になっている方々で、すでに『京のろおじ』他4冊など、色々な切り口で京都を紹介する本を出版されており、毎回ウエイドで地図を制作しています。
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今回も京都の地図を制作しているのですが、いつもと違うところは紹介するスポットのみクライアントから指定され、描く範囲はこちらで提案するという形をとった事です。
編集さんの負担も大分軽減できたと思います。

そろそろ秋も深くなり、紅葉の季節となってきましたが、この本を参考に寺社仏閣だけでない京都の別の一面を覗いてみてはいかかでしょうか?

ドイツ語でクリスマスは“ヴァイナハテン”です。『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅/久保田 由希(著)』(マイナビ出版)

今回はクリスマスのお話です。
へ? 気が早い?
ハロウィーンすらまだじゃあないかですって?
何を眠たい事を仰せであるか!?

もう!今の内に飛行機の予約しないと。
レストランは?ケーキは?
いや、その前に自分の予定は?

そうです。昨今はなんでも予約がアタリマエの前のめり社会です。
クリスマスの予定も大急ぎで立てなくては!

はい、そんなあなたに今回ご紹介したい本はこちら…。
きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(久保田由希著、マイナビ出版)です。
『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(久保田由希著、マイナビ出版)表紙

ドイツ・クリスマスマーケットの楽しみ方マニュアルでございます。
マップや簡単なドイツ語、マーケットの歴史を収録。
さらにドイツ家庭のクリスマスの過ごし方もたっぷりご紹介。
見て楽しく、読んで役立つ、そんな一冊です。
『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(久保田由希著、マイナビ出版)本文

ウエイドではマップ作成とDTPを担当しております。
マップはとにかく「旅行する人が見て使いやすいように」配慮しております。
大通りにせよ脇道にせよ、それぞれの取捨選択がキモになります。
こういう部分では、マップの制作を多く手がけているウエイドのノウハウが活かせたと自負しております。
『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(久保田由希著、マイナビ出版)地図

現地の地名もドイツ語で入っていますよ。
それはそうと、ドイツ語の響きってなんだかカッコよいですねぇ。

DTPの方は細かい修正と、複数のファイルに分かれていたインデザインのデータをまとめて、入校用に整える作業をしています。

お正月に追い立てられる日本の慌ただしいクリスマスはチョットお休みして、今年は本場のクリスマスを満喫するのもオススメです。
『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(久保田由希著、マイナビ出版)本文

えっ、ウチへのお土産!?
お気持ちだけで結構ですから〜。

いくつ行った?次はどこに行く?『必ず一度は訪れたい!日本の世界遺産ガイド』(かみゆ歴史編集部 編、彩図社)

去る7月、トルコで開催されていた第40回世界遺産会議にて、建築家ル・コルビュジエの作品17件が、「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」として世界文化遺産に登録されました。
ル・コルビュジエはスイス出身の主にフランスで活躍した建築家で、ピロティや屋上庭園の採用、自由な平面構成といった「近代建築の五原則」を提唱し、後の建築に多大な影響を残しました。
その業績が認められての登録となったのですが、世界各地にある多数の建築が一つの遺産として同時に登録されるというのは世界遺産の中でも珍しい例です。

今回の登録が日本で大きく取り上げられたのは記憶に新しいでしょう。
というのも、登録された建築には、サヴォア邸やロンシャン礼拝堂などに並んで、上野の国立西洋美術館も含まれていたからです。
小笠原諸島を除けば東京初の世界遺産となり、日本の世界遺産はこれで20件となりました。

さて、世界遺産は観光地としても人気がありますが、20件を超すともう何がどこにあるのかわからなくなってしまっているのではないしょうか。
そんな時はこれ、彩図社様から発行の『必ず一度は訪れたい!日本の世界遺産ガイド』(かみゆ歴史編集部 編、彩図社)です。
『必ず一度は訪れたい!日本の世界遺産ガイド』(かみゆ歴史編集部 編、彩図社)表紙
この度登録が決まった国立西洋美術館を始め、日本の世界遺産を全て網羅。来歴、見所、アクセス方法など、観光に必要な情報をバッチリ押さえた便利なガイドブックです。
『必ず一度は訪れたい!日本の世界遺産ガイド』(かみゆ歴史編集部 編、彩図社)本文
観光情報やお得情報だけでなく、先日のオバマ大統領の広島演説全文が載っていたり、世界遺産の意義もしっかりと押さえてあります。
余談ですが広島平和記念資料館を設計した丹下健三はル・コルビュジエの影響を受けているので、西洋美術館と比較してみると面白いかも。

こちらの本では、各世界遺産の地図を製作いたしました。
遺産ごとの範囲や細かな建物の配置、アクセスルートなどを記したもので、あまりサイズが大きくなかったのでなるべくシンプルに、フォントの色分けなどもメリハリがでるよう気をつけました。
『必ず一度は訪れたい!日本の世界遺産ガイド』(かみゆ歴史編集部 編、彩図社)地図1『必ず一度は訪れたい!日本の世界遺産ガイド』(かみゆ歴史編集部 編、彩図社)地図2

ちなみに。世界遺産には「世界遺産候補」ともいえる世界遺産暫定リストというものがあって、日本ではおよそ8件が記載されています。その中には彦根城もあって、1992年の記載以来世界遺産への登録を目指して様々な活動を行っているとか。
ということは、ひこにゃんが世界的キャラクターになる日もそう遠くないのでは!?

文庫の図版作成はウエイドにお任せ下さい!(実績紹介『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社))

飛行機に詳しくない方でも、「ジャンボジェット」という言葉はまず間違いなく聞いたことがあるでしょう。アメリカのボーイング747につけられたニックネームです。1970年の就航以来、史上最大の旅客機として世界中の空を飛び回ったまさに旅客機の王様。かつて日本はアメリカに次ぐ数の747を保有していました。飛行機で海外旅行に行ったことがあるという方は、だいたいこの飛行機に乗ったと考えていいでしょう。

がしかし。現在JAL、ANAを始め、日本の旅客航空会社は、一機も747を運行していません。ジャンボジェット退役のニュースは結構テレビでも取り上げられましたね。
さらに昔の話となりますが、JALが破綻した後再建されたり、格安航空(LCC)が台頭したり、そうかと思えばスカイマークが破綻したり(A380を買うって話だったから楽しみにしてたのに!)、日本国内だけを見ても航空業界はなんだか戦国乱世の様相を呈しています。

その航空業界の今に鋭く切り込む本がこれ。河出書房新社様から刊行の『航空会社 驚きのウラ事情』です。
『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)表紙
姿を消したジャンボジェット。破綻、合併を繰り返す大手航空会社。勃興するLCCなどなど、航空業界関連の雑学が目白押し。飛行機での旅行の前に読んでおくと、空の旅が楽しくなること請け合いです。

今回ウエイドでは、こちらの本の図版、表組、地図を制作しました。
本が文庫サイズだったので小さい図版でどう分かりやすく説明するかいうことが今回のミソ。シンプルにしつつ、一目で内容が理解できるよう的確な省略を心がけました。
また色がモノクロだったので、表組や地図などの各要素を濃淡だけで区別できる配色としたのもポイントです。
『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)図解『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)地図『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)表

ここ最近混沌とした空の世界ですが、今日本の航空業界には新しい風が吹き始めています。
特に関心が高いのが、三菱が開発を進める三菱リージョナルジェット(MRJ)でしょう。YS-11以来となる国産旅客機で、日本国内外からの受注状況に注目が集まっています。度重なる開発遅延がどういった影響を与えるのか、カナダ、ブラジルのライバルメーカーにどこまで対抗できるのか、航空ファン最大の関心ごとといっていいでしょう。

他にも自衛隊の保有する新型機、US-2飛行艇P-1哨戒機の海外売り込みが成功するか否か、日本初のステルス機X-2の今後など気になる話題は枚挙に暇がありませんが、もう本の内容とも関係なくなってきましたのでここまでとしておきましょう。

出世の道は居酒屋から!? 酒場でビジネスを身につける。

みなさんは、お酒をのむとしたら、どんな状況が多いのでしょうか?
友達とワイワイ楽しく飲んだり、または仕事の打ち上げで…様々なシーンがあるかと思います。
でもたまには、ひとりで飲みたい…そんなときに読んでもらいたいのがコチラ。
出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(集英社さま発行)
『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(マッキー牧本著/集英社)表紙
著者はマッキー牧元さん。日々、ご自身で食べ飲み歩いて培った食情報をもって、タベアルキストとして様々なメディアで活躍されています。

今回の本のテーマは、「チェーン店ではなく常連客ばかりが集う居酒屋へひとりで行け」
一見で入るには二の足を踏んでしまいそうな、いわゆる“酒場”において、ビジネスで役立つ考え方や姿勢を学ぼうというもの。
酒場でビジネスと聞いて、営業接待?なんてことを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、
この本は酒場の女将や店主、または常連さんとの交流からビジネスに役立つヒントを身につけるというもの。
「こうしたら儲かる」などという具体的なものではなく、お客さんへの思いやりだったり、逆に常連客から店主への気配りだったり…そういったところから学んだことや感じ取ったことはビジネスの場においても大いに役立つでしょう。

やはり接客というものはビジネスの初歩なのですね。初めて入るお店へ飛び込むことは、飛び込み営業の度胸もつくかもしれませんね。
一度行っただけでは知り得ないような、お店のなりたちや酒場で働く方々の仕事への姿勢や、ひたすら自分自身に真面目に向きあう姿からは、対人ビジネスだけでなく、自身の仕事への心構えを見直すきっかけにもなるのでは、と感じました。

ウエイドでは地図制作と本文DTPをお手伝いさせていただきました。
文平銀座さんのすっきりしたデザインに合わせて、必要最低限の道とランドマークのみを記載しました。
役目をしっかり果たしながらも、本の内容に沿った、シンプルでかたすぎない地図になったと思います。
『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(マッキー牧本著/集英社)地図
『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(マッキー牧本著/集英社)本文

ビジネス書と銘打っていますが、マッキー牧元さんの長年の経験や体験を綴ったエッセイといった方が近いかもしれません。
ビジネス書半分・美味しい名店の紹介半分という感じで、酒場巡りの案内ガイドにもなる一冊。永崎ひまるさんの体験レポートも優しいタッチの漫画でお店が紹介されています。
『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(マッキー牧本著/集英社)マンガ

どのお店も是非行ってみたいのですが、名店の暖簾をくぐるにはまだまだ時間がかかりそうです…まずはこの本を読んで心構えを身につけたいと思います!