文庫の図版作成はウエイドにお任せ下さい!(実績紹介『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社))

飛行機に詳しくない方でも、「ジャンボジェット」という言葉はまず間違いなく聞いたことがあるでしょう。アメリカのボーイング747につけられたニックネームです。1970年の就航以来、史上最大の旅客機として世界中の空を飛び回ったまさに旅客機の王様。かつて日本はアメリカに次ぐ数の747を保有していました。飛行機で海外旅行に行ったことがあるという方は、だいたいこの飛行機に乗ったと考えていいでしょう。

がしかし。現在JAL、ANAを始め、日本の旅客航空会社は、一機も747を運行していません。ジャンボジェット退役のニュースは結構テレビでも取り上げられましたね。
さらに昔の話となりますが、JALが破綻した後再建されたり、格安航空(LCC)が台頭したり、そうかと思えばスカイマークが破綻したり(A380を買うって話だったから楽しみにしてたのに!)、日本国内だけを見ても航空業界はなんだか戦国乱世の様相を呈しています。

その航空業界の今に鋭く切り込む本がこれ。河出書房新社様から刊行の『航空会社 驚きのウラ事情』です。
『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)表紙
姿を消したジャンボジェット。破綻、合併を繰り返す大手航空会社。勃興するLCCなどなど、航空業界関連の雑学が目白押し。飛行機での旅行の前に読んでおくと、空の旅が楽しくなること請け合いです。

今回ウエイドでは、こちらの本の図版、表組、地図を制作しました。
本が文庫サイズだったので小さい図版でどう分かりやすく説明するかいうことが今回のミソ。シンプルにしつつ、一目で内容が理解できるよう的確な省略を心がけました。
また色がモノクロだったので、表組や地図などの各要素を濃淡だけで区別できる配色としたのもポイントです。
『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)図解『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)地図『航空会社 驚きのウラ事情』(河出書房新社)表

ここ最近混沌とした空の世界ですが、今日本の航空業界には新しい風が吹き始めています。
特に関心が高いのが、三菱が開発を進める三菱リージョナルジェット(MRJ)でしょう。YS-11以来となる国産旅客機で、日本国内外からの受注状況に注目が集まっています。度重なる開発遅延がどういった影響を与えるのか、カナダ、ブラジルのライバルメーカーにどこまで対抗できるのか、航空ファン最大の関心ごとといっていいでしょう。

他にも自衛隊の保有する新型機、US-2飛行艇P-1哨戒機の海外売り込みが成功するか否か、日本初のステルス機X-2の今後など気になる話題は枚挙に暇がありませんが、もう本の内容とも関係なくなってきましたのでここまでとしておきましょう。

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