お茶が主役の地図で巡る、京都の旅

最近ツイッターで面白い話が出回っていました。
日本の一般家庭なら大抵一つはある急須、その先っちょについているゴムの短いチューブ。子供の頃あれは垂れ防止用でとっちゃダメと母から聞かされた覚えがあります。しかし大手急須メーカーのアカウントがつぶやいたところによりますと、あれは輸送時の破損防止のためのもので、本来外して使うのだそうです。むしろつけたままだと雑菌が繁殖する恐れがあり、この話題が朝のニュースで取り上げられた際には全国に少なからぬ衝撃が走りました。

とはいえ急須で淹れたお茶を飲んだのなんてもう何年も昔の話。
一人暮らしの私の部屋には急須自体ありません。お茶はペットボトルで買うかティーバッグで淹れるものとなり、日本のお茶文化は危機に瀕しているといえなくもないのかも。
しかし、今もお茶文化が深く根付いた地域があります。
それはもちろん京都!茶の湯文化発祥の地ですからそれも当然ですね。

今手元にある暮らす旅舎様編/青幻舎様発行の『京都はお茶でできている』をパラパラとめくってみます。
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お茶といえば伝統と格式といった感じの世界ですが、やはり時代に合わせて変化しているようで、けっこうカジュアルにアレンジされたものもあるようです。
まるでピクニックのように露天でお茶を点てる茶人の方や、チベット僧に弟子入りしたカナダ人茶人の方まで、千差万別のスタイルが登場して非常に面白い!
出てくる茶器も優美でオシャレなものばかりですので、お茶の知識がなくても見ていて楽しい本ですよ。
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ちなみにこの本を出版された暮らす旅舎様は、ウエイド創設メンバーが昔からお世話になっている方々で、すでに『京のろおじ』他4冊など、色々な切り口で京都を紹介する本を出版されており、毎回ウエイドで地図を制作しています。
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今回も京都の地図を制作しているのですが、いつもと違うところは紹介するスポットのみクライアントから指定され、描く範囲はこちらで提案するという形をとった事です。
編集さんの負担も大分軽減できたと思います。

そろそろ秋も深くなり、紅葉の季節となってきましたが、この本を参考に寺社仏閣だけでない京都の別の一面を覗いてみてはいかかでしょうか?

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