タグ別アーカイブ: 地図

出世の道は居酒屋から!? 酒場でビジネスを身につける。

みなさんは、お酒をのむとしたら、どんな状況が多いのでしょうか?
友達とワイワイ楽しく飲んだり、または仕事の打ち上げで…様々なシーンがあるかと思います。
でもたまには、ひとりで飲みたい…そんなときに読んでもらいたいのがコチラ。
出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(集英社さま発行)
『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(マッキー牧本著/集英社)表紙
著者はマッキー牧元さん。日々、ご自身で食べ飲み歩いて培った食情報をもって、タベアルキストとして様々なメディアで活躍されています。

今回の本のテーマは、「チェーン店ではなく常連客ばかりが集う居酒屋へひとりで行け」
一見で入るには二の足を踏んでしまいそうな、いわゆる“酒場”において、ビジネスで役立つ考え方や姿勢を学ぼうというもの。
酒場でビジネスと聞いて、営業接待?なんてことを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、
この本は酒場の女将や店主、または常連さんとの交流からビジネスに役立つヒントを身につけるというもの。
「こうしたら儲かる」などという具体的なものではなく、お客さんへの思いやりだったり、逆に常連客から店主への気配りだったり…そういったところから学んだことや感じ取ったことはビジネスの場においても大いに役立つでしょう。

やはり接客というものはビジネスの初歩なのですね。初めて入るお店へ飛び込むことは、飛び込み営業の度胸もつくかもしれませんね。
一度行っただけでは知り得ないような、お店のなりたちや酒場で働く方々の仕事への姿勢や、ひたすら自分自身に真面目に向きあう姿からは、対人ビジネスだけでなく、自身の仕事への心構えを見直すきっかけにもなるのでは、と感じました。

ウエイドでは地図制作と本文DTPをお手伝いさせていただきました。
文平銀座さんのすっきりしたデザインに合わせて、必要最低限の道とランドマークのみを記載しました。
役目をしっかり果たしながらも、本の内容に沿った、シンプルでかたすぎない地図になったと思います。
『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(マッキー牧本著/集英社)地図
『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(マッキー牧本著/集英社)本文

ビジネス書と銘打っていますが、マッキー牧元さんの長年の経験や体験を綴ったエッセイといった方が近いかもしれません。
ビジネス書半分・美味しい名店の紹介半分という感じで、酒場巡りの案内ガイドにもなる一冊。永崎ひまるさんの体験レポートも優しいタッチの漫画でお店が紹介されています。
『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(マッキー牧本著/集英社)マンガ

どのお店も是非行ってみたいのですが、名店の暖簾をくぐるにはまだまだ時間がかかりそうです…まずはこの本を読んで心構えを身につけたいと思います!

ロタ島の最新マップは『HUNT Vol.11』で!!

 そろそろゴールデンウィークも近づいてきた今日この頃、皆さんもう予定は立ったでしょうか。
 今年のゴールデンウィークは2日と6日に休みを取れば10連休。
 海外旅行を計画中の方も多いのでは?

 しかし海外旅行といっても、「整備の行き届いたありきたりの観光地は飽きちゃった。もっと自然の豊かなところに行きたいなあ」とお思いの方も多いはず。
 そんな冒険心旺盛なあなた!太平洋に浮かぶ小さな島「ロタ島」はいかかがですか?

 ロタ島はサイパンから飛行機で30分、北マリアナ諸島に位置する小さな島で、今はアメリカの自治領となっています。
 かつては日本領だったこともあるロタ島。ダイビングに絶好の紺碧の海に手つかずの自然。歴史ロマン溢れる古代遺跡などなど、まさに南国の楽園の趣です。

 と、なんでインドア極まりない私ワタナベがこんな観光地を知っているのかというと、じつは先日ウエイドがこんな本を手がけたからです。それがこちら、株式会社ネコ・パブリッシング様より刊行の『HUNT Vol.11』2016年春号。
『HUNT Vol.11』(ネコ・パブリッシング)表紙
 ワイルドでおしゃれな、狩猟をメインテーマにしたシリーズムックです。

 この『HUNT Vol.11』2016年春号には、本文でロタ島の暮らしが特集されているだけでなく、ロタ島の魅力を紹介する特別付録の小冊子がついてきます。
『HUNT Vol.11』(ネコ・パブリッシング)別冊付録表紙
『HUNT Vol.11』(ネコ・パブリッシング)別冊付録 本文1『HUNT Vol.11』(ネコ・パブリッシング)別冊付録 本文2

 今回ウエイドは、この小冊子に掲載されているロタ島の地図を制作いたしました。
 地図制作ならウエイドの得意分野。いつもだったら手馴れたものなのですが、何しろロタ島は絶海の孤島。
 資料も乏しく、取材された方々も位置や距離を正確に把握しているわけではありません。また、小さな島ゆえか、閉店してしまったホテルやお店の情報も更新されていなかったり。結果ネットでいろいろな情報を参照しつつ、編集部と連絡を取り合いながらの地図制作となりました。
 すっきりと読みやすいデザインにまとめつつも、収集した多くのデータをギュギュッと盛り込み、冒険心くすぐるデザインに仕上がったと思います。
『HUNT Vol.11』(ネコ・パブリッシング)別冊付録 ロタ島地図

 まさに秘境という言葉がふさわしいこのロタ島は、ガイドブックもあまり出ていません。今ロタ島に行くならこの地図を頼りにするのが一番!と自信を持ってオススメできる一冊です。

 ちなみにこの記事を執筆したワタナベ、まだゴールデンウィークの予定は決まっておりません。

ウエイドブログ 新学期準備号! 『小学総合的研究 わかる理科 実験・観察』 『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと』(旺文社)

もうすぐ新学期です。新生活ですね。
昨年度の自分を振り返ってどうだったでしょう。

もう、絶好調すぎて怖いくらい?
いやぁ、うらやましいなぁ~
えっ?今生きている事が不思議なくらい不幸だった…
それは…、去年はサバイバル能力が鍛えられましたね!

でも今はそんな事はひとまず置いておいて、これからのこと、来年度の心配をしましょう。

クラス替えにご入学。はたまた転校?
新しい環境で、新しい生活がスタートします。
何事も最初が肝要。
小学生のお子さんが、より良いスタートダッシュをするために、オススメの本があります。

という事で今回の業務実績紹介は旺文社様より本日発売!
小学総合的研究 わかる理科 実験・観察』と『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと
を今回もセットでご紹介です。
『小学総合的研究 わかる理科 実験・観察』(旺文社)表紙『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと』(旺文社)表紙

総力戦です!
ウエイドでは本の装丁、デザイン、イラスト(キャラクター以外)・図版、DTPまで、広範囲を担当いたしました。
さかのぼること半年近く、プロジェクトが本格的に動き出したのは昨年の秋口ほどで、実務担当10人中9人が何らかの形で参加しました。(←ほとんど総力戦ですね)

日本の将来を背負って立つ小学生向けの本ですが、製作中に「あー、そうだった。そうだった。」に紛れて「え?そうだったっけ、どうだっけ…。」という所も恥ずかしながらあったりする、内容たっぷりの本です。できれば父兄の方々にもお子さんと一緒に目を通して頂きたい一冊です。
むしろぜひとも…。
フルカラーですから。眺めているだけでも楽しいはず。

学校の授業の補足説明という解説書的な位置づけではなくて、学校で習う内容にもっと興味を持ってもらって、「勉強ってけっこう楽しいよ」と感じてもらえる本だと思って頂けたらイメージに近いかと。

そういう訳ですから、今回の作業の上で大切にしていた事は『楽しそうなイメージ』。
レイアウトや色使いの部分の話をすると、見やすさを損なわないようにしつつも、紙面の流れに遊びを持たせたり。
整理されつつも明るく変化に富んだ色使いをするとかですね。
ページごとに雰囲気がガラリと変わる部分もあったりして、何となく眺めていた所から好奇心がくすぐられて、どんどん読み込んでいくようなスタイルを目指してます。

美しすぎる理科・歴史!
そうそう、このシリーズの目玉となっているところも紹介しなくてははじまりません。
本書はただイラスト豊富に理科や歴史の内容を解説するだけでなく、
理科では各章ごとに“イケメン先生”が登場して、読者にわかりやすく解説してくれるのです。
早くも池袋のロード方面から熱い視線を感じますな。
『小学総合的研究 わかる理科 実験・観察』本文
実験器具などの図解には東大工学部卒イラストレーターの原田くんも参加して、小学生に判りやすいだけでなく、一歩先を考えるヒントをちりばめたイラストになるよう張り切っていたようです。

歴史も各人物ごとに、流行の戦国ソシャゲにも負けない美麗イラストが入ります。
個人的には、やっぱり歴史を勉強する上で地図の勉強が大事なのと同じに、イメージを持ちやすくする工夫は大切だと思うので、人物のイラストが入るのはなかなかに効果的だと僕は思います。父兄の方々。

とにかくパラパラめくって、好きなページから広げていく勉強法もありだと思いますよ。
『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと』(旺文社)本文1『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと』(旺文社)本文2

この人物イラストの部分はシリーズ合わせると、その数、なんと約270人!
イラストレーターの方々にはずいぶん骨を折って頂いたようで。感謝です。
そういった人員面でもビッグプロジェクトだった訳です。

あっ、ちなみにウエイドでもイケメンイラストが描けないわけではないですよ。
描けますよ。イケメン。
僕も描かせてもらえるなら…、とも思ったのですが、今回はレイアウトに徹することとなりました。

小学生の興味を引く楽しいイラストや紙面構成でありながら、読んでみると内容はしっかり。
しかもどちらも400ページ以上で、ちょっとした図鑑や辞書並みの情報量です。
お子さんの本棚にそっと置いておくだけで、理科や歴史が好きな子に育ってしまうかも…!そんな願いと情熱のこもった本なので、見本が届いた時は一同喜びもひとしおでした。

もうすぐ新学期です。新生活です。
新しいクラスにはあんなイケメンや、そんな美少女もいる事でしょう。
しっかり準備して、彼らに負けないように例えば校庭のサクラのごときバラ色の学校生活を過ごして下さい。(サクラはバラ科の植物です)

でも友達にはこっそり「自分の勉強の秘訣はこの本だよ。」って教えてあげてね。

実績紹介:『仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)

 突然ですがここで質問です。皆さん仏教の宗派というといくつ思いつくでしょうか?「真言宗に・・・、浄土真宗・・・」と、何個も思いつく方はそう多くはないのでは?
 そこで本日ご紹介するウエイドの新刊がこちら。株式会社宝島社様から刊行の『仏教十三宗派「名僧と縁(ゆかり)の寺」』です。
『仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)表紙
 そう、日本の仏教はこの本で紹介している十三の宗派に分かれているそうです。本書では各宗派の成り立ちや思想、開祖となった名僧や縁の深い有名な寺などが解説されています。

 この度ウエイドでは、フォーマットデザインとDTP、地図の制作を行いました。十三ある宗派に合わせて十三の章がありましたので、章扉で宗派名を強調し、カラーと地紋の組み合わせで十三パターンのフォーマットをつくりました。
仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)本文1仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)本文2仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)本文3仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)地図
 また今回は短期間での仕事ということで、DTPを複数のデザイン事務所で行うため、ウエイドでフォーマットを作って各事務所に配るという形となっていました。

 そこで気をつけたのは「データのわかりやすさ」です。
 フォーマットデータを受け取ったDTP担当の方がスムーズに作業できるよう、一目見てつくりがどうなっているかわかるよう心がけました。
 最終的な見た目には影響しない所ですが、使いやすいフォーマットデータを作るのは意外と繊細な配慮が必要で、その良し悪しが作業の効率に影響しているのに、きちんと作れるデザイナーは少ないのが実情です。
 今回はタイトなスケジュールでの作業でしたが、編集の方との確認や問い合わせも少なくすむよう工夫し、手際よく作業を進められたと思います。

 もしフォーマットを、それも作業が進めやすいデータの制作を依頼したいとお思いなら、まずはウエイドまでお気軽にお問い合わせください。

 『仏教十三宗派「名僧と縁(ゆかり)の寺」』は現在全国の書店にて発売中。大仏で有名な東大寺は華厳宗のお寺であることや、江戸時代に伝わった黄檗(おうばく)宗という宗派があることなど、身近なようで意外と知らない仏教の情報が満載。写真も豊富で旅行先探しにもうってつけの一冊ですよ。

実績紹介:『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』

 みなさんこんにちは!ウエイドの新刊案内のコーナーです。今日ご紹介するのはこちら、毎日新聞出版様から発行の『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』です。
『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』(毎日新聞出版)表紙
 今回こちらの本では装丁からページデザイン、地図制作など幅広く手掛けさせていただきました。

 真田幸村といえば今年のNHK大河ドラマ『真田丸』の主人公に抜擢され、今最も注目される戦国武将といえるでしょう(ちなみにドラマでは「幸村」ではなくより史実に正確な「信繁」の名前が使われるそうです)。
 この本も大河ドラマとのタイアップ企画となっていて、巻頭には『真田丸』出演陣の特集が組まれております。
『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』(毎日新聞出版)大河ドラマ

 ウエイドは毎年大河ドラマに関連した歴史本を手がけていますが、近年の戦国ブームの中でトップクラスの人気を誇る真田幸村だからか、今年ほど関連本が多く出る年も無かったように感じられます。その中でいかに独自性を出すかが重要でした。
 真田幸村といえば、六文銭もしくは角の生えた真っ赤な甲冑をイメージする方が多いかと思いますが、今回はあえて外して、今まであまり使われていない浮世絵を表紙に採用しました。また編集の方からターゲットについて、比較的年配層と聞いていたので、落ち着いた地に足のついたデザインを心がけました。
『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』(毎日新聞出版)本文1
『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』(毎日新聞出版)本文2
 似たような本が多くある中、ちょっと枠を外して他と差を出しつつ、かつターゲット層に合わせたイメージにするというのは当然いつも心がけていることなのですが、今回の「真田幸村本ラッシュ」においては我々の引き出しがどれだけあるのか…。ある意味新たな挑戦だったようにも思えます。

 ところで大河ドラマ『真田丸』も、いよいよ放送が始まりました。脚本はあの『新選組!』の三谷幸喜ですから、あっと驚く展開で視聴者を驚かせてくれるでしょう。
 『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』は全国書店にて好評発売中、大河ドラマ『真田丸』はNHK総合で毎週日曜20:00から放送中(再放送は翌土曜日13:05〜)です。みなさまどちらともよろしくお願いいたします。

 そしてそして、2017年の大河ドラマは柴咲コウさん主演の『おんな城主 直虎』。実在した女性大名井伊直虎を主人公にしたお話だそうで、また関連本を制作する際にはぜひウエイドに声をお掛けくださいませ!

道路をたどれば、日本の歴史と文化が見えてきます。 『日本の道路がわかる事典』

今回は日本実業出版社様より出版されております、『知れば知るほどおもしろい 日本の道路がわかる事典/浅井 建爾(著)』のご紹介です。
『日本の道路がわかる事典』(浅井建爾著、日本実業出版社)表紙
何でも著者の浅井建爾さんは、若い時分に自転車で日本一周の旅行をして、各地の地理や地名に深い関心を持った事をきっかけに研究を始めたのだとか。

青春ですね。

本書ではその経験を活かして、全国の道路に隠された歴史的な背景や由来や文化との関わりを紹介しつつ、国道や高速道路、橋やトンネル、交通の最新技術やシステムの知識までを網羅します。
「芭蕉が歩いた『奥の細道』の“奥”とは?」
「国道に欠番があるのはなぜ?」
「国道はどちらが起点でどちらが終点?」
など、読んで“へぇ〜”な雑学が盛りだくさん。
普段お仕事で、ロードマップや歴史地図の制作をする機会の多いウエイドスタッフも興味津々です。

今回ウエイドでは、マップ・イラスト・図版にくわえて、本文デザイン・DTPを担当しておりますが、いつものマップと違って地図の中のあるスポットではなく、“道路”そのものをメインでマップを制作しているので、ついつい脇役になりがちな道路を今回は主役として引き立たせたり、描き分けたりする事に気を遣いました。
『日本の道路がわかる事典』(浅井建爾著、日本実業出版社)本文
それから、実際書店でご覧になる際には、ぜひ道路標識の形に注目してほしいです。
ただの逆おむすび型の様で、実はきちんと定められた形があるのです。
道路が主役の本ですから、この部分はきちんと作りたいとの編集さんの意向で、丁寧に作成しました。分かる人には分かって頂けるはず。

そんなこだわりも含めて、日本全国の道路情報が載ってますから旅行が好きな方には旅のお供としてもオススメ。
知らず知らずのうちに、でも常にお世話になっている“道路”という視点からその地域を眺める事で、旅に違った楽しみ方ができるかも知れませんよ。

ブラタモリ スペシャル にウエイドの地図が登場!

7月20日(月・祝)の午後7:30からNHK総合で「ブラタモリ スペシャル 東京駅 ~巨大地下空間は歴史の生き証人!?~」が放送されます。

今回のテーマは「東京駅周辺に広がる地下空間に隠された様々な秘密を探る」だそうです。
八重洲の地下に眠る江戸城の痕跡や、最先端の地下の利用法などなど…。

http://www.nhk.or.jp/buratamori/yokoku.html#Tokyo

…何を突然!?と思われると思いますが、今回のブラタモリの中でウエイドが制作に携わらせていただいた『新版 大江戸今昔マップ』(KADOWAKA中経出版)に掲載されている、江戸時代の古地図の上に現代地図を描き加えたマップが使用される予定なのです。

『新版 大江戸今昔マップ』(かみゆ歴史編集部編・KADOKAWA/中経出版)表紙
番組の中で残念ながら本のことは紹介いただけないそうですが興味を持たれた方はぜひこの表紙の本をお探しください。

数年前に「ブックデザイン」の賞をいただいたり、テレビでタモリさんが控え室で『大江戸今昔マップ』を読んでいるのがちらっと映ってみたり…。
常に私たちに話題をもたらしてくれる本です。

『新版 大江戸今昔マップ』(かみゆ歴史編集部編・KADOKAWA/中経出版)マップ
トレペ風の紙に古地図をうっすらと印刷することで、透けた感じを出しています。

この地図制作はなかなか歯応えのあるお仕事だったので、その時の苦労が思い出されるとともに、「編集の皆様のイメージを形にするため、考えを巡らせ、汗をかき、長く広く多くの読者に愛される本を1冊でも多く作りたい」という思いをいま一度強く心に刻み直す機会をもらえるのです。

この本を企画され、我々に制作をお任せくださった版元の皆様、かみゆ歴史編集部様にただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

ぜひ番組をご覧になるだけでなく、この本もお楽しみください。
地図を片手に史跡巡りも楽しめます。