道路をたどれば、日本の歴史と文化が見えてきます。 『日本の道路がわかる事典』

今回は日本実業出版社様より出版されております、『知れば知るほどおもしろい 日本の道路がわかる事典/浅井 建爾(著)』のご紹介です。
『日本の道路がわかる事典』(浅井建爾著、日本実業出版社)表紙
何でも著者の浅井建爾さんは、若い時分に自転車で日本一周の旅行をして、各地の地理や地名に深い関心を持った事をきっかけに研究を始めたのだとか。

青春ですね。

本書ではその経験を活かして、全国の道路に隠された歴史的な背景や由来や文化との関わりを紹介しつつ、国道や高速道路、橋やトンネル、交通の最新技術やシステムの知識までを網羅します。
「芭蕉が歩いた『奥の細道』の“奥”とは?」
「国道に欠番があるのはなぜ?」
「国道はどちらが起点でどちらが終点?」
など、読んで“へぇ〜”な雑学が盛りだくさん。
普段お仕事で、ロードマップや歴史地図の制作をする機会の多いウエイドスタッフも興味津々です。

今回ウエイドでは、マップ・イラスト・図版にくわえて、本文デザイン・DTPを担当しておりますが、いつものマップと違って地図の中のあるスポットではなく、“道路”そのものをメインでマップを制作しているので、ついつい脇役になりがちな道路を今回は主役として引き立たせたり、描き分けたりする事に気を遣いました。
『日本の道路がわかる事典』(浅井建爾著、日本実業出版社)本文
それから、実際書店でご覧になる際には、ぜひ道路標識の形に注目してほしいです。
ただの逆おむすび型の様で、実はきちんと定められた形があるのです。
道路が主役の本ですから、この部分はきちんと作りたいとの編集さんの意向で、丁寧に作成しました。分かる人には分かって頂けるはず。

そんなこだわりも含めて、日本全国の道路情報が載ってますから旅行が好きな方には旅のお供としてもオススメ。
知らず知らずのうちに、でも常にお世話になっている“道路”という視点からその地域を眺める事で、旅に違った楽しみ方ができるかも知れませんよ。

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