どうする『徳川家康のすべて』

今回ご紹介する本は現在放映中のNHK大河ドラマ「どうする家康」の時代背景を知ることができる2冊です。
・『徳川家康のすべてワン・パブリッシング発刊(編集長:星川武、編集・執筆:かみゆ歴史編集部)です。
・『テーマ別だから政治も文化もつかめる 江戸時代朝日新聞出版社発刊(監修:伊藤賀一)

ウエイドではDTP、図版を山岸と菅野を手掛けました。

写真がたくさん掲載されているのですが、資料が古いものが多く、色の調整は色校を重ねて、印刷屋さんに頑張ってもらいました。
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とくに力を入れたのが、カバー裏の特典MAP「日本地図でみる江戸時代」です。
日本地図を大名の種類ごとに塗り分け、地名を入れました。要素が多かったので、色の濃淡や文字の置き方に気をつけました。ちなみに各地の特産物と船で江戸へ運んだ航路も描かれております。
紙のサイズが大きくて見やすく、知りたい情報が一気にわかリます!

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ウエイドでは歴史が好きな社員が多いので、歴史の本は大歓迎です!

おトクがいっぱいのワーク!

もっとハイレベルをめざす小学生向けワーク『小学ハイレベルワーク トクとトクイになる!』(文理)の誌面デザイン・キャラデザイン・イラスト制作を担当させていただきました!

たくさんのイラストや図版でカラフルに、トクのが楽しく、トクイになるような誌面に!!

シールもついて、おトクがいっぱいのワークです。

キャラクターの鹿のツノは「トク」になっています!

…ちなみに、持っているのは何県かわかりますか…?

ヒント:動物の名前が入る県

忙しすぎて読む暇もない???

今回ご紹介するのは池田書店様より刊行の『現場で役立つ よくわかる訪問看護』です。

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「訪問看護」とは自宅で療養する患者さんを看護することで、
病院での看護師さんのお仕事とは全く異なるものだと言っても過言ではないそうです。

だから病院での業務経験が豊富にある看護師さんでも学ばなければならないことが多い。
でも普段の業務で手いっぱいで、勉強する余裕はない……。
「そんな忙しい中でも訪問看護師さんが、読んでいられる本にしたい」
という編集者さん切実な願い……。

普段から解説する本、勉強する本を数多く手掛けるWADEにとって
「読みやすく」「わかりやすく」はデザインする上で、
なくてはならない要素なのですが
ここまでの使命感を感じるケースはそうそうありません。

文字のメリハリ、アイキャッチの入れ方、色のバランスなどなど
細かいところにこだわって読みやすい紙面を目指しました。

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本当に訪問看護師さんは大変なお仕事です。
頭が下がります。私たちがお手伝いした本で
一人でも多くの訪問看護師さんのお仕事が楽になったら嬉しいです。

地政学でしたらウエイドまで

今回は、弊社でブックデザインを担当いたしました
オールカラー図解 いまがわかる地政学』を紹介させていただきます。

こちらの本は数年前からよく耳にするようになった、それぞれの国の地理に注目して他国との外交、軍事、貿易といった事情を分析する学問である地政学の入門書です。

対象は主に学生…、というよりは受験勉強の時期をすぎ、もう一度学びなおしたい!と思いたった方達向けでしょうか(もちろん、受験勉強のお供にも良いと思います)。

「地政学とはなんぞや?」「最近テレビでやっているニュースを知ったかぶりして観ているが、実はよくわかってない」なんて人は、より世界情勢が理解できるし、地政学に対する興味も深まるかと思います。

特に最近(2023年5月現在)ではロシアとウクライナの関係については誰もが理解しておきたい出来事ではないでしょうか。

また、多国間同士だけではなく、我が国日本と多国間との関係性(特にアメリカ、ロシア、中国、韓国など)も日常生活に関わってくる問題なので、現代人の基礎知識として知っておきたいところですね。

こちらの本は1見開きで1項目が地図とともに図解されており、とても簡潔にわかりやすく説明されています。

色でメリハリがつけられていることで要点もわかりやすくなっており、「文字を読むのが苦手」といった方にも手に取りやすい工夫がされています。

また、『オールカラー図解』はシリーズで日本史、戦国史が発行されており、ご興味を持たれた方はぜひそちらもお手に取ってみてはいかがでしょうか。

さいとうなおき先生に紹介された!

ちょっと事件です。
なんとあのお絵かきYoutuberの「さいとうなおき」先生の「絵が上手くなる本5」で、WADEのイラストレーター渡辺信吾が執筆した『西洋甲冑&武具 作画資料 超描けるシリーズ』(玄光社)が紹介されているじゃないですか!


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「写真じゃなくてイラストだから構造がわかりやすいんです」
「史実に基づいた解説&細部の名称まで記載」などなど

この本を作った意図をバッチリ解説してくださってて嬉しいですね。
甲冑を描きたい方はぜひご覧ください!

ちなみにそんなコンセプトで同じく日本の甲冑の本も執筆しているんです。
さいとう先生、今度はこっちも紹介してもらえないでしょうか…。

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イラストでわかる日本の甲冑』(マール社

ごくふつうのローマ市民

今回ご紹介する本はさくら舎さま発刊の『古代ローマ ごくふつうの50人の歴史』(著者:河島思朗)です。
この本は古代ローマの時代の著名ではない、ごく一般人の半生と普段の生活を歴史的な資料から紐解いて解説した内容です。
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イラストレーターの森崎がさまざまな図版を制作しました。
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 森崎とくに力を入れた図版がこちらの再現図です。
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参考にする資料のイラストを紙面に収めるには書き込みの情報量が多すぎて、印刷では潰れてしまうので必要な情報を抽出し、スッキリとした印象に整えました。


ウエイドでは日本史、西洋史問わず様々な歴史本をやっています
歴史の本を作る上で図版は理解を深める要素となりますので、どうぞお気軽にお声がけください。

電気工事士目指すなら

今回は、ナツメ社から出版されている『2023年度版 第1種電気工事士筆記試験完全合格テキスト&問題集』を紹介させていただきます。

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こちらは本のタイトルからもわかるとおり、電気工事士を目指す方には必須の電気工事士免状を受けるための電気工事士試験の要点や過去問、さらにそれらの詳しい解説が網羅されている本です。

一般の方には馴染みがないことと思いますが、電気工事士にもさらに「第1種」と「第2種」の区分があり、その違いは対応できる電気工事に違いがあります。

具体的には、

第2種電気工事士 → 一般住宅や店舗などの設備の工事

第1種電気工事士 → 第2種の範囲に加え、最大電力500kW未満の工場、ビルなどの工事

となっており、つまりは第1種のほうが対応できる電気工事の規模が大きくなる、ということです。そしていきなり第2種をスキップして第1種を受けることはできず、第2種の免状を取得し、所定の実務経験を積んだ上で第1種の免状を取得する必要があります。

ウエイドではこの本のデザインとDTP、要点整理ページや試験問題中に出てくる図版やイラストの作成を担当させていただいております。

このシリーズにおいて、第2種は以前より担当させていただいておりましたが、今回はじめて第1種を担当させていただきましたので紹介させていただきました。

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デザインとしては第2種を引き継いだものとなっておりますが、新規で作成させていただいた部分もあります。

資格試験問題集などはこれまでも制作させていただいておりますが、こういった内容の本の制作において重要になってくる部分としては、

年度改定に伴った細かい内容の変更や、掲載される試験問題の変更にも対応できるように組版データを使いやすく作成することがポイントです。

特にこの電気工事士試験は、10月上旬に行われた筆記試験を次回の試験のためにすぐに掲載されるというのがこの本の特長であるため、そういったテクニックが必要となってきます。

こちらのブログを読んでいる方のなかに電気工事士を目指している方、もしくはこれから免状取得を思いたったなかでこちらのブログをたまたまご覧になった方がおりましたら、ぜひお手にとってご覧ください。