日本生まれの北欧刺しゅう!?『スウェーデン刺しゅうの図案帖』(グラフィック社)

北欧っていいですよねぇ…。

北欧といえば、サウナにIKEA。
ムーミンにヴァイキング、ライコネンにアホネンと。
みんなが好きなものが色々ありますね。

手芸の分野では“北欧刺しゅう”なんて言うのも有名です。

でも、今回業務実績で紹介させていただく
スウェーデン刺しゅうの図案帖』(五十嵐富美(著)、久家道子(監修)/グラフィック社)に登場するこの「スウェーデン刺しゅう」は、先の曲がった刺しゅう針で二重織りの布の織目をすくって模様をつくる刺しゅうの事ですが、スウェーデンと言いつつも北欧発祥のモノではありません。
『スウェーデン刺しゅうの図案帖』(五十嵐富美(著)、久家道子(監修)/グラフィック社)表紙
実は、日本の手芸作家 久家道子先生が創作発表したモノだったのです!

昭和30~40年代に大ブームになった技法なので、懐かしいと思う方もいるのでは?
これに再びスポットライトを当てようというのが本書です。

ウエイドでは図案パターンのイラストを担当しています。
『スウェーデン刺しゅうの図案帖』(五十嵐富美(著)、久家道子(監修)/グラフィック社)図案
実物は一見すると糸が折り重なって、どこに繋がっているのか見失いかねないので、
イラストを制作する上では見やすさに注意を払いました。

同じ色の糸でも、色の濃淡でどちらがどこに繋がっているか、判るようにしている箇所もあります。
他にも、同じパターンのくり返しの中にも、本を見て作る人が見やすいようにシンプルに美しく見せる工夫がいっぱいあります。

刺しゅう図案や編み図などの規則性のある模様はウエイドの得意分野なのです!

ところで、北欧ではちょうど今頃白夜の時期。
ムーミンやアホネンたちも薄ら明るい夜を過ごしていることでしょう。
なんだか寝不足になったりしそう…。
そんな眠れない夜には、スウェーデン刺しゅうがモッテコイだと思うのですが。

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