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突然死を防ぐ健康書、渾身の文庫化です!

みなさん、本はハードカバー派ですか?文庫派ですか?

ハードカバーですと本棚がすぐ一杯になっちゃうし、電車の中で読めないので、私は断然文庫派ですね。
好きな作家さんの本でも文庫化まで気長に待つ方です。

ときどき、文庫だと思ってAmazonで買ったらハードカバーだったなんてことが何回かありますが…。

さて本日は文庫化の話です。

今回ウエイドではPHP研究所様から刊行の文庫版『血管を強くして突然死を防ぐ!』を制作いたしました。

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著者は多数の著作を持つ医師の池谷敏郎先生。
(TVでもよくお見かけしおます。)
食事や運動で強い血管を作り、心筋梗塞や脳卒中などを防ごうという健康書です。

さて、文庫化と言いましても、単に文庫サイズに縮小したという訳ではありません。
こちらの本ではなんと全図版の新規書き下ろしを行なっております。

グラフなどの図版、イラストの制作にあたっては元図の内容はしっかりとふまえつつ、小さなサイズでもわかりやすいようアレンジを加えております。

本文も、年齢層に配慮してギリギリまで大きな文字で読みやすい設計にしました。

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ちなみにイラストはウエイドの秘蔵っ子、森崎達也が担当。
どうですこのシンプルにして可愛らしいイラストの数々。
近頃彼の絵を見て指名してもらう機会も増えてきてますので、編集の方は是非早めに声をお掛けください!

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あとワンポイントですが、血管の本ですので小見出しの頭が血のマークになっています。

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ウエイドでは以前にも、PHP研究所様の『もっと効率的に勉強する技術!』の文庫化もいたしましたのでくわしくはコチラまで。

ところで、海外の著者さんの本だとハードカバーはあれど全然文庫化されないということがよくあります。

個人的に、アントニー・ビーヴァーとかクレフェルトの本を文庫にする時は、是非お手伝いしたいのですがそんな話ありませんか?

秋の夜長に編み物と正しい睡眠を

秋!最高の編み物シーズン到来です!
そんな季節にうってつけ。
今回はセブン&アイ出版さまから発売中の『手編み大好き!』をご紹介します。

『手編み大好き』(セブン&アイ出版)表紙

編んでみたくなる、一枚編んだらやめられない。
セーター&小ものの旬ニットの編み方を分かりやすく解説する大ヒットマガジンです。

ウエイドでは長年編み図のトレースを担当しております。
作る作品をイメージしながら、かぎ針・棒針・作り方まで、原稿に書かれている図の意図を、読み解き考えながら作図・トレースします。

本書はヤング・ミセス・ハイミセス・メンズから子ども用まで幅広く掲載されていますので、手編み大好きな人だとジャンジャン作れそうですね。

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どうです? ワクワクして夜更かししちゃいそうですか?

でもいけませんね。いけません。
そうです。皆様、「睡眠負債」という言葉をご存知ですか?
最近健康業界で話題のキーワードですね。

聴くからにネガティブな響きですが、これは日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態のこと。

そこで今回はセブン&アイ出版さま特集ということで、もう一冊!
そんな状態を解消してくれる良書のご紹介。
疲れがとれて 朝シャキーンと起きる方法友野なお 著)』です!

『疲れがとれて朝シャキーンと起きる方法』(友野なお著、セブン&アイ出版)表紙

人生において、人間は約1/3の時間眠っています。
眠りの質が変われば、残りの2/3の時間の質も変わるはず!
といった内容です。

上手に眠る事によって、「肌の調子がよくなった」り、「編み物がはかどった」りできるとしたら、睡眠のチカラって偉大ですよね。
しかし、実際のところは日本人のほとんどが「眠りベタ」。
睡眠自己破産寸前なのだそうです。
恐ろしい…。

借りた物は返しましょう。
本書には今すぐ始められる睡眠のテクニックが満載です。
4週間のプログラムでシャキーンとした朝が訪れます!

本書の中で、ウエイドはグラフ制作に携わっております。

限られたスペースと色数の中で、いかに情報を整理してキレイに作るか?
腕の見せ所ですね。
今回は頂いた原稿を確認して、二つのグラフを一つにまとめたり、こちらでより見やすい見せ方をご提案させて頂いた物もあります。

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スッキリしたグラフで、脳もスッキリ!
本の情報がシャキーンと頭に入ってきたら嬉しいです。

くれぐれも編み物に熱中しすぎて、うっかり睡眠負債をためないように、ご自愛ください…。
むしろシャキーンと目覚めた頭で、普段の生活の中で楽しく編み物できるとステキですよね。

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ぜひ合わせてお買い求め下さいませ〜!

健康も見えない所から。体内の「炎症」を抑えたい!

私事ですが、最近テレビはディスカバリーチャンネルばかり見て、古い車を修理復元したり、アラスカで金を掘ったりする番組を毎週チェックしています。

そんな折り、ふと気付いたのですが、途中で流れるCMが高齢者向けの健康グッズや保険関連に偏っている気がします。
日本の高齢化についてしみじみ実感している次第です。

さて、世間がこうなってきますと、本の内容やデザインも中高年の方向けのものが自然と増えてくるでしょう。
内容に合わせて信頼感のあるしっかりしたデザインにしつつ、ちょっと他と違うアクセントも必要…。
バランスが難しいところですが、この度ちょうどズバリな書籍の制作に関わりました。

それがこちら。
三笠書房様の『体内の「炎症」を抑えると、病気にならない!』です。

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著者の池谷敏郎先生はよくテレビに出てらっしゃるので、ご存知の方も多いでしょう。
本の内容はタイトルにもあるように、体内での炎症を防ぐことで、病気や老化を予防しようというものです。

今回ウエイドではこちらの本のデザイン、DTP、図版の制作をしました。

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医学的な本文の信頼感を損なわないように注意しつつも、イラストの雰囲気を活かした楽しげなデザインになるよう心がけました。

ところで私、ここ2、3日このブログを書きつつ口内炎に苦しんでおります。
なんだか出やすい体質のような気がするのですが…、
池谷先生、どうしたらよいのでしょう?

デザインとイラストで、健康長寿のための食生活を応援!

健康や長寿は人の永遠のテーマではありますが、
なかなかやれと言われてできるものではないですよね。

適度な運動、栄養が偏らないように食べる。
わかってはいるのだけれど……。

しかし、この健康習慣に自分にとって「旨味」がある場合はどうでしょうか。

今回ご紹介する本は、元気になることを目的としたレシピ本!
簡単!うまい!老化予防!と三拍子揃った内容の
つるかめ食堂 老化を予防して心も強くなる! おかず
ベターホーム協会著・三笠書房)です。

「つるかめ食堂 老化を予防して心も強くなる! おかず」(ベターホーム協会 著・三笠書房)表紙

美味しく老化予防ができて、手間もいらないとなれば
これはもう読むしかありません!

「つるかめ食堂 老化を予防して心も強くなる! おかず」(ベターホーム協会 著・三笠書房)本文

手芸、歴史、建築、医療、学参本など、それぞれのジャンルに特化したイメージをもたれがちなウエイドですが、レシピ本の制作にも携わっております。
つるかめ食堂は、50代の方に向けた本ということを念頭において、年配の方が読みやすく、また作ってみたい・食べてみたいと思えてくるデザインを心がけました。

大衆食堂のような「元気、明るさ」といったイメージを「のれん」のモチーフで表現しています。

デザインとともに担当しているイラストでは、「老後に備えた食事管理!」といった具合に肩肘張らずに、楽しみながら健康的な食生活に取り組む様子を描いています。

「つるかめ食堂 老化を予防して心も強くなる! おかず」(ベターホーム協会 著・三笠書房)イラスト

美味しそうな料理がたくさん載っていて、なにより簡単そうです。
わたしもどれか作ってみようかな。

親しみやすいデザインで「認知症」を知ってほしい

認知症という言葉はよく聞きますが、実際どのようなことなのか、正しい周知はまだまだ足りていないかと思います。
私自身も、ボンヤリとした知識しかありませんでした。
認知症とは、年を重ねると起きてしまう自然現象として捉えられることも少なくありませんが、
「成人になってから起こる知能障害」という病気のひとつです。

今回、この認知症をテーマにした一冊をお手伝いさせていただきました。
『認知症になるとなぜ「不可解な行動」をとるのか』 (加藤伸司著、河出書房新社)表紙
認知症になるとなぜ「不可解な行動」をとるのか
加藤伸司著、河出書房新社

「こうしたらいい」というマニュアル的なものではなく、
認知症のしくみを知り、「なぜこんな行動をしてしまうのか?」という、
認知症においての行動の心理と動機を理解して、その対応と対処を考えるという一冊です。
「長続きする介護は手抜きケア」と題する20ページ余りの付章を加えた増補新版となっての再登場です。
「どうしてこんなことをしてしまうのか」
ちゃんとその理由を知っていれば、いざそんな状況に直面しても落ち着いて対処できますね。
パートナーや親の認知症の悩みはセキュリティの問題などもあり、オープンに相談するのは不安だったりもしますが、一通りの知識を順序立てて読んでおけば、気持ちが楽になったり、具体的な対応策の参考になるかと思います。

たとえば、ケース2の「何をしたか覚えていない」というケース。
『認知症になるとなぜ「不可解な行動」をとるのか』 (加藤伸司著、河出書房新社)本文
認知症においては、何十年も昔のことを覚えているが、ごく最近の出来事を忘れてしまうケースも多いそうです。
これは健常者においても、ちょっとしたこと「ド忘れ」してしまうことに似ているようです。
自分にも覚えがあるので、なるほど、と身近に感じることが出来ます。

ウエイドでは表紙、帯の装丁を担当させていただきました。
とても重要な内容だからこそ、読者が手に取りやすいデザインを心がけました。
医学書のように堅い印象にならないよう、やわらかなイメージの書体を使い、
「認知症」という、すこし身構えてしまう内容に親しみを持ってもらいたい、という思いを込めました。

認知症の方に関わらず、自分がこうだから、大多数の人がこうだから、と決めつけず、
その人個人と向き合っていくのが大事なのだと、理解を深めることが出来る一冊です。

「最近ちょっと気になります…」『ボケない人になるドリル 思い出せますか?篇』(河出書房新社)

「最近ちょっとボケてますから、社長どうぞ」といって渡された本があります。
ボケない人になるドリル 思い出せますか?篇』(児玉光雄著、河出書房新社)です。
『ボケない人になるドリル 思い出せますか?篇』(児玉光雄著、河出書房新社)表紙

…なんて失敬な!と思いかけましたが、近頃、記憶が怪しいなと感じるのは確か…。

人の名前が出てこなかったり、行動を起こしてもふと何をしようとしていたのか分からなくなる
なんてことありませんか? そしてそんな時は「年のせいかな~」と諦めていませんか?
この本によると、それは大きな勘違い。脳は使わなければ使わないだけボケていくもので、必ずしも年のせいではないそうです。
常に適度に脳の運動を行うことで、脳の機能回復をはかったり、ボケを予防することができるのです。

今回ご紹介する本は、そんな脳の運動を毎日少しずつ行うのにピッタリの本です。
1日10分、見開き2ページ分のドリルを解いていくだけです。
『ボケない人になるドリル 思い出せますか?篇』(児玉光雄著、河出書房新社)イラスト

ドリルの内容は漢字・数学・歴史・理科・地理など、昔学校で教わったことから昔の時事ネタ、テレビネタ、スポーツネタまで幅広く、皆さん何かしら見たり聞いたりしたことがありそうなものばかりです。

若干、昭和初期のネタがあり、若い方には「そもそも知らないよ~」という問題もあるのですが、それはそれで新たな知識として脳に記憶されることで、脳の活性化が測れるそうです。
とにかく「何だっけ??????」と考え込み、記憶の中から引きずり出そうとする事が大事なのだそうです。
1日10分だけ、すぐ○ィキペディア~と思うところを我慢し、うんうん唸ってみてください。

著者の児玉光雄先生は、「ホンマでっか!?TV」でもおなじみの工学部出身のスポーツ心理学者。
一流選手の心理分析や、メンタルトレーニングなど多くの書籍を著されている方です。

WADEではDTPとイラスト・図版類の一部を制作しました。
イラストの中では下の写真のイラスト(の模様)が担当イラストレータ的には秀逸なのだそう。
『ボケない人になるドリル 思い出せますか?篇』(児玉光雄著、河出書房新社)イラスト

うちのイラストレータのことです。おそらく秘技を駆使して描いたのでしょう。
「どうやってこの竹の皮描いたの?」と聞いた所…「企業秘密」だそうです。

「赤ちゃんを授かりたい!だけど…」『赤ちゃんを授かるためのママとパパの本』(西川吉伸著、日本文芸社)

私の家の近くに飲み屋街があり、休日に妻とよくそこへ出かけます。
和食や中華はもちろん、スペイン料理、インドネシア料理、タイ料理と
様々なお店が軒を連ねているので「今日はどこにしようか?」と毎回悩んでしまいます。

先日その飲み屋街にあるお店で見慣れない光景を目にしました。
一見、合コンをしている若い男女の様に見える団体がいたのですが、
女性のドレスアップに気合が感じられ、胸にはプレート、そして結構な人数…。
そうです。私は初めて「街コン」なるものを目の当たりにしたのです。

晩婚化が進む現代社会において「街コン」っていい案だなと思います。
将来のパートナーが見つかるかもしれないし、何より楽しそう。

厚生労働省の調査によれば、平均初婚年齢は2012年で、夫が30.8歳、妻が 29.2歳だそうです。
30年前と比較すると夫は4.9歳、妻は6.2歳平均初婚年齢が上昇した数値なのです。
晩婚化が進んでいることがわかります。

「晩婚化って何が問題なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
これが結構大きな問題を抱えているのです。

晩婚化が進むことによる問題の一つに「年齢による不妊」があります。

不妊の原因は、男女問わず様々で、一概にはいえませんが、
女性の場合は年齢に伴い卵巣の機能が低下するため、
晩婚化の影響から子どもがほしいと思ったときに
「不妊治療」が必要になるケースが多くなってきているようです。

今回は子どもを授かることを考えている方に
是非読んでもらいたい本をご紹介します。
『赤ちゃんを授かるためのママとパパの本』(西川吉伸著、日本文芸社)表紙
赤ちゃんを授かるためのママとパパの本』(西川吉伸著、日本文芸社)です。

なぜ赤ちゃんが授かりにくいのか、どんな検査と治療法があるのかなどの
不妊に関する基本的な知識から病院・クリニックの選び方まで載っているので、
不妊に対しての不安を取り除けるかもしれません。

この本のイラストの一部をウエイドが制作しています。
水彩画で描いたような加工を用いて、やさしいタッチのイラストに仕上げました。
これからママやパパになる方の不安を少しでも取り除けるようにという思いから、
かたいイラストにならないように、最小限の線で表現しています。
また、今回の制作には3人のイラストレーターが関わっています。
表現方法を統一し、なるべくページによるバラツキが出ないように工夫しています。

『赤ちゃんを授かるためのママとパパの本』(西川吉伸著、日本文芸社)イラスト1
『赤ちゃんを授かるためのママとパパの本』(西川吉伸著、日本文芸社)イラスト2
『赤ちゃんを授かるためのママとパパの本』(西川吉伸著、日本文芸社)イラスト3

興味のある方には男女問わず是非手に取っていただきたい一冊です。