手芸の生活情報誌としておなじみの『NHKすてきにハンドメイド 2015年 6月号』がNHK出版様より本日発売です！
毎号ウエイド手芸制作部が担当させて頂いているのは巻末付録の実物大型紙だけなのですが、今号では小関鈴子先生のパッチワーク・キルトの作り方イラストや、天野千鶴先生のフタくるくるリュックの作り方イラスト、復刻ハンドメイド企画の人形型紙なども作成させて頂きました。

すてきにハンドメイドの雰囲気に合わせて、作り方イラストが手描き風になっていたり、いつものウエイドの作り方イラストとは一味違う雰囲気になっていますよ。
スタッフ一同「こんなタッチでも描けるんです！」という気概のもと作業いたしましたので、細かい事かもしれませんが、図版のそんなトコロにも注目して頂けると嬉しいです。

内容も「はじめてさんにうれしい手作り」と題して、手芸初心者でも安心な特集が満載です！
収録されている作品は、夏のお出かけスタイルに合わせた帽子やワンピースなど、どんどん暑くなるこれからのシーズンにピッタリ。手作りのファッションで快適なひと夏が過ごせたらステキですよね。

毎号担当させていただいている巻末付録の実物大型紙も、ジャケット、ミュージックキルト、ぬいぐるみ、リュック、帽子、ワンピース＆チュニック、バッグ、マンスリーキルトと、盛りだくさんです。
盛りだくさんになるとどうしても重なりあってしまうのですが、見やすく、使いやすく、作ってみたくなるようにと願いを込めて、編集部の方々と相談しながら、色々な工夫を重ねています。
１例をあげると、印刷工程で少々の版ズレが起こっても、すき間ができて見にくくなったりしない仕組みになっています。

番組の放送はEテレにて、毎週木曜日の午後9：30～9：55です。再放送は翌週木曜の午前11：30〜11：55とNHK総合で翌週火曜の午前10：15〜10：40です。
コチラもぜひお見逃しのないように、チェックのほどお願いいたします！

『ＮＨＫすてきにハンドメイド　2013年12月号』（NHK出版）
毎号、とじ込み付録の実物大型紙を担当しています。かれこれ７年以上お世話になっています。
最初は番組名は「おしゃれ工房」、使用ソフトはAdobe Illustrator 8.0でした。

色々な先生が登場されますので、先生毎に違う表記を程よく統一しつつ、先生の個性も失わないようにと、編集部と相談しながらの作業です。
12月号は年末らしく、年賀状やぽち袋用の切り絵や、干支の押し絵が登場して、にぎやかな型紙になりました。
手作りのぽち袋なんて、かなり素敵です。

ちなみにNHK出版のテレビ・ラジオテキストは全て電子版が出ています。
購入者には印刷用の実物大型紙のダウンロードサービスもあります。
場所を取らないので便利です。

夏から秋にかけてお手伝いさせていただいた手芸関連の本、雑誌をまとめてご紹介いたします。

すてきにハンドメイド 2013年 11月号（NHK出版）
毎号、実物大型紙のトレースとレイアウトを担当しています。

兵頭良之子のスローライフニット（日本ヴォーグ社）
編み図を担当しました。
伝統模様を基調とした棒針作品がたくさん。写真もスタイリッシュです。

モヘア*アルパカで編む ふんわりニット (Let’s knit series)（日本ヴォーグ社）
こちらも編み図担当です。
かぎ針、棒針、織り交ぜて、ウェアやマフラーなど大きめの作品が多いです。

M・L・LLサイズで編める シンプルメンズニット (Let’s knit series)（日本ヴォーグ社）
こちらも編み図。この夏はたくさんたくさん編み図を描きました。
３サイズ対応が意外と大変でした。
ベストやセーターだけでなく、帽子のバリエーションも豊富です。全て棒針編みです。

ちいさな刺繍アクセサリー（河出書房新社）
刺しゅうで作る可愛いアクセサリーの本です。
著者さんのイラストの調整、文字入れ、ネックレス等の完成図など担当しました。

手編み靴下研究所 (ニットマニアックス)（グラフィック社）
まるごと一冊、色々な靴下の編み方を紹介した本です。
表紙も斬新というか、これは何だろうという感じで挑戦的です。
手描きイラストもあり。

’13-’14手編み大好き! AUTUMN&WINTER （実業之日本社）
毎号有名モデルさんが表紙を飾る手編み大好きでも編み図を描きました。
手描きの職人さんの引退に伴い、デジタル化進行中とのことで、お声かけいただきました。
前号までの手描きの編み図は消え行く定めかも。持っている方は貴重です。

ブログ担当が関わった本をピックアップしましたが、他にもたくさん手芸本を担当しております。デザインも。

次回は図版関係をご紹介したいと思います。