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大人気★ハンガリー刺繍キットシリーズ続々登場!

金亀糸業さまの刺繍ポーチキットシリーズが、好評につきシリーズが続々登場しております!

今回は、ハンガリー西部のブジャーク村に伝わる刺繍があしらわれたポーチ2種類です。

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ウエイドでは前回(『マールリットの刺しゅうポーチキット』紹介記事)同様パッケージのデザインと作り方のイラストを担当しています。
引き続きお仕事のご依頼いただきまして、ありがたいことでございます。

サンプルを頂戴しましたので、例によって実際に作ってみました。

さて、今回の「作ってみた」では、
この度、新たに加わったウエイドスタッフが、手芸が得意ということを聞いたので、「作ってもらった」と題しまして、刺繍からポーチの組み立てまで代わりに作ってもらいました〜。
(入社早々忍びないと思いつつ…。)

他のジャンルの手芸に比べて刺繍はたしなむ程度だそうですが、なんとか制作期間1週間くらいでやってもらいましたよ。
こちらが完成品です!いかがでしょうか?

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金亀さんキットのポーチとハンガリー刺繍の可愛らしい魅力を見事に引き出してくれたのではないでしょうか⭐︎

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オリジナルで、弊社のロゴであるウエイドくんマークをあしらってくれました。
なんだかウエイドくんが、いつもよりキュート(?)に見えますねぇ。

こんな感じで、本品を購入してくださった方も、楽しみながらお気に入りのポーチを作ってくれたら最高です!

そして今回作った作品は、ウエイド手芸制作部の公式TwitterにすかさずUPしました!
今後も作ってみた(作ってもらった)作品はTwitterInstagramに随時アップしていきたいと思ってますので、こちらの方も何卒ご贔屓に。

Katy_iconケイティーちゃんのアイコンが目印です🎵

人気上昇中!メカ・ミリタリー・イラストレーター渡辺信吾 大特集!

今回は、ウエイド所属イラストレーター・渡辺信吾の担当致しました、イラストのお仕事をドドンッ!とご紹介したいと思います。

ご存知の方も増えてきていると思いますが、幼少の頃から飛行機が大大大好きで、歴史や戦史の知識も非常〜に豊富なイラストレーターです。

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昨年末に発刊されました『西洋甲冑&武具 作画資料』では著者としても活躍しております。
本人自ら著書のご紹介もさせていただいております。詳しい内容はコチラ

まずは、『世界を変えた暦の歴史』(谷岡一郎 著/PHP研究所 刊)です。

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暦と社会のつながりを紹介する本書には、「アンティキテラの機械」のイラスト2点を掲載していただきました。

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アンティキテラの機械とは、一体なんなんでしょうか?

1901年、エーゲ海・アンティキテラ島の沖合で紀元前70〜60年ごろの難破船が発見されました。
その中で時計のような、歯車がいくつも使われたものが見つかります。
しかし当時はまだ時計が開発されるよりもはるか昔です。

この機械の謎に挑んだ学者たちのお話しは一冊の本になるほどですが、結論を言ってしまうと、アンティキテラの機械とは、古代ギリシアで作られた、日食と月食の時期など天体の運行を計算する機械だったのです。
まさに、世界最古のコンピュータではないかと推測されるものでした。

本イラストは、イギリスの科学博物館のマイケル・ライトが復原したレプリカと、 他諸説を参考にし、アンティキテラの機械の外観と内部構造を立体的に表現しました。
奥行感が出たことにより、複雑な構造や仕組みも視覚的によりわかりやすくなっており、精密なイラストを得意とする渡辺ならではの工夫がなされています。

実はこのイラスト、ウエイド発行『茶柱探検隊』にて渡辺がすでに描きおこしていたものです。
偶然にも、アンティキテラの機械のイラストをご依頼いただき、晴れてメジャーデビューとなりました。

本書ではモノクロでの掲載ですが、茶柱探検隊18号(P26-27)ではにて掲載されております。

 

次は書籍のお仕事です。
「ななつ星」「四季島」「瑞風」ぜんぶ乗ってきた!』(中嶋茂夫 著/河出書房新社 刊)

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ウエイドでは装丁、装画を担当致しました。
表紙に使用されている装画を渡辺が担当しております!
戦闘機や飛行機、甲冑などを得意とする渡辺ですが、今回初めて電車のイラストに挑戦致しました。
車体がメタリックのような色合いで、光り具合の表現に苦心したそうです。
本書は昨今ブームとなっている豪華寝台列車をご紹介する一冊となっております。

普通の旅行ではリラックスして移動というのはなかなかできませんが、
こんなホテルのような車内・客室だったら、移動時間も楽しいひと時となりますね。

 

最後はプラモデルのパッケージイラストです!
ちび丸 ティーガーI (東部戦線仕様)』(フジミ模型 販売)

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フジミ模型の方が、雑誌『Scale Aviation(スケールアヴィエーション)』の、
渡辺がイラストと文章を担当している連載「巨人機の時代」をご覧になってお声がけしてくださいました。

今回はティーガーという第二次世界大戦中、ドイツで開発された重戦車のイラストということで、戦闘機、戦車などのイラストを得意とする渡辺のフィールドと言えるでしょう!

こちらは“ちび丸シリーズ”という、戦艦や戦車をデフォルメしたプラモデルのシリーズです。
プラモデルの設計書を参考に、イラストの構図からご提案させていただきました。

元にしているのは戦時中の戦車ですので、当時の戦場の臨場感が出るような動きのある構図を、というご要望に見事に応えた仕上がりではないでしょうか。

今までに無い種類のお仕事でしたが、新たな媒体への一歩となるお仕事となりました。

 

こんなイラストをずっと描き続けて一生過ごしたいという渡辺、一番好きなのは第一次世界大戦前後の大型機だそうです。
渡辺が他の仕事をしなくてもいいくらいに、この手のお仕事を大募集中です!

手芸のパッケージデザインと作り方イラストで、楽しい時間のお手伝いを…

今回の業務実績紹介は刺しゅう素材や裁縫道具を販売されている老舗(創業はなんと明治26年)、金亀糸業さまからご依頼頂きました、
マールリットの刺しゅうポーチキット』をご紹介します。

キットの手順に習って作ると、ハンガリー刺しゅうをあしらった東欧情緒が感じられる可愛らしいポーチが完成します。
しなやかさと光沢が自慢のマールリット糸の、ふっくら優しいサテンステッチが特徴です。
お花柄のポーチが2種類発売中。
オカダヤさんの新宿本店と町田店、また、ホビースクランブルマーノクレアールの各店でお取り扱い中だそうです。

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ところで、ハンガリーというと国名は知っているけれど少し馴染みは薄い感じでしょうか?
場所はオーストリアやルーマニアのお隣で、首都はブダペスト。
旅行したことはないのであまり詳しくないですが、ヨーロッパとアジアの交差点のような位置にあるので、氏名も苗字→名前の順で、子どものお尻には蒙古斑があるそうです。
アジアっぽいですね。
それから、ルービックキューブを作ったルービックさんはハンガリー出身の数学者だそうですよ。
少しハンガリーに親近感を持っていただけたでしょうか?

ウエイドではパッケージ全体のデザインと、作り方イラストを担当しています。

今回は書籍に掲載される作り方イラストとは少し違って、キットのパッケージに掲載されるものなので、掲載スペースもいつもとは多少異なってきます。

スペースが限られているため、図が小さくなってしまいがちですが、紙面全体のレイアウトを工夫したり、イラストをよりシンプルな見せ方に調整していくことで、少しでも作りやすいものになるよう思いを込めて取り組みました。

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また、今回の商品は金亀糸業さまの指針として、どんどん量産していくというよりは、「じっくりいいものを作りたい」という理念のもと企画されたそうです。
我々もその意気込みにお応えしたい気持ちでじっくり作りこんでいきました。
(ちなみに、 こちらの商品は数量限定になっていますので、お早めにお買い求めくださいませ。)

金亀糸業さまからのご依頼は今回が初めてです。以前に別の手芸関係のお仕事でご一緒させて頂いた方が、我々ウエイドのことを覚えていてくださって、ご紹介して頂いた事がきっかけです。
とても嬉しい事です。

今回の事を励みに、今後とも制作に一緒に携わる編集さんや作家さん、メーカーの方の期待に応えるのはもちろん、読者の方々が「できた!」「よかった!」という時間を持てるよう、よりいいものに挑み続けるウエイドでありたいと思います。

ワイドFM対応CDラジオ、Audience CDR-50でAM番組を聞いてみよう!

 みなさん、ワイドFMってご存知でしょうか?2015年12月に始まったラジオの新しい放送形態で、早い話がFMラジオの周波数帯(地上アナログTVで使われていた帯域の活用)でAMラジオの番組が聴けるというもの。
 AMラジオってたまに聴きづらい・・・。その原因はAMラジオの電波が地面に沿って進むため、ビルや山に電波が遮られてしまうからです。そこでワイドFMでは新たに割り当てられたFM周波数帯を用いてAMラジオ局の番組を同時放送します。これでAM放送の聞こえる範囲がググッと広がり、おまけに高音質に。災害時にも役立つと期待されています。
 で、どうしてこんな話をしたかというと、実はウエイドがこのワイドFM対応ラジオのデザインに携わったからです。
 それがこちら。CDラジオ、Audience CDR-50です。
CDラジオ Audience CDR-50
 こちらのCDラジオは新ブランド、「Audience」立ち上げの第一弾で、もちろん「Audience」のブランドロゴもウエイドのデザインです。
 普段こちらのブログでは主に本の仕事の紹介をしていますが、ウエイドはオーディオ機器のデザインの仕事もしているのです。
 今回のお仕事は、一般的な製品の形状からデザインするプロダクトデザインとは違い、すでに完成した設計に対して配色を行う、ビジュアル面でのデザインでした。このラジオは高級感と可愛らしさを兼ね備えたイメージとのことでしたので、全体的に白を基調とし、操作ボタンや側面のラインに青を入れて、格調高く、ほんのりとポップな印象に仕上げました。この配色は好評で、ピンクバージョンも生産されることに。
CDラジオ Audience CDR-50BL
 また、デザインしたのはCDラジオ本体だけではありません。他にも商品の化粧箱(店頭で製品を入れておく箱のこと)や配送用段ボール箱、店頭用POP、取り扱い説明書なども手掛けました。
CDラジオ Audience CDR-50 取扱説明書 表紙CDラジオ Audience CDR-50 取扱説明書 本文
 特に取説は実際にラジオの動作を確認しつつ、わかりやすいい表現は何か、入れる要素を取捨選択したりと編集的な仕事となりました。
 このCDラジオ CDR-50は、すでに関西では発売が開始され、関東でも近日中に店頭に並ぶ予定。エディオンネットショップでも取り扱いが始まっております。この機会にラジオをワイドFM対応に切り替えてみては?なお弊社では現在社内BGM用に絶賛稼働中。
 我々ウエイドは今後もプロダクトデザインのお仕事もどしどし受けていく予定です。
 というわけで、どなたか全自動でシャツにアイロンかけてくれる機械を開発してデザインを依頼してくれませんか。