タグ別アーカイブ: 雑誌

パッチワーク界の人気No.1アイドル! その素顔とは?

今回ご紹介するのは、ブティック社さま発行の『パッチワーク教室』。
手芸書大手の出版社から発行されている、人気のパッチワーク雑誌です。

boutique_patchwork-p1

ウエイドでは、2018年冬号にて作り方ページのトレース・DTPをお手伝いしました。

boutique_patchwork-p2

これまで様々なジャンルの手芸書を手がけてきたウエイド手芸制作部は、図を描くにあたってどのような点に着目しているのでしょうか?
ここではその作り方の作り方を少しだけご紹介します。

今回は「パッチワークの作品をバッグや小物などに仕立てる」という複雑な工程のページもあるため、特に立体物の作り方については、実際に縫っているときはどのような形なのか? というのを頭の中で常に意識しながら図を作成しています。

boutique_patchwork-p3

その一方で、あえて「正確さ」より「分かりやすさ」を優先することも。

例えば、画像の「落としキルティング」は、縫い目のきわにキルティングを入れてモチーフを立体的に見せる手法ですが、図の位置は実際に縫い目を入れる場所から少しずらして視認性を上げました。

このように、手に取った方に「作ってみたい!」と思っていただける誌面を目指して、手芸制作部は様々な工夫を凝らしているのです。

boutique_patchwork-p4

巻頭特集は「私の好きなサンボンネット・スー」。
この日除け帽(サンボンネット)をかぶった顔の見えない女の子・スーは、世界でもっとも人気のある図案とも言われ、1910年代のアメリカで誕生してから現代に至るまで、様々な姿のスーが生み出されています。
こちらの記事に詳しい説明があります)

boutique_patchwork-p5

今回の特集でも様々な服装やシチュエーションのスーが登場しますが、中には振袖で日本のお正月を楽しむ姿も!

さすがパッチワーク界のアイドルだけあって、仕事の選ばなさがハンパじゃありません…この時代や文化の違いをものともしない順応性が、100年以上も世界中で愛されている理由かもしれませんね。

そして、来月1月25日からは東京ドームで「第17回国際キルトフェスティバル」が開催されます!
さらにキルトへの興味を深めたい方はこちらもチェック!
(昨年のウエイドスタッフ参加時の様子はこちら

そうだ、地図を片手に京都へさんぽに行こう♪

暑い暑い…と毎日感じていた日々も過ぎ、一気に秋めいてきましたね。
秋といえば紅葉!特に京都の紅葉は本当に綺麗ですよね!
数年前に紅葉真っ盛りな時期に京都へ行ったことがありますが、見事なものでした。

今回はそんな紅葉を楽しむ京都さんぽについて特集された、『婦人画報11月号』(ハースト婦人画報社様)にて地図のお仕事をウエイドでさせていただきました。

fujingaho1

ガッツリ観光!というものではなく、ゆったりさんぽを楽しむ企画ですので、地図の道や川などはしっかり表現しながらも、普段のカチッとした印象とは一味違う、全体的に手書き感のある、あたたかみのある地図になるよう制作しました。

巻頭特集・京都 秘密のさんぽ道より、
まず1つ目は『祇園路地さんぽ』の地図です。

fujingaho2

祇園の芸妓・紗月さんオススメの、地元に暮らしているからこそ知る名店などが紹介されています。

表の通りだけでなく、裏路地の隠れたお店なども紹介されているため、地図にも細かな道をわかりやすく描きこんでいます。

fujingaho3

次に『鴨川自転車さんぽ』の地図です。

fujingaho4

こちらは鴨川付近を自転車で周るさんぽですので、大きな道をしっかりと描き、細かな道は必要最低限に絞って描きこんでいます。

同じ京都の街でも、広範囲・特定の範囲など、目的に沿った地図をわかりやすく制作しております。

fujingaho5

余談ですが、春先に弊社社内旅行で京都へ行ってまいりまして、その際、偶然にも歩いたあたりだったため、土地勘を活かすことができました。ご縁に恵まれた嬉しいお仕事でした。

京都へ行きたくなってきましたか?私はとっても行きたくなりました。
次に京都へ行った際は、お菓子や美味しいもの巡りをしたいなあと思います。

▼オマケ
omake
数年前に撮った京都の紅葉です。三色の葉のコントラストがとても綺麗でした。

秋の夜長に編み物と正しい睡眠を

秋!最高の編み物シーズン到来です!
そんな季節にうってつけ。
今回はセブン&アイ出版さまから発売中の『手編み大好き!』をご紹介します。

『手編み大好き』(セブン&アイ出版)表紙

編んでみたくなる、一枚編んだらやめられない。
セーター&小ものの旬ニットの編み方を分かりやすく解説する大ヒットマガジンです。

ウエイドでは長年編み図のトレースを担当しております。
作る作品をイメージしながら、かぎ針・棒針・作り方まで、原稿に書かれている図の意図を、読み解き考えながら作図・トレースします。

本書はヤング・ミセス・ハイミセス・メンズから子ども用まで幅広く掲載されていますので、手編み大好きな人だとジャンジャン作れそうですね。

7&i_teami-02

どうです? ワクワクして夜更かししちゃいそうですか?

でもいけませんね。いけません。
そうです。皆様、「睡眠負債」という言葉をご存知ですか?
最近健康業界で話題のキーワードですね。

聴くからにネガティブな響きですが、これは日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態のこと。

そこで今回はセブン&アイ出版さま特集ということで、もう一冊!
そんな状態を解消してくれる良書のご紹介。
疲れがとれて 朝シャキーンと起きる方法友野なお 著)』です!

『疲れがとれて朝シャキーンと起きる方法』(友野なお著、セブン&アイ出版)表紙

人生において、人間は約1/3の時間眠っています。
眠りの質が変われば、残りの2/3の時間の質も変わるはず!
といった内容です。

上手に眠る事によって、「肌の調子がよくなった」り、「編み物がはかどった」りできるとしたら、睡眠のチカラって偉大ですよね。
しかし、実際のところは日本人のほとんどが「眠りベタ」。
睡眠自己破産寸前なのだそうです。
恐ろしい…。

借りた物は返しましょう。
本書には今すぐ始められる睡眠のテクニックが満載です。
4週間のプログラムでシャキーンとした朝が訪れます!

本書の中で、ウエイドはグラフ制作に携わっております。

限られたスペースと色数の中で、いかに情報を整理してキレイに作るか?
腕の見せ所ですね。
今回は頂いた原稿を確認して、二つのグラフを一つにまとめたり、こちらでより見やすい見せ方をご提案させて頂いた物もあります。

7&i_shakiiin-02

スッキリしたグラフで、脳もスッキリ!
本の情報がシャキーンと頭に入ってきたら嬉しいです。

くれぐれも編み物に熱中しすぎて、うっかり睡眠負債をためないように、ご自愛ください…。
むしろシャキーンと目覚めた頭で、普段の生活の中で楽しく編み物できるとステキですよね。

7&i_W-01

ぜひ合わせてお買い求め下さいませ〜!

コクヨの社員がやっているデスク周りの整理術

「まとめておいた会議の資料が見つからない!」
「次の案件の契約書どこだっけ…?」

…などなど、デスクまわりではよくある事件ですが、この探している時間、実にもったいないですよね。

「仕事の成功の一歩はまずデスクまわりの整理整頓から!」
と言いますが、そもそも片付けられない人はまずどこからどう片付ければいいのか、途方に暮れてしまうかもしれません。

そんな時に是非手にとって欲しい一冊が今回ご紹介する、
500円でわかるコクヨ式整理術』(株式会社学研プラス発行/コクヨ株式会社監修)です。
gakken_kokuyo1
(右は発売前のイベントにて配布されたフリー冊子です)

文房具やオフィス製品を長年開発、販売されてきたコクヨの社員さんが自社製品を活用して、デスク周りや営業用のカバンの中身などを整理する方法が掲載されています。

gakken_kokuyo2
gakken_kokuyo5

本誌内「今日からできる!実践“トトノエ”テクニック」のメインイラストを、ウエイドの人気イラストレーター関和之が担当させていただきました!
コミカルかつ、わかりやすいイラストで親しみやすさ感じてもらえるかと思います。

本人いわく、「片付いていないデスクは自分の目の前にあるので描きやすかった」などと語っておりました。

一番本誌を読まなければならないのは本人なのではないでしょうか…。
gakken_kokuyo3

このトトノエテク、本当にちょっとしたひと工夫で、仕事の効率化や職場環境の整頓がなされているのがよくわかります。

クリアファイルの色で案件の分類をしたり、インデックスをつけることにより、整理の“見える化”が図られています。
また、毎週決まった日に社員が一斉に掃除をして職場環境をトトノエるクリーンタイムなども注目です。

これらのトトノエにより、働きやすい環境ができ上がり、仕事がもっと楽しくはかどるということなんですね。

もちろん、整理術だけでなく、コクヨのファイルや整理に便利な文具も紹介されているので、とても参考になりますよ!
ファイルの歴史なども載っているので、どんな風に展開していったのか変遷をたどれるのも楽しいです。

ところで自分のデスクを見渡すと…、
まだまだトトノエるべき所がたくさんありそうなので、この本を片手に今から整理整頓していこうと思います。
では!

快適空間へイメージトリップ!「読者に伝わる間取り図面」お任せ下さい

引っ越しなどで部屋を探すとき、必ず見るのが間取り図かと思います。
部屋の広さは?どんな家具を置こう?新たな生活空間を考えるとワクワクしてきますね。

そんな想像の手助けとなる間取り図の制作も、ウエイドは得意としています!
ウエイドの前身となる会社では、手描きの時代から、主要な建築雑誌の図面や著名な建築家の作品集用の図面トレースを一手に担っておりました。
そのため、建築図面の読み方や、効果的な見せ方の知識が蓄積されています。
だからこそ、建築家のプロが読む専門的な雑誌の図面から、一般の方が読む住宅誌などの簡略された図面など、目的に沿った図面づくりが、細かな指定無しで可能となっております。

今回は間取り図のお仕事を担当させていただいた、こちらの2誌をご紹介します!
1_crea_relife

まずは、『CREA6月号』(文藝春秋さま)特集「東京ひとりガイド。」の、
一人暮らしにオススメなお部屋を紹介するページの間取り図を制作しました。
2_bungeishunju_crea1
3_bungeishunju_crea2

一人暮らしが楽しくなる街と部屋を紹介する企画なので、
わかりやすいのはもちろん、キッチンまわりや水回りなどの細かなところも
具体的に想像できるように、との意識で作成しました。
扉の開く向きといったポイントもしっかり抑え、浴槽の形やシャワーなどの位置も資料写真で確認できる限り尊重しつつ、オシャレな本誌の雰囲気に合う間取り図にしました。

もう1誌はリノベーション雑誌『relife+』(扶桑社さま)です。
4_fusosha_relife
※発売前のため、写真は以前の号となります。

6月14日発売号では、2企画で間取り図のお手伝いをさせていただきました。
リノベーション雑誌ですので、ビフォーアフターの間取り図を載せていきますが、
「どこが変わり、どこが変わっていないか?」という点を意識して、それを読者さんにわかりやすく伝わるように作成しました。

作成している私たちはもちろん、誌面だけをみている読者さんも、実際に掲載されている部屋に行くことは、まずないと思います。
そのためにも、間取り図と写真から「どんな部屋なのか」、ということが想像しやすいよう作成しました。
こちらの発売は6月14日発売ですので、是非誌面をご覧になってみてください。

このように私たちウエイドは、間取り図はもちろん、様々な図面を「わかりやすく伝える」「発注者に負担をかけない」を意識して作成しております。
1点から、是非ご相談ください!

暮しの手帖さんと、実証主義で型紙を作りました。

出勤前になんとなくテレビをつけるとやっているNHKの朝ドラ。
最近では『とと姉ちゃん』が主題歌と合わせて何かと話題になりましたね。

このドラマで高畑充希さんが演じた主人公は、雑誌『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子さんがモデル(ドラマでは「あなたの暮し」と「小橋常子」になっています)。
戦後、人々の豊かな暮らしのために奮闘する雑誌編集者のストーリーがドラマの中心となり、なんか偶然テレビでやっているのを見ると、いっつも雑誌の方針をめぐって唐沢寿明と激論を交わしていた印象があります。

さて、『とと姉ちゃん』でフィーチャーされた暮しの手帖は、昭和23年創刊という歴史ある雑誌。

kurashi_kurashinotetyo_ph01_hyoshi

kurashi_kurashinotetyo_ph02_nakami

庶民的な内容の中にも格調高い伝統を感じます。
そんな国民的雑誌ともいえる『暮しの手帖』ですが、実はこの度、ウエイドがそのお仕事をお手伝いさせていただきました。
それがこちら、『暮しの手帖87号』でつくり方が紹介されている「はおりもの」の型紙です。

kurashi_kurashinotetyo_ph03_katagami1

こちらは雑誌とは別売りの付録なのですが、今回ウエイドはその型紙を制作いたしました。

暮しの手帖社の前身は衣裳研究所というくらいですから、昔の暮しの手帖では、もちろん服の作り方を紹介していましたが、最近では型紙つきの企画はご無沙汰だったとのこと。
今回は特集の内容から、希望者には型紙があった方が親切というご判断で、ウエイドにお呼びがかかったというわけです。

kurashi_kurashinotetyo_ph04_katagami2

実際に作って楽しんでみてほしい!
というデザイナーさんや編集さんの想いが詰まった型紙が、なななんと送料・消費税込みで800円。
配送で濡れたり曲がったりしないよう、しっかりした梱包で届くそうですから、利益は出るのだろうかと心配になってしまいます。
型紙の通販サイトをご案内…と思ったら、本誌に綴じ込みの振り込み用紙でのみ注文できるという趣向のようです。
ぜひ本誌と合わせて、型紙もお求め下さい!

それから、今回いっしょにお仕事をしていて感銘を覚えたのが、暮しの手帖の方々に受け継がれている実証主義。

一度作った型紙をもとに、もう一度作品を作って、間違いがないか確認したとのことでした。
『とと姉ちゃん』でも商品試験(暮しの手帖では商品テスト)をやっていましたね。

そうそう、『暮しの手帖87号』で、こちらの型紙の作品を作っているのが“のん”さんで、朝ドラつながりとなっています。

kurashi_kurashinotetyo_ph05_non

ちなみに私は普段はメイクしない派です。

元気のでるイラストで受験生を応援!

東京でも桜の開花が発表され、いよいよ春本番となってきましたね。
今の時期の「受験生」というと、“お疲れ様!”という人もいれば、
この春より新たに“受験生スタート!”という人もいるでしょう。

今回はそんな受験生のための雑誌のお仕事のご紹介です。
その雑誌とは…、『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズなどでも大変お世話になっております、旺文社さん発行の大学受験生向け雑誌『螢雪時代』です!

obunsha_keisetsu1

戦前より続く、長い歴史をもつ螢雪時代(創刊は「受験旬報」という通信誌)の読者ページ「ケイセツ倶楽部」のイラストカットを、連載で担当させていただくことになりました!

obunsha_keisetsu2

楽しい・おもしろいイラストを描かせたら右にも上にも出る者はいない、弊社イラストレーター関和之がイラストを担当致します!

新たな一年のスタートということで、ページリニューアルにともない、イラストもリニューアル!
ということで、ケイセツ倶楽部ナビゲーターとして「螢子(ケイコ)さん」というキャラクターをご提案しました。
今回はキャラクターができるまでの経緯を、旺文社さんのご厚意により特別にご紹介します!

まず、蛍子さんというお名前をいただき、様々なタイプのキャラクターをご提案しました。

obunsha_keisetsu3

Fの蛍子さんをベースにキャラクターを固めていきます。

obunsha_keisetsu4

なぜか途中からロボのキャラクターが…

そして、最終的にはこのロボキャラの蛍子さんに決定!
いろんな困難にも負けない、受験生の強い味方になってくれそうですね!ロボですし!

4月号は予告のみですが、次号5月号より本格始動致します。
これからのケイセツ倶楽部の連載にご期待ください!

余談ですが、現代的でおしゃれな神社としてグッドデザイン賞も受賞している赤城神社内にある蛍雪天神も、この螢雪時代が名前の由来となっています。
戦災で焼失してしまった拝殿を旺文社さんの寄進により再興され、受験祈願の神社として祀られているそうです。

イラストカットはもちろん、キャラクターご提案というお仕事も随時承っております!
お気軽にご相談ください!