季節は着々と進み、もはや秋を通り過ぎて冬になりつつある今日この頃。
みなさん、編んでますか?
この度ウエイドではムック本『Mart ズパゲッティバッグBOOK3(Mart編集部 著 / 編)』で、基礎図の部分を担当いたしましたので、そのご紹介をしたいと思います。
編み物基礎図でも業界随一の実績を誇る我々ウエイド。
素材が毛糸からズパゲッティ糸に変わっても、追い求める正確で分かりやすいイラストのクオリティは変わりません。
今回で第3弾となる本書ですが、今まで編み方基礎図部分を写真で解説していた所、「やっぱりイラストの方が分かりやすいのでは?」という事で、我々にお声がけ頂いた次第です。
その中でも見せ場は<ジグザグ編み>の基礎図。
こうした出番の少ない変則的な編み方は、類書でも言葉と写真だけで説明しているものがほとんどで、コピーを渡して「これと同じ意味の図」という発注はできません。
また、実際に編んでいる所の資料写真を渡しても、トレースするだけでは綺麗な図にはならず、誰にでも描けるものではありません。
すでに手芸書を多く手がけている編集者さんはもちろん、これから手芸書に挑戦しようとしていて、基礎図を掲載したい編集者さんは特に要チェックです。
興味のある方は、遠慮なくご相談頂ければと思います。
ところでこの“ズパゲッティ”
最近SNSとかでも話題ですよね。
以前から注目されていましたが、いよいよ本格的にブームになっています。
先日も手芸屋さんに行ったら、エスカレーター前にコーナーができていました。
(その日は雨だというのにそこそこの人だかりで、男性も多かったのが意外…)
これはウエイド手芸制作部としても、作らにゃならん!という事で、
久々にやってきました。「☆作ってみたのコーナー☆」でございます。
編み物経験者ならサクサク編めるという事なので、この小さくてシンプルな「鍋つかみ」を早速作っていきたいと思います。
(実は僕、編み図を描くのは得意なんですが、編む方は存外ビギナーでして…。若干不安です。)
兎にも角にも、まずは中心の輪を作ります。
糸を引き締めると固くなりすぎるので、目の引っぱり加減が難しいですねー。
(色々思い出しながら編んだので、出だしから30分くらいかかってしまいました…orz)
軸ができたら後はガツガツ編んでいきます。
ココからは目が大きい分簡単ですね。
Tシャツ生地は編むと毛糸より固いので、穴から糸を引き出すのがちょっと大変ですが、慣れればいつもと変わりません。
あとは、表に返して縁を引き抜き編み。
仕上げにストラップをつければ…
ハイ!完成です!!
材料のせいか、なんだかソリッドな仕上がりになってしまいました。
大きいタニシ貝みたいです。
僕の場合は、序盤の苦戦でなんだかんだ2時間くらいかかってしまいましたが、普段編み物をされる方なら1時間もかからないのではないでしょうか。
やっぱりこの季節に、こたつで編み物するのはいいものですねぇ。
本書『Mart ズパゲッティバッグBOOK3』は、書店以外でも手芸屋さんのズパゲッティコーナーにも置いてあるかもしれないので、もし見かけた際はズパゲッティ糸と合わせてお買い求め下さいませ!