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まんがとブックデザインで歴史の勉強が楽しくなる!

私が小学生の時、学校の図書室に歴史上の偉人の伝記まんががあって、休み時間によく読んでいました。
もう大分昔の事で内容はほとんど忘れてしまいましたが、豊臣秀吉がすごい速さで城の石垣を作った逸話は覚えています。
まんがによると、石垣の区画ごとに作業員をチーム分けして、一番早いチームに褒美を出してモチベーションを上げたのだとか。
あと個人的にはヤマトタケルと平賀源内のまんがも好きでした。

こういった学習まんがが子供に与える影響ってすごい大きいと思います。

さて、偉人の伝記まんがですが、株式会社KADOKAWA様から新シリーズが続々と出ています。
それが『角川まんが学習シリーズ まんが人物伝』です。

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第一弾は織田信長、徳川家康、真田幸村の三人。
カバーイラストはゲーム・アニメで活躍する有名なイラストレーターの方が担当し、まんがも今風な絵柄になっています。

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ウエイドでは、徳川家康、真田幸村の解説ページデザインを制作いたしました。
その中でも、今回特に力を注いだのが「戦国新聞」のコーナー。

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本全体の基本フォーマットは決まっているのですが、「戦国新聞」だけは実際の新聞記事のように記事の内容に応じてデザインを変えたほうが興味をひきやすいので、各ページでアレンジを加えています。
子供の読者向けなので、わかりやすく、楽しく読んでもらえるように、ちょっとコミカルな雰囲気に仕上げました。

ちなみに・・・。織田信長のまんがを描いたのが私の大学時代の知り合いだったんです。
正直大変驚きました。案外世界は狭いなあ・・・。

本たちの戦国時代に地図・デザインで参戦!

いわゆる「戦国ブーム」というものは昔からありましたが、
ここ10数年はその盛り上がりが顕著なのではないでしょうか?
今年は大河の影響もあり、またジワジワと盛り上がってますね!
関連書籍も多種多様に刊行され、戦国関連本の戦国時代か!と思うほど、たくさんの書籍たちが本屋でせめぎ合ってるように感じます。
戦国武将ならぬ、戦国武書!そんな戦国武書の2冊にウエイドも加勢させていただきました!
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まずは洋泉社さま発行の『歴史REAL 戦国時代大図鑑』です。
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ウエイドでは巻頭の三折地図と巻頭特集と本文図版を担当しました。
地図を製作するにあたっては、「何を一番伝えたい地図なのか?」という点を意識して、さまざまな見せ方をご提案させていただいております。
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今回の折込地図では、各地の合戦場を紹介するとともに、平野戦と攻城戦がひと目でわかるような合戦地図になっています。
地形がわかる地図を製作し、当時の国境が山脈などによってわかれていた様子もわかりやすいかと思います。
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巻頭特集の“最強戦国大名10人詳細データファイル”は、データファイルということで、文章だけでは伝わりにくい様々な情報をビジュアル的にみせています。
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相続時〜統治時代〜死没までの石高のグラフなどは、相続時少なかった石高を一代でどれだけ増やしたか、一目瞭然です。
また旗印・馬印をイラストでかき起こしているので、詳細な部分まで確認することができます。
本文の図版は各武将が所有していた金山銀山の配置をあらわしたものを作成しました。

もう一冊は歴史関連のお仕事をいつもご一緒させていただいております
かみゆさま編の『戦国の名城』(かみゆ歴史編集部 編・スタンダーズ株式会社様発行)。
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“お城”と言っても実際にどんなものなの?と、思う人も少なくないと思います。
建てられた目的や時代によって様々な城が存在していました。
かみゆ歴史編集部が選ぶ10人の名将たちと、その名将が所有していた名城を、復元CG・イラスト・写真・地図などを駆使して紹介しています。

築城の名手、加藤清正の熊本城や藤堂高虎の今治城など、今もその姿を残す城からは当時の築城の息吹を感じるのではないでしょうか?

名城を紹介するとともに、10の攻城戦も紹介されております。
大坂城などは、いかに堅牢で豪奢な城だったかと伝えられながらも、後に攻め落とされてしまうという…まさに激動の時代だったなのだな、と感じますね。
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ウエイドでは本文の地図を担当致しました。
当時もしこのような地図があったら、他国や他所領を攻めるのに便利だったかもしれませんね。

個人的に、お!と思ったのは「山城の歩き方」というトピックです。
これ本当に大事です…ハイキングぐらいの気持ちで行った方がいいです。
間違ってもブーツでなんて行ってはいけません…(体験談)
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お城自体を眺めたりするのもモチロンおもしろいですが、そこに城があったという痕跡がのこる石垣や掘などもとてもロマンを感じます。
石垣の石の積み方や反りなどにも注目してみると楽しいですよ!

ようやく秋めいてきたかと思えば冬もすぐやってきそうなこの時期こそ、史跡巡りに良い季節だと思います。
是非この2冊を持って戦国史跡巡りに行きましょう!

『歴史群像』「武器と甲冑」プロジェクト始動!

ゴールデンウィークも終わって5月も半ば、いよいよ空気も暖かくなってきましたね。
この記事が載る頃にはもう片付けられているかもしれませんが、デパートの子ども用品売り場には兜飾りがずらりと並び、町を歩いているとそこかしこに鯉のぼりを見つけます。私の家にも昔兜飾りがありました。弓と太刀がついた結構精巧なもので、毎年飾り付けるのが楽しみだった記憶があります。
さて、兜飾りは言うまでもなく武士が用いていた兜が起源です。また鯉のぼりも旗指物が元になっていますし、神社で買う破魔矢に剣道や弓道といったスポーツ、最近は刀を擬人化したゲームが大人気という話もあり、普段特に意識することさえないほど、武士の用いた武具は日本人の生活の中に溶け込んでいます。

とはいえ、武器や甲冑の具体的な構造や変遷となると、もはや研究家の領域です。例えば一般的な兜飾りは「平安時代の兜をもとに江戸時代に作られた兜」がモチーフとなっていますが、それを意識して兜飾りを買う人はいないでしょうね。
そもそも戦後、武器や戦術といった軍事史研究は、軍国主義的との批判を受け、長らく日陰に追いやられてきました。多くの武将の生涯が小説となり映画となっていくなかで、いざ戦闘が主題となると、源平合戦の鵯越の逆落としや、長篠の戦いの鉄砲三段撃ちといった伝説じみた話が巷間に流布されてきたのです。しかし近年になりようやく軍事面にも光が当てられるようになり、実証的な研究が進んできました。

そしてついに、戦場における武士の姿を、マンガ、イラストを用いて解説しようという試みがこの度始動。それが学研プラス様より発刊の「歴史群像」6月号より連載開始の『武器と甲冑』です。武士はどんな武器を持ち、どんな甲冑を纏い、どのように戦ったのか。
研究家樋口隆晴様と私、ウエイドのイラストレーターわたくし渡辺信吾が強力タッグを組んでマンガ形式で解説します。

こちらの連載では樋口様が取り上げる内容を構成し、それを受けて私が様々な文献を参照しつつマンガとイラストを制作して、最後に樋口様に全体をまとめる形で解説の本文を入れていただきました。第1回でなかなか効率的な描き方が見つからず苦労も多かったですが、全6ページフルカラーの超弩級記事に仕上がったと自負しております。

ちなみに第1回の内容は武士が権力闘争の舞台へと躍り出た保元の乱。当時の武士の主力兵器だった弓の威力、そして戦法へと迫ります。
歴史群像 2016年 06 月号 新連載武器と甲冑

なおこの連載、平安から江戸時代へと至る「武士が戦っていた時代」を順を追って取り上げ、武士の武器、甲冑、そして戦法の全てをビジュアル的に復元しようという大プロジェクト。伝説のベールに包まれた戦場の実際が具体的にイメージできるようになるでしょう。
『武器と甲冑』第1回が載った『歴史群像2016年06月号』(学研マーケティング)は好評発売中!
歴史群像 2016年 06 月号 表紙
日本中世史研究に刻まれる新たな1ページを、どうぞその目でご覧ください。

ウエイドブログ 新学期準備号! 『小学総合的研究 わかる理科 実験・観察』 『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと』(旺文社)

もうすぐ新学期です。新生活ですね。
昨年度の自分を振り返ってどうだったでしょう。

もう、絶好調すぎて怖いくらい?
いやぁ、うらやましいなぁ~
えっ?今生きている事が不思議なくらい不幸だった…
それは…、去年はサバイバル能力が鍛えられましたね!

でも今はそんな事はひとまず置いておいて、これからのこと、来年度の心配をしましょう。

クラス替えにご入学。はたまた転校?
新しい環境で、新しい生活がスタートします。
何事も最初が肝要。
小学生のお子さんが、より良いスタートダッシュをするために、オススメの本があります。

という事で今回の業務実績紹介は旺文社様より本日発売!
小学総合的研究 わかる理科 実験・観察』と『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと
を今回もセットでご紹介です。
『小学総合的研究 わかる理科 実験・観察』(旺文社)表紙『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと』(旺文社)表紙

総力戦です!
ウエイドでは本の装丁、デザイン、イラスト(キャラクター以外)・図版、DTPまで、広範囲を担当いたしました。
さかのぼること半年近く、プロジェクトが本格的に動き出したのは昨年の秋口ほどで、実務担当10人中9人が何らかの形で参加しました。(←ほとんど総力戦ですね)

日本の将来を背負って立つ小学生向けの本ですが、製作中に「あー、そうだった。そうだった。」に紛れて「え?そうだったっけ、どうだっけ…。」という所も恥ずかしながらあったりする、内容たっぷりの本です。できれば父兄の方々にもお子さんと一緒に目を通して頂きたい一冊です。
むしろぜひとも…。
フルカラーですから。眺めているだけでも楽しいはず。

学校の授業の補足説明という解説書的な位置づけではなくて、学校で習う内容にもっと興味を持ってもらって、「勉強ってけっこう楽しいよ」と感じてもらえる本だと思って頂けたらイメージに近いかと。

そういう訳ですから、今回の作業の上で大切にしていた事は『楽しそうなイメージ』。
レイアウトや色使いの部分の話をすると、見やすさを損なわないようにしつつも、紙面の流れに遊びを持たせたり。
整理されつつも明るく変化に富んだ色使いをするとかですね。
ページごとに雰囲気がガラリと変わる部分もあったりして、何となく眺めていた所から好奇心がくすぐられて、どんどん読み込んでいくようなスタイルを目指してます。

美しすぎる理科・歴史!
そうそう、このシリーズの目玉となっているところも紹介しなくてははじまりません。
本書はただイラスト豊富に理科や歴史の内容を解説するだけでなく、
理科では各章ごとに“イケメン先生”が登場して、読者にわかりやすく解説してくれるのです。
早くも池袋のロード方面から熱い視線を感じますな。
『小学総合的研究 わかる理科 実験・観察』本文
実験器具などの図解には東大工学部卒イラストレーターの原田くんも参加して、小学生に判りやすいだけでなく、一歩先を考えるヒントをちりばめたイラストになるよう張り切っていたようです。

歴史も各人物ごとに、流行の戦国ソシャゲにも負けない美麗イラストが入ります。
個人的には、やっぱり歴史を勉強する上で地図の勉強が大事なのと同じに、イメージを持ちやすくする工夫は大切だと思うので、人物のイラストが入るのはなかなかに効果的だと僕は思います。父兄の方々。

とにかくパラパラめくって、好きなページから広げていく勉強法もありだと思いますよ。
『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと』(旺文社)本文1『小学総合的研究 わかる社会 歴史人物 できごと』(旺文社)本文2

この人物イラストの部分はシリーズ合わせると、その数、なんと約270人!
イラストレーターの方々にはずいぶん骨を折って頂いたようで。感謝です。
そういった人員面でもビッグプロジェクトだった訳です。

あっ、ちなみにウエイドでもイケメンイラストが描けないわけではないですよ。
描けますよ。イケメン。
僕も描かせてもらえるなら…、とも思ったのですが、今回はレイアウトに徹することとなりました。

小学生の興味を引く楽しいイラストや紙面構成でありながら、読んでみると内容はしっかり。
しかもどちらも400ページ以上で、ちょっとした図鑑や辞書並みの情報量です。
お子さんの本棚にそっと置いておくだけで、理科や歴史が好きな子に育ってしまうかも…!そんな願いと情熱のこもった本なので、見本が届いた時は一同喜びもひとしおでした。

もうすぐ新学期です。新生活です。
新しいクラスにはあんなイケメンや、そんな美少女もいる事でしょう。
しっかり準備して、彼らに負けないように例えば校庭のサクラのごときバラ色の学校生活を過ごして下さい。(サクラはバラ科の植物です)

でも友達にはこっそり「自分の勉強の秘訣はこの本だよ。」って教えてあげてね。

実績紹介:『仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)

 突然ですがここで質問です。皆さん仏教の宗派というといくつ思いつくでしょうか?「真言宗に・・・、浄土真宗・・・」と、何個も思いつく方はそう多くはないのでは?
 そこで本日ご紹介するウエイドの新刊がこちら。株式会社宝島社様から刊行の『仏教十三宗派「名僧と縁(ゆかり)の寺」』です。
『仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)表紙
 そう、日本の仏教はこの本で紹介している十三の宗派に分かれているそうです。本書では各宗派の成り立ちや思想、開祖となった名僧や縁の深い有名な寺などが解説されています。

 この度ウエイドでは、フォーマットデザインとDTP、地図の制作を行いました。十三ある宗派に合わせて十三の章がありましたので、章扉で宗派名を強調し、カラーと地紋の組み合わせで十三パターンのフォーマットをつくりました。
仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)本文1仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)本文2仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)本文3仏教十三宗派「名僧と縁の寺」』(宝島社)地図
 また今回は短期間での仕事ということで、DTPを複数のデザイン事務所で行うため、ウエイドでフォーマットを作って各事務所に配るという形となっていました。

 そこで気をつけたのは「データのわかりやすさ」です。
 フォーマットデータを受け取ったDTP担当の方がスムーズに作業できるよう、一目見てつくりがどうなっているかわかるよう心がけました。
 最終的な見た目には影響しない所ですが、使いやすいフォーマットデータを作るのは意外と繊細な配慮が必要で、その良し悪しが作業の効率に影響しているのに、きちんと作れるデザイナーは少ないのが実情です。
 今回はタイトなスケジュールでの作業でしたが、編集の方との確認や問い合わせも少なくすむよう工夫し、手際よく作業を進められたと思います。

 もしフォーマットを、それも作業が進めやすいデータの制作を依頼したいとお思いなら、まずはウエイドまでお気軽にお問い合わせください。

 『仏教十三宗派「名僧と縁(ゆかり)の寺」』は現在全国の書店にて発売中。大仏で有名な東大寺は華厳宗のお寺であることや、江戸時代に伝わった黄檗(おうばく)宗という宗派があることなど、身近なようで意外と知らない仏教の情報が満載。写真も豊富で旅行先探しにもうってつけの一冊ですよ。

実績紹介:『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』

 みなさんこんにちは!ウエイドの新刊案内のコーナーです。今日ご紹介するのはこちら、毎日新聞出版様から発行の『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』です。
『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』(毎日新聞出版)表紙
 今回こちらの本では装丁からページデザイン、地図制作など幅広く手掛けさせていただきました。

 真田幸村といえば今年のNHK大河ドラマ『真田丸』の主人公に抜擢され、今最も注目される戦国武将といえるでしょう(ちなみにドラマでは「幸村」ではなくより史実に正確な「信繁」の名前が使われるそうです)。
 この本も大河ドラマとのタイアップ企画となっていて、巻頭には『真田丸』出演陣の特集が組まれております。
『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』(毎日新聞出版)大河ドラマ

 ウエイドは毎年大河ドラマに関連した歴史本を手がけていますが、近年の戦国ブームの中でトップクラスの人気を誇る真田幸村だからか、今年ほど関連本が多く出る年も無かったように感じられます。その中でいかに独自性を出すかが重要でした。
 真田幸村といえば、六文銭もしくは角の生えた真っ赤な甲冑をイメージする方が多いかと思いますが、今回はあえて外して、今まであまり使われていない浮世絵を表紙に採用しました。また編集の方からターゲットについて、比較的年配層と聞いていたので、落ち着いた地に足のついたデザインを心がけました。
『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』(毎日新聞出版)本文1
『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』(毎日新聞出版)本文2
 似たような本が多くある中、ちょっと枠を外して他と差を出しつつ、かつターゲット層に合わせたイメージにするというのは当然いつも心がけていることなのですが、今回の「真田幸村本ラッシュ」においては我々の引き出しがどれだけあるのか…。ある意味新たな挑戦だったようにも思えます。

 ところで大河ドラマ『真田丸』も、いよいよ放送が始まりました。脚本はあの『新選組!』の三谷幸喜ですから、あっと驚く展開で視聴者を驚かせてくれるでしょう。
 『真田幸村のすべて 大阪城決戦!「真田丸」への道』は全国書店にて好評発売中、大河ドラマ『真田丸』はNHK総合で毎週日曜20:00から放送中(再放送は翌土曜日13:05〜)です。みなさまどちらともよろしくお願いいたします。

 そしてそして、2017年の大河ドラマは柴咲コウさん主演の『おんな城主 直虎』。実在した女性大名井伊直虎を主人公にしたお話だそうで、また関連本を制作する際にはぜひウエイドに声をお掛けくださいませ!

WEB関係のお仕事です。

常日頃、このブログでは様々な書籍関係(紙媒体)の業務実績を中心にご紹介をして参りましたが、今回ご紹介するのはWEB媒体のお仕事です。
印刷とWebでは細かい部分でルールの異なるところもありますが、伝えたい情報を表現するという部分では共通しています。最近ではWEB関連のお仕事の比重も増えているのです。

一つ目は日経デュアル様のWEBページにて、タイトルバナーと記事内のグラフを製作いたしました。
日経DUAL 記事バナー日経DUAL 記事グラフ
9月3日の記事『平日の夕食を楽しい食卓に変える3つの方法』でご覧頂けます。
世のお母さんの多くが、家族一緒の食事は大切だと考えつつも、そのほとんどが忙しさ故についつい席に着けなかったり、子どもを急かしたりしてしまうそうです。そんなお母様方にも上手な手抜き術で子どもとの時間をゆったり持ってほしいという記事です。

でも当然、載っているグラフは手抜き無しです。

もう一つはJT・日本たばこ産業様の運営するWEBサイトたばこワールド内の図版の製作です。
たばこクロニクル”というコーナーがあって、その中の『かぶき者とたばこ〜風流を愛した戦国の若者たち〜・元祖かぶき者 伊達政宗』で使用されています。
たばこワールド 記事トップ
あの伊達政宗の一日の喫煙スケジュールをグラフにしたものです。
たばこワールド 伊達政宗の喫煙スケジュール
伊達政宗は生まれてくるのがちょっと遅かったですが、2016年の大河ドラマの主人公・真田幸村と並んで人気武将ですよね。

タバコ関連の話題の他に、血気盛んなイメージの伊達政宗の文化人としての側面など、ついつい読んでしまう記事もあり「タバコは吸わないよ。」という方でも戦国ファンであればお楽しみ頂ける内容です。
享年70歳と徳川家康に次いで当時としては相当な長生きですから、食事面などでもなかなか健康に気を遣っていたのやも知れません。

と、まだまだ歴史の話題は尽きないですが、このつづきは記事の方でご覧ください。