立春を過ぎ暦の上ではバッチリ春ですが、
寒暖の差が激しく気候がコロコロと変わる今日このごろ。いかがお過ごしでしょうか。
春といえば、社会人の春と学生の春ではだいぶ感じ方が違いますね。
学生の頃は進級・進学・卒業…と、クラス替えだけでもドキドキしたものです。
受験に向けて集中力を高めねば、という方も多いでしょう。
社会人は異動がなければ学生程の変化がある方は少ないと思いますが、
花粉症がつらくてこの季節は集中できないという方が増えている感じがします。
今回は、そんな集中力を高めたい方々にピッタリの本を、ウエイドライブラリーからご紹介!
まずは、
『「偏差値29→東大薬学部」「開成→東大医学部」の夫婦が教える受かる技術
』(株式会社KADOKAWA様発行)

ウエイドでは口絵部分のレイアウトと図版を担当させていただき、
わかりやすく、かつスタイリッシュなデザインになるよう心がけました。
著者は杉山 奈津子さん、タケ氏さんのご夫妻。
お二人は東大の同級生としてお知り合いになり、後にご結婚されました。
その東大までの道のりはそれぞれまったく違うもので、
奈津子さんは短期集中効率型、逆にタケ氏さんは着実継続安定型。
受験に対する心得や、受験科目5教科それぞれの具体的な勉強法などが書かれており、
指南書…というよりも、おふたりの受験エッセイを読んでいる気分になりました。
私が目を引かれた点は、漫画とゲームに関する項目です。
東大に入るひとは漫画も読まないしゲームもしない?そんなことありません。
むしろ大量の漫画を読んだりゲームをやりこむ人も多いと聞きます。
漫画は語彙力が、ゲームは解くためのプロセスが数学と同じなんだとか。
受験中はコソコソと漫画を読んでいたのを思い出しました…たしかになんとなく目に入り覚えた漢字も少なくなかったなあと思います。
つぎにご紹介するのも、同じく受験のための1冊です。
『「灘→東大理III」3兄弟の母が教える中学受験勉強法
』(株式会社KADOKAWA様発行)

著者は佐藤ママこと佐藤亮子さん。
三男一女のお子さん達の子育てだけでもすごいと思うのに有名校への進学、そして東大理Ⅲへ…
受験はもちろん本人ががんばることですが、周りのサポートも大事なのだなあと再認識しました。
地理はるるぶで位置や観光名所、特産品を覚えたり、等ユニークな方法も満載です。
ウエイドでは本文の図版を担当させていただきました。
ラフな手書き風の線や書体を使い、読者さんにもすんなりと読んでもらえるデザインにしました。
スケジュールを紹介する図版では、ひたすら文章が続いてしまうのを避けるために、
一部を吹き出しに入れるご提案をさせていただき、採用していただきました。
このようなちょっとしたデザインのご提案もウエイドの得意なところ。
受験勉強だけでなく、なにか資格の勉強などをする際にも有用な一冊です。
さて春は新たなことに挑戦したくなる季節でもありますね。
“なかなか続かないんだよな〜”とそんなあなたにオススメしたいのがコチラ!
『なぜ、一流の人は「集中力」が1日中続くのか? カリスマ外科医が教える脳と心の使い方
』(株式会社KADOKAWA様発行)

著者は「牛蒡茶」や「一日一食健康法」で知られる南雲吉則さん。
自ら実践されてきた、集中力にまつわるノウハウが事細かに書かれています。
夕飯を食べたらすぐ寝る、お腹が鳴り始めたら集中力のゴールデンタイムなど、
読む前は“本当に?”と私自身も感じましたが、
しっかりとした理由を読んで“なるほど!”と納得できました。
他にも、良いお酒を少しずつ飲む、小腹が空いたらコンビニのおつまみを食べる(柿の種以外)など、
ちょっとしたこころがけや生活習慣から始められる方法がたくさん載っています。
ウエイドでは本文図版を担当させていただきました。
生活習慣以外でも自分の脳をコントロールして集中力を身につけるというもので、大脳の図版を作成しました。
タイトルにもある“一流”を意識し、シンプルだけれどクールなデザインになるよう心がけました。
脳には、秩序を守ろうとする「新皮質」と、本能のままに生きる「辺緑系」という2つの脳があります。
赤ん坊のころは辺緑系だけを使っており、成長するにつれて新皮質をつかいはじめ、
秩序(新皮質)に本能(辺緑系)が抗おうとするのが反抗期のはじまりだそうです。
なにか説明できない気持ちの変化によるものなのかと思ってましたが、ちゃんと脳が働いてるんですね。
今日から集中力を高めるためにコンビニでおつまみを買ってこようと思います。