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今年もキルトフェスティバルの季節がやってきました。

2020年1/23(木)-29(水)の間に「第19回 国際キルトフェスティバル」が開催されております!

こちらは東京ドームで開催される程の大規模なフェスです。
国際と名乗っているだけあり、海外からもお客さんが訪れます。

一体中では何が行われているかというと、キルトの作品が飾られていたり、手芸メーカーがブースを出し商品を販売していたり、ステージやワークショップも行われていたりしてます。

作品の中にはキルトコンテストで賞をとったものが飾られており、その華々しさは圧巻です。
私はキルフェスのホームページで写真を見ましたが、それだけでも凄さが伝わってきます。
キルトの域を超えているのでは・・・?

 

出店ブースではミシンや糸、針、本などなど、手芸にまつわるものが売られています。
いろいろな企業の商品を一気に見れるので、自分の欲しいものを選別しながら買い物ができる良い機会ですね。
ウエイドでも普段からお世話になっている手芸関係の業者さんも出店しているので、是非足を運んで頂けると嬉しいです。

また、ステージやワークショップでは、ハワイアンキルトでお馴染み、あのキャシー中島さんが登場します。
この機会にぜひイベントに参加してみてはいかがですか?

このように一歩中に入ればキルトの世界にどっぷり浸かれるので、キルト好きの方は大変楽しめるはずです。

1人で行くのもよし、友達と行くのもよし、家族と行くのもよし、そんな国際キルトフェスティバルのご紹介でした。

過去に行われた「第16回 国際キルトフェスティバル」の様子をウエイドスタッフが撮影したもの
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大人気★ハンガリー刺繍キットシリーズ続々登場!

金亀糸業さまの刺繍ポーチキットシリーズが、好評につきシリーズが続々登場しております!

今回は、ハンガリー西部のブジャーク村に伝わる刺繍があしらわれたポーチ2種類です。

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ウエイドでは前回(『マールリットの刺しゅうポーチキット』紹介記事)同様パッケージのデザインと作り方のイラストを担当しています。
引き続きお仕事のご依頼いただきまして、ありがたいことでございます。

サンプルを頂戴しましたので、例によって実際に作ってみました。

さて、今回の「作ってみた」では、
この度、新たに加わったウエイドスタッフが、手芸が得意ということを聞いたので、「作ってもらった」と題しまして、刺繍からポーチの組み立てまで代わりに作ってもらいました〜。
(入社早々忍びないと思いつつ…。)

他のジャンルの手芸に比べて刺繍はたしなむ程度だそうですが、なんとか制作期間1週間くらいでやってもらいましたよ。
こちらが完成品です!いかがでしょうか?

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金亀さんキットのポーチとハンガリー刺繍の可愛らしい魅力を見事に引き出してくれたのではないでしょうか⭐︎

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オリジナルで、弊社のロゴであるウエイドくんマークをあしらってくれました。
なんだかウエイドくんが、いつもよりキュート(?)に見えますねぇ。

こんな感じで、本品を購入してくださった方も、楽しみながらお気に入りのポーチを作ってくれたら最高です!

そして今回作った作品は、ウエイド手芸制作部の公式TwitterにすかさずUPしました!
今後も作ってみた(作ってもらった)作品はTwitterInstagramに随時アップしていきたいと思ってますので、こちらの方も何卒ご贔屓に。

Katy_iconケイティーちゃんのアイコンが目印です🎵

「はじめての刺しゅう本」の決定版ができました!

新年度、心機一転して新しい趣味にチャレンジしてみようと思っている方へ。
ウエイドブログでは様々な手芸本を紹介してきましたが、その中でも「初心者向け刺しゅう本」の決定版ともいうべき一冊ができました。

それが今回紹介する、西東社さま発行『はじめてでも上手にできる 刺しゅうの基本川畑杏奈 監修)』です。

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ウエイドでは、図案と作り方ページのトレースと作図を担当しました。

基本の刺しゅうの解説や応用方法はもちろん、総勢14名の作家さんによるオリジナル図案を合計580点掲載。
一冊の刺しゅう本としては、かなりのボリューム感です!

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図案は動物・植物などの身近なモチーフをはじめ、誕生日、クリスマス、出産祝いなどのイベント向けの絵柄から、アルファベットや線などの汎用性が高いものまでバラエティに富んでいます。

身の回りの小物のリメイクに、お祝いの贈り物に、お子さんの持ち物にワンポイント…などなど、見ているだけでも様々なアイデアが浮かんできますね。

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今回に限らず、手芸本の制作時は「実際に作る方の目線」を忘れないように心がけています。
テキストや引き出し線の配置ひとつとっても、いかに見やすく、なおかつ邪魔にならないか(矛盾しているようですが)ということを常に考えながら作らせていただきました。

読者さんが作品を作る際には、作業に集中してとにかく楽しん読み進めて頂けたら我々としても大満足です。

最後に、本書に掲載されている580点の中から「イチ推し図案」を当社スタッフに選んでもらいました。


イラストレーターSさんの推し図案。
睡眠中かはたまた人見知りなのか、顔を隠してまるくなる姿がキュートです!


こちらは、イラストレーターHくんの推し図案。
ただでさえモフモフのクマさんが、マフラーでさらにモフモフしていてキュートです!

このように、かわいい図案が満載の使える一冊となっております。
本書の内容を一通りステッチすれば(1日1点でも約1年半)、あなたも立派な刺しゅうのプロになっている…かも?

ちりめん細工〜江戸から続く女子の嗜みを分かりやすいイラストで紹介〜

みなさん、たばこと塩の博物館には行ったことがありますか?

東京都墨田区にある煙草と塩についての博物館で、日本専売公社(今のJT)が設立しました。
こちらの博物館では煙草と塩の展示以外にも、日本やアジアの文化に関する特別展を度々開いています。

そして現在開催中の展示が、「ちりめん細工の今昔」です。

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ちりめん細工とは、着物を作る際に出た余りのちりめんを使った裁縫細工のこと。
江戸時代に始まり、明治・大正と上流階級の女性の嗜みとされました。

今回の特別展は江戸〜大正にかけて作られた様々なちりめん細工を一堂に集めたもので、兵庫県姫路市にある日本玩具博物館の協力のもと開催されています。
ちなみに開催期間は1月23日〜4月8日までです。

その日本玩具博物館ではちりめん細工の伝統を継承するため、ちりめん細工の講座を開催しているのですが、「ちりめん細工の今昔」展では第二部「今によみがえった平成のちりめん細工」展として同館認定講師の方々の作品も展示されています。
現代の作品はちりめん細工をいくつも紐で吊るした「つるし飾り」や「傘飾り」が多く、非常に賑やかな印象です。

さて、その日本玩具博物館認定ちりめん細工講師の方々が執筆した、ちりめん細工のハウツー本がこの度発売されました。
日本ヴォーグ社様から刊行の『季節のつるし飾りとちりめん細工』です。

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ウエイドではこちらの本の作り方の図と実物大型紙のトレースと配置を担当しました。
このつるし飾りは様々なちりめん細工を組み合わせて作るため、パーツ数が非常に膨大です。
多くの図を紙面の中に配置するので窮屈な印象になりがちですが、ウエイドはつるし飾りやちりめん細工の本ならすでに何冊も手がけております。
知識と経験を総動員しつつ、少しでも見やすく解りやすい図になるよう考えながら仕上げました。

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ところで「ちりめん」って漢字で書くと「縮緬」なんですね。

なんだか字の感じが「担担麺」に似てます…。

パッチワーク界の人気No.1アイドル! その素顔とは?

今回ご紹介するのは、ブティック社さま発行の『パッチワーク教室』。
手芸書大手の出版社から発行されている、人気のパッチワーク雑誌です。

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ウエイドでは、2018年冬号にて作り方ページのトレース・DTPをお手伝いしました。

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これまで様々なジャンルの手芸書を手がけてきたウエイド手芸制作部は、図を描くにあたってどのような点に着目しているのでしょうか?
ここではその作り方の作り方を少しだけご紹介します。

今回は「パッチワークの作品をバッグや小物などに仕立てる」という複雑な工程のページもあるため、特に立体物の作り方については、実際に縫っているときはどのような形なのか? というのを頭の中で常に意識しながら図を作成しています。

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その一方で、あえて「正確さ」より「分かりやすさ」を優先することも。

例えば、画像の「落としキルティング」は、縫い目のきわにキルティングを入れてモチーフを立体的に見せる手法ですが、図の位置は実際に縫い目を入れる場所から少しずらして視認性を上げました。

このように、手に取った方に「作ってみたい!」と思っていただける誌面を目指して、手芸制作部は様々な工夫を凝らしているのです。

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巻頭特集は「私の好きなサンボンネット・スー」。
この日除け帽(サンボンネット)をかぶった顔の見えない女の子・スーは、世界でもっとも人気のある図案とも言われ、1910年代のアメリカで誕生してから現代に至るまで、様々な姿のスーが生み出されています。
こちらの記事に詳しい説明があります)

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今回の特集でも様々な服装やシチュエーションのスーが登場しますが、中には振袖で日本のお正月を楽しむ姿も!

さすがパッチワーク界のアイドルだけあって、仕事の選ばなさがハンパじゃありません…この時代や文化の違いをものともしない順応性が、100年以上も世界中で愛されている理由かもしれませんね。

そして、来月1月25日からは東京ドームで「第17回国際キルトフェスティバル」が開催されます!
さらにキルトへの興味を深めたい方はこちらもチェック!
(昨年のウエイドスタッフ参加時の様子はこちら

北海道の大自然から生まれた模様、刺繍で再現してみませんか?

北海道を拠点に活動し、オリジナルのテキスタイルを手がける「点と線模様製作所」。
自然や植物、野生動物などをモチーフにした、素朴ながら生命力にあふれた図案が魅力です。

布博で行列のできる人気ぶりだとか。

その世界を刺繍で再現できるのが、グラフィック社さま発行の『ten to sen の模様刺繡 ハンドステッチで描く、素敵な模様の刺繡布』。

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合計20点の刺繍図案は、全てパターンを上下左右に繰り返し繋げられるようになっています。
好きな大きさの布に総柄刺繍をしたり、逆に図案から小さなモチーフを取り出してワンポイント刺繍にしたりと、この一冊でさまざまな創作の幅が広がります。

ウエイドでは、掲載図案(先生の手描き)の調整、小物の作り方ページの作図、そして基本ステッチのやり方の一部作図を担当いたしました。

図案は「作者さんのタッチをそのまま活かしたい」とのことで、手描きの原画をそのまま活かしつつ、刺繍の図案としても分かりやすくなるように色を一部加工しています。

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眺めているだけでもワクワクするような、素敵な図案に仕上がりました。

総柄刺繍は難しくても、小さなモチーフなら自分にも作れるかも…?
という訳で、「作ってみたのコーナー」!
今回製作するのは、ウエイド刺繍部新人にも作れそうな「刺繍ブローチ」です。

まずは図案から好きなモチーフをひとつ取り出し、布に刺繍していきます。

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図案を描くのと、実際に刺繍するのは勝手が違いますね…
フレンチノットのサイズが見事にバラバラです(泣)
でもどんどん刺して埋めていけば、気にならなくなるから大丈夫!

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悪戦苦闘しつつも、なんとか刺繍が出来上がりました。

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刺繍した布をブローチに仕立て、完成です!
(作り方の詳細については、ぜひ本を購入してご覧ください!)

同じ図案でも布と糸の色でイメージが変わるので、組み合わせを色々考えるのも楽しいですね。
最近はすっかり寒くなりましたが、冬の夜は北の大地に思いを馳せながら刺繍の世界に浸ってみるのも良いのではないでしょうか?

手芸のパッケージデザインと作り方イラストで、楽しい時間のお手伝いを…

今回の業務実績紹介は刺しゅう素材や裁縫道具を販売されている老舗(創業はなんと明治26年)、金亀糸業さまからご依頼頂きました、
マールリットの刺しゅうポーチキット』をご紹介します。

キットの手順に習って作ると、ハンガリー刺しゅうをあしらった東欧情緒が感じられる可愛らしいポーチが完成します。
しなやかさと光沢が自慢のマールリット糸の、ふっくら優しいサテンステッチが特徴です。
お花柄のポーチが2種類発売中。
オカダヤさんの新宿本店と町田店、また、ホビースクランブルマーノクレアールの各店でお取り扱い中だそうです。

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ところで、ハンガリーというと国名は知っているけれど少し馴染みは薄い感じでしょうか?
場所はオーストリアやルーマニアのお隣で、首都はブダペスト。
旅行したことはないのであまり詳しくないですが、ヨーロッパとアジアの交差点のような位置にあるので、氏名も苗字→名前の順で、子どものお尻には蒙古斑があるそうです。
アジアっぽいですね。
それから、ルービックキューブを作ったルービックさんはハンガリー出身の数学者だそうですよ。
少しハンガリーに親近感を持っていただけたでしょうか?

ウエイドではパッケージ全体のデザインと、作り方イラストを担当しています。

今回は書籍に掲載される作り方イラストとは少し違って、キットのパッケージに掲載されるものなので、掲載スペースもいつもとは多少異なってきます。

スペースが限られているため、図が小さくなってしまいがちですが、紙面全体のレイアウトを工夫したり、イラストをよりシンプルな見せ方に調整していくことで、少しでも作りやすいものになるよう思いを込めて取り組みました。

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また、今回の商品は金亀糸業さまの指針として、どんどん量産していくというよりは、「じっくりいいものを作りたい」という理念のもと企画されたそうです。
我々もその意気込みにお応えしたい気持ちでじっくり作りこんでいきました。
(ちなみに、 こちらの商品は数量限定になっていますので、お早めにお買い求めくださいませ。)

金亀糸業さまからのご依頼は今回が初めてです。以前に別の手芸関係のお仕事でご一緒させて頂いた方が、我々ウエイドのことを覚えていてくださって、ご紹介して頂いた事がきっかけです。
とても嬉しい事です。

今回の事を励みに、今後とも制作に一緒に携わる編集さんや作家さん、メーカーの方の期待に応えるのはもちろん、読者の方々が「できた!」「よかった!」という時間を持てるよう、よりいいものに挑み続けるウエイドでありたいと思います。