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『武器と甲冑』大好評発売中!

9月8日にウエイドのイラストレーター渡辺信吾が関わる本
図解 武器と甲冑』(ワン・パブリッシング)が発売されました!

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今回はそれに乗じて、本の内容をご紹介したいと思います。

この本は元々『歴史群像』というミリタリーに特化した雑誌で連載していた特集を
一冊の本にまとめたものです。
イラストと解説を弊社の渡辺。
構成と文をミリタリーライターの樋口隆晴さんが担当しています。

内容としては、
・平安から戦国末までの武器と甲冑の紹介
・武器と甲冑が戦争や戦い方の変化に伴いどう変化を遂げたのか
・武器と甲冑の使い方
など

美術品としてではなく「戦うための道具」という観点から武器と甲冑を紹介しています。

また「戦うための道具」というだけあり、実戦で道具をどう使って戦っていたのかがよく分かります。

そして、だからこの形になったのかと経過まで理解できる代物。
より深く武器と甲冑を知ることができ、武器と甲冑について詳しくない私が読んでもわかりやすく理解できたため、今から興味を持った方にもおすすめです。

特集の連載期間は4年にもなり、
本になってからは更に新規描き下ろしも追加され、ボリューミーな内容に仕上がりました!&

ぜひ実物をお手に取っていただけますと嬉しいです。

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弊社のイラストレーター渡辺信吾に依頼したいイラストの案件がありましたら、以下お問い合わせページよりご連絡ください。
https://wade-japan.com/contact/

イラストサンプルはこちら
http://wade-japan.com/illustration/

お待ちしております!

世界の傑作機の本のイラストを手がける!

今回ご紹介する本は文林堂さまより発行された軍用機マニアには必見の『世界の傑作機 ハインケルHe177 No.192』です。

この本は世界のあらゆる軍用機ごとに特集が組まれて、内容は軍用機に関しての解説、イラスト、透視図、記録、知らざる話などありとあらゆる情報が盛り込まれており、軍用機マニアにはたまらない一冊となっております。
2007年にも一度、ハインケルHe177の特集の本を発行していますが、さらに今号は新しい情報や解説を盛り込んでパワーアップしています。

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ウエイドでは今回なんと、巻頭カラーのイラストの見開きで内部透視図を飛行機マニアのイラストレーターの渡邊が手がけました。

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そもそもこの話をいただいた経緯を説明しますと、渡邊がこのハインケルHe177軍用機を描いて、この途中経緯をSNSで随時アップしておりました。
そこにお仕事で軍用機をよく描くイラストレーターの方の目に止まり、出版社さまにご紹介を経て、渡邊に正式にご依頼を受けました。彼はまさかの出来事にとても驚いておりました。
ご依頼に応えようとさらにやる気が出て、途中まで描いていたこのハインケルHe177軍用機を懸命に仕上げました。

今回、渡邊にどのように描いたのかを聞いたところ、その描き方にとても驚きました。
まず、軍用機の設計図をみて、3Dモデルを起こし、パソコンのアプリで着色しているそうです。
軍用機の設計図を見ても、私は立体的などうなのかなど全く想像すら湧かないので、それだけでも驚きました。
一番驚いたことは着色の工程で当時の写真はモノクロしかないので、資料などを参考にして着色しているそうです。
以前にもウエイドでモノクロの写真をカラーに再現する彩色写真家のカレンダーを手がけたことはありますが、とても臨場感が出ていて素晴らしかったです。軍用機を描くには、ただ模写するではなく、どんな色や形なのかを研究を探求することが重要だと気付きました。まさに職人技です!

ちなみにこのハインケルHe177はドイツ製で、特徴的なのは機動力を上げるために1つの軸を回すのに2つのエンジンを使う設計になっているところです。
とても珍しい構造みたいですが、あまり活躍の場はなかったそうです。

ウエイドには渡邊のようなある一つの事に突き抜けた人材がまだまだいます。
例えば、甲冑やペンギンなどとさまざまです。何かこんなイラストをお願いしたい、依頼したいけどとお悩み方がいましたら、ぜひお声かけ下さい。きっとこれだというものに見つかるはずです。

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人気上昇中!メカ・ミリタリー・イラストレーター渡辺信吾 大特集!

今回は、ウエイド所属イラストレーター・渡辺信吾の担当致しました、イラストのお仕事をドドンッ!とご紹介したいと思います。

ご存知の方も増えてきていると思いますが、幼少の頃から飛行機が大大大好きで、歴史や戦史の知識も非常〜に豊富なイラストレーターです。

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昨年末に発刊されました『西洋甲冑&武具 作画資料』では著者としても活躍しております。
本人自ら著書のご紹介もさせていただいております。詳しい内容はコチラ

まずは、『世界を変えた暦の歴史』(谷岡一郎 著/PHP研究所 刊)です。

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暦と社会のつながりを紹介する本書には、「アンティキテラの機械」のイラスト2点を掲載していただきました。

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アンティキテラの機械とは、一体なんなんでしょうか?

1901年、エーゲ海・アンティキテラ島の沖合で紀元前70〜60年ごろの難破船が発見されました。
その中で時計のような、歯車がいくつも使われたものが見つかります。
しかし当時はまだ時計が開発されるよりもはるか昔です。

この機械の謎に挑んだ学者たちのお話しは一冊の本になるほどですが、結論を言ってしまうと、アンティキテラの機械とは、古代ギリシアで作られた、日食と月食の時期など天体の運行を計算する機械だったのです。
まさに、世界最古のコンピュータではないかと推測されるものでした。

本イラストは、イギリスの科学博物館のマイケル・ライトが復原したレプリカと、 他諸説を参考にし、アンティキテラの機械の外観と内部構造を立体的に表現しました。
奥行感が出たことにより、複雑な構造や仕組みも視覚的によりわかりやすくなっており、精密なイラストを得意とする渡辺ならではの工夫がなされています。

実はこのイラスト、ウエイド発行『茶柱探検隊』にて渡辺がすでに描きおこしていたものです。
偶然にも、アンティキテラの機械のイラストをご依頼いただき、晴れてメジャーデビューとなりました。

本書ではモノクロでの掲載ですが、茶柱探検隊18号(P26-27)ではにて掲載されております。

 

次は書籍のお仕事です。
「ななつ星」「四季島」「瑞風」ぜんぶ乗ってきた!』(中嶋茂夫 著/河出書房新社 刊)

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ウエイドでは装丁、装画を担当致しました。
表紙に使用されている装画を渡辺が担当しております!
戦闘機や飛行機、甲冑などを得意とする渡辺ですが、今回初めて電車のイラストに挑戦致しました。
車体がメタリックのような色合いで、光り具合の表現に苦心したそうです。
本書は昨今ブームとなっている豪華寝台列車をご紹介する一冊となっております。

普通の旅行ではリラックスして移動というのはなかなかできませんが、
こんなホテルのような車内・客室だったら、移動時間も楽しいひと時となりますね。

 

最後はプラモデルのパッケージイラストです!
ちび丸 ティーガーI (東部戦線仕様)』(フジミ模型 販売)

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フジミ模型の方が、雑誌『Scale Aviation(スケールアヴィエーション)』の、
渡辺がイラストと文章を担当している連載「巨人機の時代」をご覧になってお声がけしてくださいました。

今回はティーガーという第二次世界大戦中、ドイツで開発された重戦車のイラストということで、戦闘機、戦車などのイラストを得意とする渡辺のフィールドと言えるでしょう!

こちらは“ちび丸シリーズ”という、戦艦や戦車をデフォルメしたプラモデルのシリーズです。
プラモデルの設計書を参考に、イラストの構図からご提案させていただきました。

元にしているのは戦時中の戦車ですので、当時の戦場の臨場感が出るような動きのある構図を、というご要望に見事に応えた仕上がりではないでしょうか。

今までに無い種類のお仕事でしたが、新たな媒体への一歩となるお仕事となりました。

 

こんなイラストをずっと描き続けて一生過ごしたいという渡辺、一番好きなのは第一次世界大戦前後の大型機だそうです。
渡辺が他の仕事をしなくてもいいくらいに、この手のお仕事を大募集中です!