錯視画像ってありますよね、同心円が螺旋に見えたり、静止画像なのにゆっくり動いているように見えたりするような、いわゆる「目の錯覚」というやつです。
そして数ある錯視の中に、「カフェウォール錯視」と呼ばれるものがあります。
それがこちら。
横に伸びる直線は本来平行ですが、間に白黒のマス目をずらして置くと、人間の脳には線がゆがんで見えるというものです。
で、次に見ていただきたいのがこちらの画像です。
どうです?階の境目がゆがんで見えるでしょう?
壁面のデザインに錯視を取り入れた大胆なデザインのこの建物、私の実家近くにあるのですが、前を通りかかるたびに目に止まります。
さて、この建物のことは一旦置いておいて本題です。
昆虫の生態やプログラミングなど様々な科学の話題を取り扱った子供向け科学雑誌です。
こちらの雑誌では2018年9月号から錯視に関する連載が始まりました。
それが明治大学の杉原厚吉教授による「錯視道」なのですが、この杉原教授のイメージイラストを、ウエイドのイラストレーター森崎が制作しております。
杉原教授は大学で錯視の研究をすると共に空手もやっていらしたので、錯視作家と空手家のハイブリッドイメージに。
毎回イラストの使い方に合わせてポーズや色を変更できるように、数パターンのポーズを色の調整がしやすいデータで製作しております。
連載自体は「錯視道」と空手道場がモチーフですが、教授は温厚そうな方だったので、似顔絵は温和な感じになっております。
ところで冒頭のビルの画像ですが改めて確認したところ・・・。
(赤い線が実際に平行な線)
おお!やっぱり平行だ!
今まで「実は本当にずれてるんじゃないの?」と思ってましたが、長年の疑念もこれで解決しました。