日々の生活のなかで、ちょっとしたものが必要になったらご自分で作ってみては?
自分の好きな材料で、ぴったりのサイズで作ったものは使うたびに嬉しくなります。
今回は、子供の頃から刺しゅうや編み物に親しんできた林ことみ先生が、日々の手仕事を楽しむコツやちょっとしたテクニックを、ご自身の思い出を交えながら綴ったエッセイ。
誠文堂新光社さまから発売中の『手仕事礼讃 日々の暮らしの中に残したい 手づくりを愉しむコツと工夫(林ことみ 著)』をご紹介したいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、著者の林ことみ先生について改めて紹介させて頂きますと、大人気のハンドクラフト作家であり、編集者でもある方で、北欧で開かれるニッティングシンポジウムにも参加するほか、北欧のニットを国内に紹介する活動もされています。
我々ウエイドも何度かお仕事をご一緒させていただいていて、なんと弊社発行のフリーペーパー『茶柱探検隊』にもご登場頂いています。
コチラもあわせてどうぞ!
それでは、気になる本の中身をちょっとだけ拝見。
「わぁぁ…、あったか〜い。(о´∀`о)」
本書は全編に渡って版画風のやわらかい雰囲気のイラストがたくさん掲載されています。
掲載作品の写真はもちろん、林先生が普段使っているお気に入りの作業道具や道具入れも登場していて、こちらも味わいがあって素敵です。
本の中で語られている思い出のエピソードとあいまって、ほっこりした心持ちになれるはずです。
ちなみに、そのまま読み進めて頂きますと、
今回ウエイドで担当している編み物の編み方説明図も登場します。
編み物初心者でも、編み方の基礎的な部分で悩まずに作れるように説明したイラストになります。
長年多くの編み方説明図を手がけて参りましたが、見直すたびに、もっとこうしたら見やすいかなと細かな改良点に気が付いてしまうもので…。
本ごとで強調したい情報もその都度変わってくるので、奥深い手の掛かるヤツです。
しかし、図の良し悪しなど意識もせずに楽しく作れるように、と願って、毎回判りやすい作図に根気よく挑んでおります。
という暑苦しい話はさておき、
あったか懐かしい雰囲気に包まれた本書を読めば、楽しみながら手芸が上達するコツも見つかり、「何か作ってみようかなぁ」という気持ちがふくらんできます。
まだまだ寒い日が続きます。
使う人のことを想いながら作った一つだけの贈り物は、きっとあったかい思い出になるでしょう。
手作り大好きな方はもちろん、昔好きだった方、手伝いや授業で手作りした方などなど、いろんな方の次の手仕事のきっかけに、大推薦の一冊です。