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毛糸で編む、ぬいぐるみあみぐるみの本

季節もすっかり秋になり、空気も冷え込んできましたね!
そう、編み物シーズンの到来ですよ〜。

編み物というとマフラー、帽子、手袋が一般的ですが、今年は少し違うものに挑戦してみませんか?
という事で編み物が好きな人も興味がない人にも是非、紹介したい本があります。
誠文堂新光社様から刊行の『編み地を楽しみながら作る動物のぬいぐるみ 棒針編みのあみぐるみ』。

著者は手芸家・ニットデザイナーである伊吹広子氏です。
そう、毛糸で編むぬいぐるみ、あみぐるみです!
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本書は動物が好きな著者が動物図鑑や写真集を参考にして、動物が持つ「らしさ」を大切にし表現したこだわりの一冊です。
背中の丸みや足の裏の形など細部まで表現しています。

今回ウエイドでは作品の編み図、完成イメージ図と編み方の基礎図を手掛けました。
こだわったポイントを各パートから紹介したいと思います。

作品編み図
・編み図のマス目は通常より薄くして見やすくしてあります。たくさんのマス目を一度に見ると疲れてしまうので目に優しいですね!
・編み図は使う毛糸の糸ごとに色分けをしています。使う色数が多く、今回は思い切って色を反転してみました。なんだか、シックでおしゃれな編み図が出来ました!!
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完成イメージ図
・顔パーツの配置や刺しゅうなどの細かい指示をしてあり、顔の作り方が一目で分かりです。
・写真では分からないワイヤーを入れる位置も、イメージ図を見ながら進めれば迷わないで済むはずです。
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基礎図
・普段、編み物の技法書以外ではあまり見かけない編み方基礎図を何点か作成しました。基礎図の中でもレアな引き上げ目(一段)が渾身の一作ですので、ご覧いただきたいです。
レアであるため少ない情報の中で苦心したのですが、ウエイドのスタッフが今までの培った経験で制作しました。編み方基礎図は編み物をするときにはとても頼りになりますよね!
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さて、この本の特徴もお伝えします。
動物達一匹一匹に名前がついているのです!作品の紹介のページでは著者はその名前で動物を紹介しています。作り上げたら、思わず名前で呼びそうですね!
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もう一つは動物達が後ろ姿の写真が多いということです。確かに作品の写真は正面や斜めなどきれいに写る角度が多いですよね。しかし実際に作ることを考えると、特にあみぐるみの場合は最後にわた等を入れて閉じる部分がどのような感じなのかが気になると思います。
後ろ姿の写真だとその悩みが解決しますね。よくよくみると動物のおしりが集まるとこれはこれでかわいいですね!!
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ウエイドでは手芸本の中でも編みものにも編み図や基礎図などノウハウが多いです。編み図や基礎図、編み物に関することは何でもご相談くださいませ。