暮しの手帖さんと、実証主義で型紙を作りました。

出勤前になんとなくテレビをつけるとやっているNHKの朝ドラ。
最近では『とと姉ちゃん』が主題歌と合わせて何かと話題になりましたね。

このドラマで高畑充希さんが演じた主人公は、雑誌『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子さんがモデル(ドラマでは「あなたの暮し」と「小橋常子」になっています)。
戦後、人々の豊かな暮らしのために奮闘する雑誌編集者のストーリーがドラマの中心となり、なんか偶然テレビでやっているのを見ると、いっつも雑誌の方針をめぐって唐沢寿明と激論を交わしていた印象があります。

さて、『とと姉ちゃん』でフィーチャーされた暮しの手帖は、昭和23年創刊という歴史ある雑誌。

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庶民的な内容の中にも格調高い伝統を感じます。
そんな国民的雑誌ともいえる『暮しの手帖』ですが、実はこの度、ウエイドがそのお仕事をお手伝いさせていただきました。
それがこちら、『暮しの手帖87号』でつくり方が紹介されている「はおりもの」の型紙です。

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こちらは雑誌とは別売りの付録なのですが、今回ウエイドはその型紙を制作いたしました。

暮しの手帖社の前身は衣裳研究所というくらいですから、昔の暮しの手帖では、もちろん服の作り方を紹介していましたが、最近では型紙つきの企画はご無沙汰だったとのこと。
今回は特集の内容から、希望者には型紙があった方が親切というご判断で、ウエイドにお呼びがかかったというわけです。

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実際に作って楽しんでみてほしい!
というデザイナーさんや編集さんの想いが詰まった型紙が、なななんと送料・消費税込みで800円。
配送で濡れたり曲がったりしないよう、しっかりした梱包で届くそうですから、利益は出るのだろうかと心配になってしまいます。
型紙の通販サイトをご案内…と思ったら、本誌に綴じ込みの振り込み用紙でのみ注文できるという趣向のようです。
ぜひ本誌と合わせて、型紙もお求め下さい!

それから、今回いっしょにお仕事をしていて感銘を覚えたのが、暮しの手帖の方々に受け継がれている実証主義。

一度作った型紙をもとに、もう一度作品を作って、間違いがないか確認したとのことでした。
『とと姉ちゃん』でも商品試験(暮しの手帖では商品テスト)をやっていましたね。

そうそう、『暮しの手帖87号』で、こちらの型紙の作品を作っているのが“のん”さんで、朝ドラつながりとなっています。

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ちなみに私は普段はメイクしない派です。

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